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きんくま 1月17日~21日週 損益実績と投資戦略

こんにちは、きんくまです( @KINKUMACH
様々な記事がある中、きんくま週次報告をご覧いただきありがとうございます。1月17日~21日の損益実績は+65.8万円となりました!
累計すると+910.8万円です。わー!!パチパチパチ!!

2021年9月27日以降の週次損益

先週の損益の記事については以下をご覧ください。

損益の詳細と今後の戦略

さっそく、各項目別に戦略について振り返ってみしょう。

FXートルコリラ円

トルコリラ円は1,565円の利益確定でした。す、すくない・・・。

お弁当代稼がせていただきました><;

1月20日にあった今週のメインイベントであったはずのトルコ政策金利発表。結果は据え置き。価格変動も据え置き。
ナンダコレ、というほどに相場が動きません。

TRYJPY 4時間足

1月10日に8.25円をつけたものの、そこからジワ上げ傾向が続き、1月21日のクローズは8.42円です。
トルコリラなんて、動いてナンボのものですから、動かなかったらエントリーのしようがありません><;

たとえば、次のイベントといえば2月3日の消費者物価指数(CPI)発表ですが、基本的には「CPI前年度比>>>政策金利」の構図が続く以上は、ロングはありえません。

ですので、基本戦略は戻り売りを継続するわけですが、もうちょっとリラの相場が動いてから、エントリーを見てもいいかなと思いました。
急な動きがあればしっかりエントリーできるよう、資金の準備だけしておきます。

トルコ中銀は1月20日の政策決定会合で主要政策金利の週間レポレートを市場予想通りに現行の14%で据え置いた。9月から12月まで4会合連続の利下げで19%から14%へと引き下げてきたが、インフレ進行が止まずに対円及び対ドル等でリラ暴落が発生したことで今回は追加利下げが見送られた。

市場の事前予想では14%の据え置きが中心で中には13.50%への引き下げ予想もあったが、12月の利下げ直後にカブジュオール中銀総裁がしばらく様子を見る姿勢を表明、今週も18日にエルドアン大統領が「為替レートと金利はゆっくりと段階的に急がずに低下する」等と述べて連続利下げを急がない姿勢を示し、ネバティ財務相も「経済が1-3月にどう展開するか様子を見たい」と述べるなど政策金利の現状維持を示唆する発言を行っていたため、今回の現状維持決定にはサプライズ感はなかった。

FX羅針盤


CFDーNASDAQ100

NASDAQは利益確定+7.9万円、含み損145万円。
先週の戦略では16350ドルのダブルボトムを明確に割ったらショート戦略に切り替える、みたいな気軽に言ってしまいましたが、
「今週はブラックアウト期間に入ることから新材料は出ない」
という強気の判断に(都合よく)切り替えてしまったのが運のツキ。

下がる、下がる。どんどん下がる。週次でNASDAQ100はー8%。

あまりに強く下げ過ぎた場面では軽めのロングを追加して、細かく決済して小銭を稼ぐことはできましたがせいぜい+8万円。大量の含み損を抱える展開になってしまいました。

ここまで下げると「どこまで下げるか?」という底の探り入れについて不安になる方も多いと思います。

しかし、きんくま的には比較的楽観です。
というのも以下の指標により、21日クローズ時点で売られ過ぎと考えているからです。

  1. 日足RSI:17.99 (3年間で過去最低、コロナショックより低い)

  2. VIX:28.85 (期先先物全て含めバックワーデーション)

  3. 出来高1.5倍 (セーリングクライマックス傾向)

ファンダメンタルの面もいくつか強気の材料があります。

  1. FRBによる1.4兆円の債権買い入れ(パウパウ砲)

  2. 巨大なSQ期限切れ消化による底打ち(3.1兆ドルともいわれる)

  3. ネットフリックスなどの決算銘柄の買戻し

  4. FOMCでFF金利・QTに関する材料出尽くし

今後、さらに下がる可能性はありますが、上記テクニアカル・ファンダメンタルに加え景気先行指数(CLI)も維持できていることから、今後もロング戦略継続です。

とはいうものの、現在14422ドルで、まだ高値から15%下げ程度です。
まだまだ下げ余地があり、リスク・リターンがこれ以上悪化しないように、枚数を増やさないことに注力します。
トレードするとしても基本の枚数(10枚)はホールド継続しつつも、デイトレで小銭を稼いでいくイメージです。

なお、株が戻った場合での利益確保については次に述べるVIX戦略をメインに置きます。

CFDーUVXY/SVXY

ようやくVIXが高値圏まで上がってきたため、VIX関連のETFを動かすことができるようになりました。

UVXYはVIX先物をロールオーバーし続けるETFであり「確実な下落が約束されている銘柄」です。

UVXYの日足チャート きれいに右肩下がり!

直近の安値は11.06ドルであり、現在17.05ドルまで上がってきています。
確実に元の価格に戻ることが約束されている分、空売りチャンスです。

もうこれ、はっきり申し上げますが、UVXY空売りはS&P500積み立てよりも「確実」に有効です。

この銘柄はS&P500に連動しますが、S&P500の価格が戻らなくても、恐怖感=ボラティリティが下げれば元の価格以上に下落するため、こういった調整局面でも「下落」する期待値が高いのです。
例えば空売りする場合は、S&P500が上げて戻るか、ヨコヨコで安定するかでUXVYが下落し、利益が発生します。
株価が上昇しなくても利益になるところがポイントです。
そんなわけで現在、空売りは1300枚ほど仕込んでいます。

なお、UVXYは信用買残高が減り、売残高が増えると「空売り規制」がかかる銘柄です。規制がかかると、当然取引できません。

その規制が入ったときは、代替ETFとしてSVXYを買います。
SVXYはUVXYの1/3インバースに相当します。(UVXYの1ドル売り=SVXYの3ドル買い)
そのため、SVXYを買ってもUVXYの下落の恩恵を預かることができるため、規制がかかったときはSVXYを買うことは有効な手段です。

S&P500の価格は戻らずとも、ボラティリティが安定してきたら利益になってくるはずなので、今後の戦略はUVXYの売り増し、SVXYの買い増しを継続して行うイメージです。

CFDー天然ガス

今週は天然ガスが下落しました。
最初に重要なこと申し上げますが、最近言われてている、ヨーロッパの地政学的なリスクや、原油価格の高騰は、天然ガス価格に対して割と無関係です。
天然ガスの価格を決めるのは、アメリカでの在庫と天気だけで、加えてLNG出荷需要に対する増減だけです。
ヨーロッパでガス危機が起ころうが、アメリカは比較的平常運転だったりします。
例えば、12月にヨーロッパでガスが暴騰してもアメリカでガス価格が上がることはありませんでした。

Dutch TTFガス価格。12月に170ユーロ近くに暴騰(平年の10倍)

というところを念頭に、チャートを振り返ってみます。
1/11以降の価格上昇の原因は寒波であり、かつ長期先物価格が2.5~3.5ドルになっていることから、「最大1か月程度の短期的な山なり」になることは想像していました。

天然ガス 4時間足

って狙い通りやないかーいいい!!!!
1か月どころか1週間での決着じゃないかーいいいい!!!

3.8ドル→4.8ドル→3.8ドルに戻り、この間で合計して79万円の利益です。
このうち、今週は54.8万円の利益が確定できたので、ホント天然ガスさまさまです。

12月のレンジに戻ってしまったため、上にも下にもいく材料が見つからず、また天気次第というところになるとは思います。
ということで、方向感が見えない間はしばらくノーポジ静観になります。


中国株ーテンセント

最初に申し上げますが、中国のターン、来ています。

日本もですが、中国も金融緩和が継続しています。確かに、景気悪化が一巡して、金回りをよくしなければいけないフェーズだと思っているので、この金融緩和は政策としても妥当だと考えます。

金融緩和になれば、金が市場に溢れ、中国株のターンが来ます。その初手にテンセントを仕込んだということになります。
それに、テンセントはJDドットコムの特別配当があり、テンセント株21株につき、JDドットコム株1株なので、かなり高利回りの配当が期待できました。(CFDだと実質14.5%!)

それを1月19日に持っているだけで配当がつくわけですから、買わないわけにはいきません。1400株ほど購入し、無事に配当が付いたことが確認しました。

ただこれは失敗しました。はっきりって、ありえない失敗です。
本来+60万円以上で着地できたものが、わずか+3.9万円で終了しました。

それは、配当が付いた翌日1月20日に、オープンと共に無条件で成行決済する注文を入れていたからです。

テンセント 1時間足

そうしたらなんと、1400株全てを1月20日オープンの441.7HKDという決済されてしまいました。ハイ、チャート見ても分かる通り、底値ですね。

もうね、マジでサイアクです。

現在474HKDなので、1400株ホールドしていたら+67万円でしたからね。

これは色々言い訳があるのですが、一番の問題は「権利確定後に暴落する可能性を見据えて、一旦全決済する」という思考のもと、成行注文した点です。
冒頭にも言っていますが、中国は金融緩和が進むので、株高を期待してそのままホールドしていても良かったのです。

余計な思考が頭をよぎったせいで、余計な注文を入れて、結果として機会損失をする、最悪な展開です。
NASDAQの含み損よりも、軸がブレて機会損失した分、ダメージがでかすぎます。

ただ、この失敗は学びになりました。配当チャレンジするときは「無条件で」という決済方法は思考からはずす、ということです。
もう二度とこんな失敗をしないよう、肝に銘じていきます。

さて、今後の投資戦略ですが、中国株、KWEB構成銘柄(特にテンセント・アリババ)は、チャートの読みから押し目買いを狙いつつポジションを高めていくイメージです。
アメリカのセンチメントが改善するまでは勇気がいるので、1月中くらいは静観になるかもしれませんが。。。

投資戦略まとめ

今後の戦略をまとめると以下のような感じです。

  1. トルコリラ円 ー 大きく動くまで、資金を準備して待ち。

  2. NASDAQ100 ー ロング継続するも枚数は上げない。

  3. VIX ー UVXY全力ショート。もしくはSVXYのロング。

  4. 天然ガス ー 方向感が見えるまでノーポジ静観。

  5. テンセント ー 押し目買い。ただし米センチメント次第。

おわりに

3回目の投稿です。前回よりちょっと多めの4500文字程度になってしまいましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

皆様により有益な情報となれば幸いです。
当たるも八卦、当たらぬも八卦の心持ちでご覧いだけると嬉しいです。
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