見出し画像

82年生まれ、キム・ジヨン

自分の将来について考えたり、他の女性の生き方に触れた時に、生きづらさみたいなものをよく感じる。

女だから石を蹴るなと近所のおっさんに叱られた幼少期、兄よりも私がなぜ手伝えと言われる回数が多い?結婚後も働く意欲があるかどうか問われた就職活動、野球の話しかしない男の話ばかり熱心に聞いてたクソ集団面接のクソ面接官、自分より仕事の出来ない男の同期の方が給料が高く、事務雑務は当たり前のように女性の仕事、クレーマーは男性社員に電話変わった途端に大人しくなった。育児に参加したいと言ってる男の何割が育休について頭にある?あの女性は仕事と育児両立してて素敵!でもそれ本当にしたい仕事だと思う?????
(…………映画の内容とは関係のない、94年生まれワタクシの話。笑)

女性として産まれただけで、嫌な気持ちになったり、我慢しないといけなかったことも振り返れば少なくなかったな。

何がそうさせてるのか、どうすればいいのか、私には分からない。
この映画観てもよく分からない。

主人公は確かに環境は恵まれてて、だから何となくハッピーエンドだね、じゃなくて。この主人公の物語はほんの小さな粒みたいなもので、この小さな粒が社会に沢山散らばってて、集めて丸めたら、どうしようもなく大きな大きな塊なんだということが、とても大事で、みんなで気付いて問題視すべきことだと思います。

どうすればいいのか未だに分からない私は、とにかく人生の豊かさを得る為に必死で生きていくしかない。

そう思わせてくれる、つまりは良い映画でした。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?