正解を出すことにもがいていた日々
HSP気質の私は相手の意図や心を読み取ってしまうし、相手の求める答えを口に出すことが嫌われずに上手く人間関係を築いていく術なのだと思っていた。でも本当は誰にも心を読み取る力なんてものはなくて、自分の主観や想像でそれを真実だと思い込んでいるだけと知った。
上手くやろうとしても自分を嫌う人は仕方がないけれど一定数いてしまう。私が楽に生きていくのは、私を嫌う誰かに目を向けるのではなくて私を大切に想ってくれている人に目を向けることなのだと悟った。私は自分の意識次第でいくらでも人生は前向きになれると信じる。大切なのは何に目を向けるのか。100点満点ではない自分を受け入れられるか。
人の心は私が操作できるものでもしていいものでもなくその人自身のものなのだ。相手の気持ちを想像して言葉を選ぶことは大切なこと。だけれど、自分を抑え込んでまで相手の気持ちをおしはかるのはまったく違う。自分の言動で相手が感じる気持ちは私自身が考えても考えても答えが出ないもの。だってその人の心の真実はその人にしか分からないのだから。
大切なことは自分がやるべきことに目を向けること。相手の気持ちは相手に託すこと。私が相手ときちんと向き合って、たとえそれで相手が離れていってしまったとしても、それを受け止める勇気を持つこと。悲観する必要はない。私は私のやるべきことを全力でやったのだから。他人の評価ばかりを気にして他人軸で生きてはいけない。決して人生を手放してはいけない。自分の人生を責任を持って生きるために。
勇気を味方に自分の人生を生きていこう。そう決めた2022年2月のこと。