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白白庵
2021年4月22日 10:45
人は内面にカオスを抱えたままに生まれ育つ。仮に外的な世界が内面の投影であるならば世界はカオスそのものとして始まる。その混沌とした世界の中で自分自身という”うつわ”に芽吹き、内的に見出される小さな差異を整理することで我々は自己を獲得していく。 しかし、その体系化された差異としての徴(しるし)は新たなカオスの材料となる。世界認識をするためのカオスの体系化は、新たなカオスを再生産する行為に他ならな