“木の音楽会”へようこそ!
藝大生を中心とした若手音楽家グループ「木の音楽会」。ついにNoteに上陸!
代表の宮垣 輝希(みやがきてるき)と申します。
2023年5月に旗揚げ公演を行い、来たる2025年2月20日に第4回公演を迎えます。普段はSNSで発信をしており、今回Note初参戦です。演奏会の告知はもちろん、Noteだから綴れるエピソードや裏話などを投稿していきたいと思います。
まずは「木の音楽会」について知っていただくべく、今日は「なぜ木がテーマなのか?」そのきっかけをお話したいと思います。
私は音楽が大好きです。世の中には古今東西色々な音楽があって、それぞれに良さがあると思っています。とりわけ、音楽を演奏していて、あるいは音楽を聴いていて、“なつかしさ”と“新しさ”を感じる瞬間が好きです。
私は日頃打楽器を演奏していて、マリンバ(木琴の一種)を弾くときに、この“なつかしさ”と“新しさ”を感じることが多いです。
一体なぜか?これには色々な理由が考えられますが、その一つの大きな理由が「木の楽器である」というところにあるんじゃないかと思っています。
木を切って音階状に並べた楽器。もちろん楽器として成立させるにはとても難しいですが、構造はとてもシンプルな楽器です。音色もあたたかく、ほどよい余韻があって、馴染みのある心地よいサウンドがします。もともと、日本人にとって「木」は非常に身近な存在です。木で家を建てて、街に木々があって、小学校にも音楽室に木琴があって。そんな訳もあってか、マリンバの音色には特有の“なつかしさ”があると思います。
しかし、同時にマリンバの音楽は実に“新しい”ものなのです。片方の手に2本ずつバチをもつ“4本マレット”はもはや当たり前、マリンバのためのソロ作品のほとんどは戦後になって書かれたものであるため、前衛的な作品や様々な文化の音楽が融合した作品など、幅広い音楽があります。
この“なつかしさ”と“新しさ”をもつ楽器には無限の可能性が広がっています。しかし、打楽器だけにフォーカスして音色を研究していくより、他の楽器や音楽を巻き込んで探求していく方がもっと面白いと思いました。そんな中、ある作品と出会って…
長くなってしまったので続きは次回!
よろしければ↓の演奏会情報もチェックしてください!
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【演奏会情報】
木の音楽会Vol.4『新しい時代を開く音色』
2025年2月20日(木)19:00〜
かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール(東京都葛飾区)
ピッチカートが初めて用いられた、バロック時代の意欲作から、現代の作曲家の傑作まで。
マリンバや声楽、箏、そしてオーケストラ。
総勢40名による、一夜限りの生演奏で“追体験”する、魅惑の音楽史。
【曲目】
バッハ/2台のヴァイオリンのための協奏曲
プッツ/マリンバ協奏曲(マリンバ:宮垣 輝希/オーケストラ版)ほか
ご予約はこちら!↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdUw8IUIj4cSdD7fx5moxkhmSAXayH2OKyePsiqR23VnWLqjw/viewform