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義務教育になぜお金の授業がないの?

こどもとの話しの中で必ず行き詰まることがある。
なんで、勉強しないといけないの?
なんで、仕事しないといけないの?
なんで、学校行かないといけないの?
なんで、土日だけ休みなの?
なんで、がたくさんあるので、なんとか説明するのだが、毎日の当たり前のことは考えずにいたわたしは、すぐに答えられない。

周りの子たちは塾ばかりだから勉強しないと後れをとってしまうとか。
ちゃんと仕事につかないと安定した生活が出来なくなるとか。
学校行かないと友達ができずコミュニケーションがとれない大人になっちゃうからとか。
仕事や学校で疲れをとるための週に二日休みがあったほうがいいからとか。
こんな安易なこと言ったら、昭和時代の親と変わらないじゃん!
親子共々ほとんど追われている毎日だ。
正直、親のエゴも入っている。まずいな。
なので、息子と一緒に考えてみるのである。

ビジネス、結婚、定年、社会保障、災害、事故、病気、老後と考えると、まるでどっかのライフプランナーみたいになり、結局はお金の話しになるのだ!
資本主義社会の中で人が生まれてきた以上はこどものときから、一番知っておかないといけないのではないかと思う。
ここで疑問が出てきた。

義務教育になぜお金の授業がないのか。

お金を儲けるとか、お金があればなんでもできるとか、あまりいいイメージがないからなのか。
資本主義というと難しいイメージがあるが、本来のマルクスの資本論では、地球環境を優先し個人の価値を共有することからお金の流れが始まったはずが、いつのまにか、自分だけが儲かればいいと、地球資源でお金を産むシステムに変わって、人間もお金を産むシステムに変わってしまっている。
エコバッグをたくさん生産したり、ハイブリッド車、電気自動車をたくさん生産し自分はちゃんとやってるから大丈夫とか言って、エコという言葉を使って経営者は搾取を続け、マルクスの資本論ではなくなってしまった。
最近、知識人の間でよく聞くようになった、コモンという言葉はこれからの社会に必然なキーワードになるといいのだが、学校ではいまだに国語算数理科社会をただ覚える授業ばかりだ。
すぐに社会は変わることは難しいかもしれないが、せめて今のこども達だけでもいいので、人間中心社会ではなく地球中心に考え、自然をもっと好きになって大事にしてほしいです。
これから日本の紙幣になる渋沢栄一の論語と算盤も素晴らしいお話しだと思うので、お金または資本の話しを義務教育に入れて、本当の資本主義を伝えていけば、勉強、仕事、学校、休みの意味が分かり、こども達も納得して授業を受けることができるのではないかと思うのだが。
わたしもお金や時間に追われる社会から遊ぶ社会に変えたい。
こども達の未来もそうあってほしい。

誰か、こどものための正しい資本論教科書(お金教科書?)つくってほしい!
そして義務教育にしてほしい!


マルクスの資本論は難しいので、斎藤幸平さんや内田 樹さん、マルクスガブリエルさん、そしてデビットグレーバーさんの本を読んで、新しい資本論を息子と一緒に考えていけたらと思います。

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