見出し画像

女子校育ち

私は中学受験をして、いわゆるミッション系のお嬢様学校と呼ばれる学校に入学しました。
その学校は小学校から大学まであり、中学から入る人は全体の40名程度。
自分は小学校まで公立に通っていたので、女子校なんて出会いもトキメキもないし嫌だなと思っていました。
初等科から上がってきたメンバーは当たり前だけど既にみんな仲良しで、最初のうちは、自分のよそ者感満載、馴染めないなぁなんて思っていたもんだから、初めのうちは同じく中学から組で仲良くなっていました。が、いつのまにか、友達が少しずつ増え、一学年が120人規模の学校だったこともあり、気がつけばすっかり馴染んでいた自分に気がつきました。
それからというもの、毎日が楽しくて、男女にある特有の、なんとなくの役割分担もない、重いものも女子で運ぶし、意見もいう、遠慮しない、はっきりいう…と、その時は全然気づかなかったけど、まさに女性活躍そのものの世界にいたことに気がつきました。
きっと、共学には共学の楽しさがあって、ときめいたり、〇〇くんに好かれたいから…なんて考えて周りの目を気にして自分の本性を隠したり、可愛く見せようとしたり…なんてこともあったんだろうなーと思うと、その点女子校は包み隠さず自分の素を曝け出せる最高のステージだったんじゃないかと感じています。
社会に出て、なんでみんな遠慮がちなのか、特に女性はあまりはっきり意見を言わないし、声も小さいし、いい意味でも悪い意味でも目立つ人が少ない…何でかなーと不思議に思っていたんですが、きっと育った環境の違いなんだろうなーと。女子校にも良い点、悪い点はもちろんあるけど、私は女子校で育ったおかげで、言いたいことは大体言うし、遠慮して何も言えなかったなんてこともない女子に育てたので、女子校の環境に感謝しています。まさに女子校は心理的安全性の中にあったなぁ。
だって女子校メンバーの中で、もしモジモジなんてしていたら、友人たちから何言われるか。笑 who care!って言われるだけなので、周りの目なんて気にせず自分の意思をしっかり持って行動するのが大事なんだな。女子校生活を振り返り、改めて思ったので書き留めておきます。

この記事が参加している募集