#1 農家の長男に生まれて。
小さい時から、農家であることが恥ずかしかった。
大人になると、採れたてが食べられること、土地があることや、畑いじりができて、周りから羨ましがられることが多くなった。時代も関係しているのか。分からないけど。
でも、
小学校や中学校の時はとにかく嫌だった。ほんとうに嫌だった。下校中、田んぼで草むしりをしている親が見えたら、無視してすぐ横を早足で進んだり、稲刈りを手伝っている時も、同じ小学校の人が横を通る時には顔を隠した。
住んでいる町は、田舎でも都会でもなく、お店やマンションが並ぶよくあるドラえもんな町。田んぼも少なく、農家の子どもは、僕と姉だけだった。
小学校の学芸会の時には、田んぼの真ん中で大きな声の練習してきなさい!ってあえて言われたり、学校から家まで半径6〜7kmの近隣が集まる中学校でも、田んぼをもっているだけで、田舎者と呼ぶ友達もいた。目と鼻の先に住んでいるのに。
そう、ぼくは「田んぼいじり」をされるが嫌だった。農家=ダサい・かっこ悪いイメージの世界を生きていた。
そんな幼少期を育ってきた僕が、これからお米とやさいを育てる。
おいしいお米とやさいをどう作っていくか、
この春から 包み隠さずノーカットで綴りたいとおもいます。
これからnoteに登場する「まーちゃ」は近所から呼ばれている母の愛称で、「タダオサ」は、父の愛称です。
僕が農家を継ぐ理由
これはいたってシンプルで、小さい時からまーちゃとタダオサの働いている姿を、外でも家でも見ていたから。(ついでに、ばあちゃんも近所の土木建設で、だいぶばあちゃんになるまで働いていた)家族の懸命な横顔や汗だくの姿をずっと見ながら、何不自由なく暮らしてきたら、やりませーん。とは、よー言わない。そんな風には育てられてこなかっただけです。
(家にいるタダオサは、毎日作業着を着ている)(まーちゃは顔出しNG。乙女です)
サブタイトル「まーちゃとタダオサ、これから僕」
母であるまーちゃが先にきているのは、僕がマザコンだからです。母にもしものことがあったら、会社なんか数ヶ月行けない気がしています。といっても、この春に早期退職したので行く会社ないんですけど。。
小さな畑でみのる。
うちは農家っていっても、それだけで生計を立ててる農家ではなく、兼業農家です。なので、いろいろなやさいがあります。ノーカット農家の畑(だいたい1列か2列にひとつの野菜があります)
シェア畑やレンタル農園をされている方のご参考になれば。場所は中部地区です。
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■4月上旬■畑で育っているやさい
(いま、食べられるリスト)
・キャベツ・つまみな・ブロッコリー・サニーレタス・わけぎ
(まだ、育ち中リスト)
・ねぎ・じゃがいも・スナックえんどう・にんにく・五月マメ・にんじん
(これから、植えるリスト)
・なす・きゅうり・トマト・ゴーヤ
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きょうの、ひとごと。