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あなたの膝の痛みはなにから?

「膝は問題ない」と言われた人へ

膝の痛みを訴える方は、私の経験上でも非常に多く見られます。

ですが膝が痛むからと言っても、膝が変形していると言われている人ばかりではありません。

膝の変形がなければ、
「痛みは問題ない」と言われてしまうことも多いですが、本当にそうでしょうか?

変形がなくても膝の痛みで悩んでいる方は沢山います。

今回は、

・歩く時に膝が痛む
・病院に受診したけど、レントゲンでは特に問題ないと言われた


などの悩みのある方に向けて、膝の痛む原因について、姿勢の観点から解説し、
膝が痛みやすい姿勢に対してのアプローチのポイントまで紹介していきます。

この記事を読むことで以下のことがわかります

膝の痛みと姿勢との関係がわかる
膝の痛みを楽にしていくための方法を姿勢の観点から解説する
膝の痛みに対して姿勢の修正方法やケア方法を解説する


このブログでは
主に姿勢に関する内容を国家資格保有者でありキネスティックセラピストでもある筆者が
個人の経験と解剖学・運動学的知見からわかりやすく発信しています。

是非最後まで読んでみてください!

膝の痛みがある人の姿勢の特徴

膝が痛みやすい人の姿勢の特徴は、骨盤が後傾していることです。

なぜ骨盤が後傾すると、膝が痛くなりやすいのでしょうか?

骨盤は後傾すると重心は後ろに移動します。
すると身体は重心を前に戻そうとして様々な代償運動を行います。
その中の一つに「膝関節を曲げる」という動きがあります。

膝関節を曲げることで重心を前に移動させ、
姿勢のバランスを取ろうとします。
膝が常時曲がっていることで、太ももの筋肉が過剰に使用されるようになります。

太ももの筋肉が過剰に使用され続けることで筋肉が疲労し、周りの血流が阻害されたり、細い神経を圧迫してしまう結果、膝関節周辺の痛みにつながります。

さらに骨盤が後傾していると、骨盤は前方へ動きやすくなります。

歩いているときは重心が前に進むため、骨盤も前に移動していきます。

骨盤が後傾し前に移動しやすくなってしまうと、
歩いている時に必要以上に骨盤が前に移動してしまうので、
太ももの筋肉でブレーキをかける必要があります。


歩いている時は、普段からも太ももの筋肉は使われるので、骨盤が後傾している状態だと、さらに過剰使用されやすくなるため、

「歩いている時、特に歩き始めに痛みが強く出る」ということが
あるかもしれません。


解決策としては、太ももの筋肉の過剰使用を抑えるために、ケアを行うこと。
過剰使用されやすい姿勢を修正していく必要があります。

この場合、骨盤は後傾位になっているため、
アプローチとしては前傾方向への動きを促していくことが重要です。

骨盤の前傾を引き出すアプローチ

骨盤の前傾を引き出すためには、股関節の動きを引き出す必要があります。

それは骨盤が後傾位の人は、お尻まわりを中心に股関節の可動性が低くなっていることが多いからです。

今回はスクワットで動きを引き出す方法を
お伝えします。

スクワットは脚のトレーニングとしては
とてもメジャーなものですが、骨盤の傾きの意識しながら行えている人は実際少ないです。

骨盤の傾きごとに意識するポイントが異なるので、
今回は前傾方向に誘導したい場合の方法をお伝えします。

骨盤の前傾を誘導するときにスクワットで意識するポイントは、


・股関節をしっかり曲げること
・お尻を後ろに下げること


です。

骨盤の前傾を引き出すためには、
股関節の屈曲が必要です。

そしてスクワット動作で股関節の屈曲を引き出すためには、骨盤は後ろに下がっていることが重要です。

意識としては、お尻を後ろに引くように意識しながら膝を曲げていくようにしていくと骨盤の前傾を誘導しながらスクワットができます。

確認する方法としては、
まず壁を背にして立ちます。

スクワット準備


そこから一歩前に出て、壁とお尻の間隔を少し取りましょう。

その位置から、お尻を壁につけるように意識しながらスクワットをやってみましょう。

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これができていれば、骨盤は後傾で固まっていることは少ないはずです。

不慣れな時はまだ膝が曲がりすぎることも多いと思います。

始めうちは回数よりも、身体の動きを意識しながらゆっくりやっていきましょう。

お尻に力が入っているかどうかや、身体のバランスは安定しているかなど、身体の感覚に集中していく方が余分な力も入りにくくなるのでオススメです。

膝を曲げる角度の目安は、膝を曲げた時に爪先が
ご自身の膝で見えなくなるまでがちょうどいい位置になります。

膝をどれくらい曲げるか確認

よい姿勢でスクワットができている時は、
膝を曲げた時にお尻が伸びながら力が入っている感覚があるといいと思います。

太ももので筋肉がすぐ疲れてしまう場合は、
骨盤がうまく前傾出来ていないかもしれないので

回数は少なくしてお尻の感覚を確かめるようにしていきましょう。

身体の不調は姿勢からくるものも多い

今回は膝の不調に関して、姿勢の観点からメカニズムや解決方法を紹介しました。

身体の不調は全てが姿勢から来ているとは言いませんが、
関連性は深いと思います。

姿勢は日頃から意識できることもあるので、
隙間時間に取り組みやすいと思います。

今回の記事を参考に一度ご自身の姿勢を見直してみましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
このブログでは
主に姿勢に関する情報を医療現場での経験豊富な国家資格保有者が、個人の経験と解剖学・運動学などの観点から、身体のことに詳しくない人でも、わかりやすい形でお伝えしています。

今回の記事以外にも姿勢に関する情報や、姿勢を意識するポイント、ストレッチ、
エクササイズの方法を紹介しています。

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