発達障害者が見たテレビ業界は、差別がまかり通っていた。
以前テレビ局でADをやってたので、その経験を話しますが…
マスコミでなくても、障害者雇用を考えている、または深刻な人手不足を抱えている職場の人に読んでほしい。
絶対に、今の状況を打開する情報だから。
ちょうど二年前、AD(テレビ局のアシスタントディレクター)時代のこと。
引き裂かれそうな思いと不安で「発達障害かもしれない」と相談をした。
「仕事を辞めたい」じゃなく、「困っている。どうやら発達障害が原因らしい。助けてほしい」という相談だった。
先輩は「ひとりでは判断できないから」と会社の幹部に報告した。
結果、その週のうちにクビを言い渡された。
障害者を雇ったことが社内・社外に知られると会社の評判や存続にもかかわるからと、極秘で行われた。
撮影の時に先回りして動けない、電話で指示を受けることができない、人に質問をしながらカメラで撮影することができない、機材を落としてしまう、多弁、注意欠陥…
これらを踏まえて「障害者は雇えない」との判断だった。
診断を待って、という選択肢も与えてくれなかった。
「ADの仕事内容は難しいから、編集や人事を…」という話し合いも起こらなかった。私はどこにも必要とされていないと絶望した。
テレビ業界で最も怖いのは「放送事故」。障害のある私が仕事をすることで、放送事故が起こる、という判断だったのだ。そのような危険な因子は、ただちに消し去るべきだと。
テレビの世界とは、こういうもの。発達障害者=使えないヤツ=放送事故を起こすとみなされる。
そして数か月後、発達障害という診断を受けたのだ。
(ここからは私の経験を掘り下げ、職場も特定できそうなくらい細かく書いています。無料のサイトで公開しているような当たり障りのない内容ではありません。テレビ業界を離れたから書ける業界のタブー的な内容です。よって有料にしていますことをご了承ください)
目次メモ
「元テレビ局ADの発達障害者が考える、人手不足の理由」
「特性を生かした配置だけでは、人材不足は解決しない」
元テレビ局ADの発達障害者が考える、人手不足の理由
発達障害者の私にとって、AD時代の経験は苦しく、救いがなく、むごたらしい。
セクハラやモラハラがまかり通っていて、(障害者含め)さまざまなマイノリティへの差別発言が飛び交う撮影現場。1対1で、そのような発言を浴びせられたことも数知れず。
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