![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117048742/rectangle_large_type_2_7946fd59ff2907a97361ad1c01922577.png?width=1200)
オーソモレキュラー栄養療法のランチ選択
最近、単身赴任中の友人男性の、朝食とランチを拝見して、
「うぐぅ…」
![](https://assets.st-note.com/img/1695519542759-KhKdu6xoFm.jpg?width=1200)
となりました。
…というのは、私は、母子家庭の貧困世帯に育ったのですが、その私が、高校生時代に受験で忙しくなり、自分で料理をできなくなっていた時代に食べていた内容と全く同じだったからです。(お弁当を作れなくなった)
3年で、生涯最高の体重を記録しました(笑)。
152㎝、57㎏です。
BMIを測る手段がなかったので不明ですが、肥満に分類されていたのではないか?と思います。
当時の私の思考回路では、
・野菜不足は野菜ジュースで補える
・おかず系パンは、菓子パンではない
でした。乳酸菌が必要と思って、ジョアとかもよく飲んでいましたし、パン屋で早朝バイトしていたので、そのパン屋さんから古くなって販売できないコロッケパンなどをもらって帰って、コロッケパン定番でした。
しかし、この内容だと、
オール炭水化物
ですよね。そのことが、なぜか、なかなか理解できなかったのです。栄養は必要だと思っていたので、カロリーメイト、などもよく食べていました。
今だとコンビニに、完全栄養食の触れ込みで、BASEBREADが置いてありますよね。別にBASEBREADやカロリーメイトがダメだと言っているわけではなく、これらで、巨大化しました…ということです。
なぜか?
炭水化物も、資質も、たんぱく質も、代謝するのに、鉄やたんぱく質、ビタミンBが必要なんです。
炭水化物だけ食べていると、胃酸もたんぱく質で出来ているので、たんぱく質が足りず、筋肉を分解して、作ることになる。すると、体の機能自体が、損なわれてしまうんです。
生命活動のエネルギーを作り出すのに、たんぱく質が要る、って話ですが、たんぱく質収支がどんどんマイナスになって、筋肉に貯蓄していた分が脂質に置き換わるのではないかと思います。筋肉=たんぱく質の貯蓄です。
さらには、蓄えられた筋肉が、どんどん、余剰カロリーの蓄積である脂質に置き換わってしまいます。太るということです。
しかも、筋肉にプールしていた栄養(B1,B2, B6,B12)のいずれかが、枯渇するのが、栄養欠損ですが、症状が出るには時間がかかります。すぐ分からないのがいやらしいところです。
例えば、完全ビーガンにして、たんぱく質断食をしても、症状が出るまでに約4年程度かかりますし、普通の人は、微量の栄養素は摂っていますから、栄養欠損に陥っているマイナス収支なのに、症状はでないので、なかなか、そのことに気が付けないです。
なので、水を飲んでも太る、という状況に陥ります。私もそういう時期を過ごしました。
転機はアメリカに行って、加工食品がおいしくなくて、全く受け付けなくなってからです。カリフォルニアでは、フルーツはかなり安いので、フルーツばっかり食べていました。あちらのフルーツは日本のフルーツほど甘くなく、りんごも、アプリコットも、メロンも安かったです。一方、果糖の塊で日本ではNGのフルーツです。甘さのないフルーツは、当時の炭水化物食による激太り状態だったわたしには、果糖の害よりも、食物繊維、ビタミンの恩恵のほうが大きかったようで、帰国時は、別人くらいにほっそりになっていました。
加工食品は、いくら栄養価が調整してあっても、実際にその栄養を分解してみると、食物繊維が不足だったり、その食品そのものの消化に必要なビタミンが含まれていなかったり、で、かなり使い方が難しいのに、忙しいと、時短、というので手にしてしまいがちです。
本当の敵は、時短、であって、加工食品でも、普段の手作りの食生活の中に、一週間に一度入るくらいでは、影響はないものだと思います。
問題は、毎日、菓子パン・コンビニの加工食品による生活が、1週間以上の単位で続いてしまう、ということかなと思います。例えば、受験中とか家族のサポートがないと、健全な食生活は送れないですよね。
一般に、サラリーマン生活は、受験と同じ体制を会社からは求められているような感じなので、いきおい、同じように、
ばっかり食
に陥ってしまいやすいのだ…と思いました。
対策としては、まずは
健康的な保存食品を頼ること
です。
1)週に一度、玄米を炊いて、ラップにおにぎりを作っておき、冷凍庫に投げ込む。できない人は、玄米入りや五穀ご飯のパックをストックしておく。
2)ゆで卵を大量に仕込んでおく。1パックゆでて、半分はしょうゆ漬けにする。
3)切るだけで食べることができる野菜を仕入れておく。トマト、キュウリ、アボガド、キャベツ。
4)パックを開けるだけで食べれる、めかぶ、もずくなどのパックを1週間分ストック。
5)納豆、鯖缶、鮭缶、豆腐、サラダチキン、ゆでた豆のパックなどのたんぱく源を一週間分ストック。
6)ドライフルーツ、ナッツをお徳用パックでストック。一食分個包装になっていれば、過食を防ぐのでベター。
です。
これらの食品を用いても、たんぱく質不足と基本栄養素不足(ビタミンABCDと基本ミネラルの鉄、亜鉛、マグネシウム)には、たぶん陥ると思いますが、まずは加工食品ベースの食生活を抜け出すのがファーストステップになるかと思います。
いくら基本サプリとアミノ酸やプロテイン飲料で、危機を脱したとしても、その瞬間のピンチが脱せられただけのことになります。
継続的に健康を維持するには、ライフスタイル事態をを健康にしていくことが大事ですが、基本的に現代人の頭の中の健康がカロリーベースで成り立っているのが問題なのです。
カロリーではなく、たんぱく質加算ベースで考えると、空腹を感じることなく、だんだん健康になっていきます。
体重1kgあたり1gのたんぱく質を食べようとすると、毎食、食事の量としては、結構な量を食べないといけなくなり、食べる量そのものは、むしろ多くなるくらいです。一食当たり最低でも、20gのたんぱく質を入れるようにしてくださいね。炭水化物はわざと抜かなくても、もれなくついてくるようです。
改善例:
サラダチキン たんぱく質量 24g
エビマヨおにぎり たんぱく質 5g
おでんのこんにゃく、こぶ締め お腹のため
キレートレモン ビタミンC
24時間戦いますか?のサラリーマンは、ほんと、ランチは困ったものですが、たんぱく質をゲーム感覚で積み上げてみてくださいね!
ポイントは、
・プロテインファーストで食べる
・飲料から糖分を抜く
・食後に少し歩く
・小腹がすいたら、ナッツなどで補給し、空腹時間を長くしない。
です。