生き残るための14年を振り返ると
おはようございます。
Noteのかなこさんの文章に出会って、
私自身がまだ、自分の水脈を見つけていないことに気づきました。
まだまだ底なし沼の底なのか
真っ暗闇のトンネルなのか、
今では、苦しいとも悲しいとも感じない
そこから離れたいとも思えない
平和で普通の毎日という時間が
過ぎているという
何かに必死ではなくとも、
とりあえず生きているという空間にいます。
このCovid-19パンデミックが始まってからは、
今までの自分の人生の対象となる人と会うことも話すことも少なくなり、
それを良い機会と捉えるのか、
新しい人との関係を築くということにも臆病になっている自分に気づきました。
それには、この14年の間に、
多くの縁との行き違いもあり、
家族や友人だけではなく、
トロントに生き残る人たちも
多くはありませんでした。
行ったり来たりと私の前からは消えていく人たちの方が多くて、
親しくなることさえにも、
抵抗を感じるようにもなりました。
そんな中、この14年間一人シングルで、生き残ったナースの友人がいます。
彼女も最後まで日本に行くかを悩んでいたようですが、生き甲斐のある仕事につき、14年を過ぎる頃に住処でもあり、甥っ子たちに残す財産を築いたことで、働きがいのあるトロントに生き残る人となりました。(ちなみに、トロントでは、ナース14年目でようやく出世としてお給料が上がるシステムのようです。)
結婚しても、離婚して帰国する人、
引越しして他の街や国に移転していく人、
結婚して幸せに暮らしていましたが
病に冒されて、亡くなった人、
病気で亡くなった人、
職が変わって、合わなくなった人、
Covid-19パンデミックで会話もしなくなった人、
最近では、
そんな人たちとの別れの方が多くて、
実はこの14年、
私にとっては闇の中にいるようなと言っても、
自分で選択して
生き残りをかけてココにいるわけですが、
良いことばかりがあるわけでもなく、
悪いことばかりがあるわけでもなく、
マイケルも病を乗り越えて、
母親の一度目の離婚での離れ離れになったことも、完全なる死というお別れも、
同級生の突然死も、
全て川の流れの中の出来事のように
心の中のヒストリーのように
流れていったのです。
トロントも時代も移り変わりつつある中、
文化も変化しつつ、
アイスホッケーではよく知られていたカナダも
2019年の夏、
バスケットボールNBAで
トロントラプターズが優勝した時には、
いろいろな国からきた人たちも古い世代も新しい世代も全て含めて、
カナダ🇨🇦という国に住む住人が一丸となって
国民という国が
一つとなった瞬間だったようです。
新しい文化が生まれるように
『We The North』という言葉が生まれて、
一つとなって応援して優勝しました。
ノースアメリカとは、
グリーンランドとカナダとアメリカだけだと思っていたら、
マイケルはメキシコが入ってたのは確かだと言って、
メキシコやセントラルアメリカと呼ばれる島国のような国々も入っているようです。
時代は変化して移り変わってるのは、
大陸だけではなく、
使われる言葉や食べ物や流行るものなど新しい文化が作られるのと同じようです。
時間とは繰り返すとも言いますが、
経験を積んで築かれるものなのかなと思いました。
周りに目を向けると、
突然自分だけが取り残されたような気持ちになる時もありますが、
いつからでもスタート始めることはできて、何度でもあきらめないで続けることもできるはずです。
そして、10年前、
私はトロントにいましたが、朝から流れてくる日本の恐ろしい映像に、コレって映画ではなく実話なの?とショックを感じたのを覚えています。とっさに、私の頭に入ってきたのは、埼玉に住んでいた友人家族のことでした。それとバンクーバーに住む友人の実家が茨城県にあったのですぐに連絡を取り無事を確認しました。
それからすぐに、トロントでも何かヘルプすることはないかと人々が動き始めたことを思い出します。
それから、
私たちもAUDIから日本車に乗り換え、
マイケルはMADE In JAPANモノのコレクターになったのでした。
忘れてはいけない一つとなって助け合う精神、日本の強さを感じました。
続く