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【Vol.4】なぜ営業のプレゼンスを上げたいのか?

営業のマーケターとして、
「営業をマーケティングする。」と言っている訳ですが・・・・。

なぜいま営業力なのか。なぜ、営業職のプレゼンスを上げたいのか。という問いに対して答えようと思います。

営業ってどんな仕事か?と考えると、

「会社の製品・サービス」を提供し、「顧客が持っている課題」を解決する。いわば、「製品・サービス」と「顧客」の橋渡し役。

もちろん、営業がいらない製品・サービスも存在するし、"マーケティング活動の最終ゴールは、営業がいなくてもモノが売れる状態"だったりするから全てに当てはまるわけじゃない。

ただし、自社の製品・サービスが提供できる価値を、最大限に高めていくことを考えた時に、どうしても人と人のコミュニケーションは必要になってくる。と僕自身は思っている。

B2Bの経験しかないので、全てに当てはまるかは分からないが、いろんな会社がいろんなサービスを提供している中で、営業によってでしか実現できない価値は必ず存在する。(マス広告に投下できるコストがあり、そこで全て伝えられるなら、営業は不要かもしれませんが、それは少数派という前提で話を進めます。)

B2Bの無形商材の営業をやっていて11年間。諸先輩方にはまだまだ遠く及ばないものの、2社での成功体験を通じて感じること。そして、マーケティング実務に寄り添って4年間の経験を通じて感じることは、

"営業とは、マーケティング活動そのものである。"
ということ。

先日の、Everything is Marketing の中でも述べた内容がこれ。

そして、営業がマーケティング活動そのものであり、営業がマーケターだとして、"マーケターの力量次第で、モノが売れるか売れないかが変わってくる。"とすると、営業次第でモノが売れるかどうかは変わってくるし、
ということは、"本来的に提供できた価値も営業力が無ければ提供ができない。"ということになる。

だからこそ、各社は営業力強化を行い、自社のサービスを磨くと同時に営業力を磨いている。(営業力ってなんだ?という話はまた後日。)

でも。
どれだけの人が営業職を志し、営業の本質を理解しているのか。

まだまだ「営業=モノを"売る"仕事」という感覚の人も多いし、「営業には向いていない。」とやる前から言う人も多い。(別に、全員に営業を志して欲しい訳じゃないんだけど・・・)

例えば、営業力のバラツキを所与の条件だとした時に、同じ商品だった場合、その会社が提供できている価値が1だとする。

じゃあもし、全員の営業力が同じだったとしたらどうやって提供価値を上げるのか?と考えると、

①商品力を上げるか
②営業力を上げるか。

のどちらかしかない。

さらに、一旦定義は置いておいて、営業力が最高の状態だとしたら、商品力を上げればさらに提供価値が上がる。ってことになる。(売れれば良い訳ではなく、価値が提供できていることが営業のゴールとすると。)

ここに、競争市場の概念を持ち込むとどうなるか。
競合がいる中で、どちらの営業力/商品力が強いかで決まる。

もし仮に、各社の営業力が均質的に最高の状態になったとしたら。

その時、商品力の勝負になる。

つまり、世の中の営業力を上げることで、その市場においては商品での勝負になり、商品を磨く必要が出てくる。

そうすると、競争市場の中で、より価値が高い商品を作れた方が勝ちになる。そして、その結果幸せになる人や、困ったことが解決される人が増える。さらに競争の中で営業を磨く必要があり~・・・という良い状態のループに突入する。

しかも、営業は現場の声を拾い、商品開発側にフィードバックする訳だが、そのフィードバックループが好循環で回れば回るほど、より良い商品が生まれる。

"全ては顧客接点から"
というリクルート社のTOPGUN AWARDのコピーにもある通り、高いレベルでの価値提供は、顧客接点から生まれる。

だからこそ、僕は営業力を上げたい。そして、優秀な学生や若者で、営業職を志す人達を増やしたい。

唐突だが、僕は人生のMissionを、「世の中の笑顔総量を極大化する。」ということに設定している。。

笑っている人と一緒にいると楽しいし、笑っている人を見ると笑顔になる。
ただし、ずっと笑顔でいる人なんていない中で、人生の中での笑顔総量が1でも2でも増えてくれれば良い。そんな価値を世の中に提供できるような人間になりたい。と思っている。

「じゃあどうやって?」と言われると具体はないし、まだまだ全然遠く及ばないし、実際の言動が伴わない未熟な部分も当然ながらめっっっっっっっっっっっっちゃくちゃある。

でも、少なくともいま自分にできることは、自身の人生の中の体験を、世の中に発信することで少しでも気づきを与えられる立場でありたい。と想い、なにかActionを起こすことだと思うし、その中で自身が成長を続けることなんだと思った。

だから、noteを始めた。

まだまだ社会人12年目。青臭いことを言っているのは理解しているし、理想を掲げてもまだまだ遠いことも理解している。

でも、熟練してから伝えるのではなく、熟練過程にある中で発信していくことが大事なのではないか。その中での気付きが周囲の人に気付きになることもあるんじゃないか。

と思い、これからも少しずつですが、発信していきたいと思います。

今回も、お付き合いありがとうございました。

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きのした@Co-Marketing designer
講演でも勉強会の講師でも、営業・マーケティングに関することならお気軽にご相談ください!喜んでお受けします!