登山とカメラの重量と持ち運びの話
登山では1gでも軽い荷物であることを 良し とされる。
例えばシュラフをみても、
軽量化されたものは1.5倍から3倍程度
同じ保温効果だとしても値段が高い。
しかし、登山好きはそれを惜しまない。
それだけ登山時の負担が軽減されるし、
やはり だれだって、楽 に登りたいのだ。
山頂に至ることが目的である 登山には
軽さ が 求められる。
正直、登山の道具のチョイスの中でこれは相当
上位にある考え方だ。
一方、一般的なカメラ・レンズの世界では
・画素数
・処理速度
・描写力
・バッテリー持ち
・感度
などの要素の一つに 重さ・重量 という要素が入っている。
何よりも みんな きれいな 写真を撮ること が目的だからだ。
登山カメラマンは どちらも満たす必要があり
とても悩む。
いい写真をとるためには、少し重くてもかつぐ!
という簡単な話ではなく、
本当に、雪山等で過酷なところだと、生死にもかかわってくる話になってくるので、慎重に道具をチョイスしなくてはならない。(本当にそう思う。)
私は結局 最終目的は、 山の星空写真
を最高にきれいにとりたい
という野望があるため、 少々重くても スマホではなく、
軽いレンズではなく、
総重量1.5KG程度の荷物を背負っている。(しかしまだ 重い。)
また、登山と一般のカメラの 携帯性についての大きな違いは
登山の場合、
・転倒の可能性が高い
・胸の部分が地面と肉薄する場面が多々ある。(傾斜があるため)
ということだ。
私は長年このジレンマに近い悩みがあったが、今は一応
こういう形で解決している。
これなら、胸の部分にスペースがうまれ、転倒しても怖さはほぼなく、
カメラを使いたいときに胸・正面の方にもってこれる。
Aの部分にはクリップ(磁石)をつけてあり、
必要に応じ、リュックの横、 胸の前 を自由自在に
配置を変えられるシステムだ。
長年愛用しているが、正直、これが今のところ登山時の
ベストな携帯方法となっている。
A の機材は
【ROOT CO.】マグネット内蔵カラビナリール GRAVITY MAGREEL 360
というものだが、近しいものなら何でもいいだろう。