レンズ遍歴004|EF35mm F1.4L II USM
レンズの写りには味がある。
味ゆえに、好みが分かれる。
このレンズは今まで自分が使ってきたレンズの中で、
もっとも好きな味を持っている。
ニュアンスの部分もあるので上手く伝えられない。
画質については言うまでもない。
それまでも、いろいろなレンズを経験してきたが、
初めてこの写りを見たとき「おお」と感動した。
EF35mm F2という古いレンズを使っていたというのもあるけど、
その違いにはうっとりさせられた。
広角レンズなのに(というのも変だが)、
ズームレンズのような立体感と抜け感がある。
透明感という表現も近い。
誰だって写真が上手くなったように錯覚してしまう。
最高のレンズ。
重いし、デカいし、高い。
それでも普段使いしたくなる魅力は十分ある。
でもこのレンズも手放した。
EOS Rに移行したから。
EOS 5D Mark IVとともに売却。
1DXはまだあるけど、ほとんど出番はない。
そのためだけにこのレンズを所有しておくには
レンズにも気の毒。
誰かに使ってもらわないと。
白状すると、Rシステムの資金稼ぎという理由が大きい。
当時持っていた単焦点はこれの他に
EF135mm F2L USM
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
EF85mm F1.2L II USM
EF50mm F1.8 STM
EF40mm F2.8 STM
EF35mm F2
EF14mm F2.8L II USM
だった。
単焦点って、やっぱりいいな。