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「ばね指」、「腱鞘炎」などの原因となる、腕の筋肉のトレーニング

本記事では、
1.前腕の小指側の筋肉である尺側手根伸筋(しゃくそくしゅこんくっきん)の役割について説明します。
2.実際に私が経験した上で、最も簡単で、効果があった尺側手根伸筋のリハビリトレーニングの方法について説明します。

皆さんこんにちは。
いつもご覧いただきありがとうございます。

今回は初めて、腕の筋肉のリハビリトレーニングについてお伝えしたいと思います。

尺側手根屈筋(しゃくそくしゅこんくっきん)
下を噛みそうな名前ですね。

手首から腕についている筋肉で、この筋肉を鍛えると様々なメリットがあります。

まずは、この筋肉の役割から見ていきたいと思います。


1.尺側手根屈筋(しゃくそくしゅこんくっきん)の役割について


前腕屈筋の中で1番内側(尺側)にあり、尺骨神経に支配されている、大きな筋肉です。
拳を握ったり、開いたりする動きをサポートしています。

尺側手根屈筋は大きい筋肉なのですが、さぼりやすく、筋力が低下すると
腕の骨(尺骨)がズレていくのを防ぐため長母指外転筋(ちょうぼしがいてんきん)等が過剰に働き緊張しやすくなります。その結果「腱鞘炎」などが起きやすくなります。

また尺側手根屈筋の筋力低下により、長母指伸筋(ちょうぼししんきん)等が緊張しやすくなり、結果的に「ばね指」等の原因にもなります

2.尺側手根屈筋の効果的で簡単なトレーニング方法。


尺側手根屈筋のトレーニングは簡単です。

ただコツがあります。それは絶対に肘を曲げないことと、手のひらは正面をむけること

肘を曲げると他の筋肉に代償が入ってしまい尺側手根屈筋に効率よく力が入りません。

手のひらを正面にして、腕の小指側(青線のあたり)に力が入っているのを感じながら5〜10秒ぐらいゴムボール等を握ります。
これを数回から10回程度おこないます。

最初の負荷は無理をせずにゴムボールくらいから初めてみて、徐々にハンドグリップなどを使うと、良いでしょう。

3.まとめ

どうでしたでしょうか❓
尺側手根屈筋、聞き慣れない言葉ですが重要な筋肉です。
今回の方法は隙間時間にできるので簡単ですね。
無理をしない範囲で行なってみてください。

尺側手根屈筋を鍛えると、握力が増えバトミントンや剣道などの運動能力が安定、向上するそうです。

ばね指や腱鞘炎の方にも有効だと思います。

またばね指や腱鞘炎がある方の中には神経性の疾患や膠原病等が原因の場合もあるので、症状が長引いている場合は医療機関を受診するようにしてください。

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