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【大人旅におすすめ】おいでめせ 水の郷 福岡柳川 〜新鮮野菜から鰻、味噌、花火まで〜
福岡といえば博多や天神。
もつ鍋、ラーメン、屋台、明太子、糸島のビーチや太宰府天満宮も定番でしょうか。少し離れて北九州も人気、星野村もとても素敵。
福岡には長く住んでいたこともあり、様々な場所を訪れてきたのですが
あの有名な街には一度も行ったことがないことに気づきました。
四季を愛でる「水郷柳川」
福岡県南西部 柳川市
福岡市に行くより佐賀市に行く方が早いような場所に位置しており、福岡市中心部からは電車で50分ほどです。
柳川には網目のように水路が張り巡らされています。
この水路沿いには城下町らしい白壁が残り、四季折々の花、しだれ柳
この景色を眺めながら舟に乗って巡る川下り
「これぞ柳川!」という光景です。
大人になってこそ楽しめるような気がして、友人と共に車でやって参りました!!
道の駅みやま
九州自動車道みやま・柳川ICから観光地柳川を結ぶ国道443号バイパス沿いに位置する道の駅みやま
正直、過去一番の道の駅でした。
「いやいや、よくある道の駅でしょう?」と思うなかれ。
野菜、果物、総菜、鮮魚、お菓子に至るまで、ないものはないのでは?と思うような食のデパート。テーマパークです。
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何よりの魅力は、その日に採れたての新鮮野菜と果物が良心価格で所狭しと並んでいること。それぞれの食品には生産者の名前が貼ってあり、安心感もあります。
朝一で訪問したのですが、すでにたくさんのお客様がいらっしゃって、どんどん商品が消えていきます。
とにかくお安くて、サイズも大きくて、美しい野菜たち。物凄くテンションが上がったのですが、これから丸1日柳川を巡るということで、泣く泣く諦めました。(それでもビニール1袋が満タンになるくらいは購入しました)
立派なシャインマスカットが700円くらい。
お惣菜もお菓子も添加物が入っていないので、賞味期限が1日・・・
毎日通いたいと思いました。
有名なセロリ、私が行った日にはなかったのですが、行かれる方はチェックしてみてください。
この食品エリアの隣には広いフードコートがあります。こんなに美味しそうなものばかりのフードコートあるの?というくらいどのお店も魅力的なのですが、特に人気のお店でドライブのお供を買ってみました。
みやまの玉めし
味付け半熟卵が丸ごと1個入っているというシンプルかつ最強のおにぎりです。毎朝手作りされており、夕方前には売り切れてしまう大人気の玉めし。
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シンプルな半熟卵入りと、雑穀米バージョン、チキンライスバージョン、豚の角煮入りもあります。
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実際に食べたのは数時間後だったのですが、冷えていてもとても美味しかったです!味の濃さがちょうどいい。
帰りにもこちらのフードコートに立ち寄ったのですが、もちろん売り切れていました。
草木饅頭
道の駅の駐車場には、福岡銘菓の草木饅頭の販売車が来ています。
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この草木饅頭、小さな可愛らしい一口サイズのお饅頭なのですが、とても美味しくてパクパク食べてしまいます。
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特に私はこむらさきという、紫芋のお饅頭が大好きです。
普段は甘いものを食べないのですが、この草木饅頭だといくらでも食べられてしまう不思議。
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友人達も大層気に入っており、爆買いしました。
こちらの販売車で購入すると賞味期限は短いのですが、一般的に売られている真空パックのものよりずっと美味しいような気がします。
一般販売は20個入り1,393 円など、箱売りですが、販売車では1個ずつ購入可能です。
見かけたら是非ご賞味ください。
元祖うなぎせいろ蒸し本吉屋
柳川の名物といえば鰻料理です。
地元の方に聞くと「どこも美味しいですよ!」とのこと。せっかくの機会なので、おそらく最も有名な本吉屋に行くことにしました。
天和元年より300年以上もの間、初代秘伝のタレと調理方法を守ってこられた名店です。
平日11:00ちょうど。
しっかりお腹をすかせてやってきましたら
昔ばなしに出てくるような茅葺屋根の建物が見えてきました。
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駐車場はお店の隣にあります。
ペーパードライバーの意見で恐縮ですが、停めやすそうな十分な広さでした。(運転上手な友人が多く、本当にありがたいです。)
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門構えもいいですね、外までフワッと炭の香りがしました。
胸が高鳴ります。
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予約はしていませんでしたが、すぐに入ることができました。
11:30過ぎた頃には平日でも満席になっていましたので、早めに行くことをおすすめします。
田舎に帰ってきたような、懐かしい階段をのぼり2階の広間に通していただきました。
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私は名物のせいろ蒸しを注文しました。
友人は特せいろ蒸しにしていたのですが、うなぎの量が増えます。
普通サイズでもかなりお腹一杯になりましたので、女性は普通のせいろ蒸しでいいかなと思います。
ちなみに価格は
特せいろ蒸し(きも吸・香物付)5,200円
せいろ蒸し(きも吸・香物付)4,800円
あと、せいろ蒸しが来るまでのおつまみに
白焼わさび 3,600円
を注文しました。
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お座敷で足を崩し、学生時代の友人たちとのんびり白焼をつまむ。
大人になったな~とほっこりしました。
本当に雰囲気がいいお店で、お茶を飲んでいると眠くなります。
20分くらい待つとせいろ蒸しがやってきました。
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うなぎのせいろ蒸し、好みは人それぞれだと思いますが、私はあまり甘くないタレが好きで、まさにど真ん中でした。
香ばしい香りに、うなぎのうま味がしっかり染みこんだご飯もすごく美味しい。
半分食べたら山椒を追加して、最高でした。
いま記事を書いていてすでにまた食べたい。
店内の雰囲気を含め、長年人気でお客さんが絶えないことに心から納得のお店でした。
大松下のあめ
本吉屋を出てすぐ、左向かいにあるもち飴専門店の大松下のあめ。
こちらも絶対に立ち寄ろうと思っていたお店です。
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130年以上続く老舗のもち飴専門店
お店に入ると店主の方が試食させてくれて、歴史や製法を丁寧に説明してくれました。
薄く平たいもち飴はハサミで一口サイズに切って食べます。
「うわ~懐かしい味!」友人と感動。
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ミルキーのような、ヌガーのような歯ごたえで、よく噛むとほんのり優しい甘さが出てきます。
もち米を蒸した後に麦芽を加え、煮詰めた後に練ると空気を含んでどんどん白くなるそうです。
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もち米と麦芽だけで砂糖を使用していないもち飴は体にも優しく、産後の栄養補給に良く、畑仕事のお供に買って行く方も多いそうです。
お料理にも使えて、本吉屋のうなぎの仕上げにも使用されているとのこと。
1つ1つ手作りなので、毎日200本ほどの限定品。早めの時間に訪問することをおすすめします。
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川下り
江戸時代は美しい城下町だった柳川の風景は国の名勝に指定されています。
柳川のパンフレットには必ず掲載されている川下りの写真
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川下りの運営会社はいくつかありますが、基本的に同じようなプランとのことでした。なのでご都合のよい乗船場を選ぶと良いと思います。
街中にはたくさん乗船場があるので困ることはありません。
西鉄柳川駅から乗るプランもありますが、乗船時間が1時間以上。
「寒い季節、暑い季節はちょっとしんどいと思います。30分でも十分楽しめますよ」とアドバイスいただきました。
私たちも30分を選びました。
笠をかぶって出発!
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木造の船は予想以上に簡素なもの。10人前後を乗せて進みます。これを1人で漕ぐ船頭さんはすごいなと思いました。
柳川の歴史、川下りにまつわるお話を聞きながら風光明媚な景色を味わいます。
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この日は水位が低かったので見ることができませんでしたが、こういった橋があると「橋越え」をすることもあります。
※船頭さんがお客様を乗せたまま舟を離れて橋に登り、橋を渡ってから舟に飛び乗ること
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ただ、この橋越えは危険ということで色々ご意見が出ているようです。
最近は昔からの文化が取り沙汰され、消滅してしまうことも多いですよね。少し寂しくもあり、でも安全第一なので難しい問題だなと改めて思いました。
後半には船頭さんの伝統的な歌もあり、乗客みんなで手拍子をしながら聴きました。風情があります。天気が良かったこともあり、とても心地良い素敵な時間でした。
冬はこたつ舟、春は桜を見ながらと、季節を変えてまた乗船したいと思います。
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柳川藩主立花邸 御花
川下りの船からも見えた御花
御花とは日本で唯一、宿泊ができる国指定名勝のお屋敷です。
こちらも柳川に来たら立ち寄りたい定番スポットです。
敷地全体7,000坪が国指定名勝に指定されており、現在も続く立花家の末裔が営んでらっしゃいます。
豊臣秀吉に仕えた立花宗茂は、関ヶ原の戦いの後に一度は城主の座を追われましたが、徳川家に認められ再び柳川藩主としてこの地に戻りました。
このように、豊臣秀吉の時代からというとんでもない歴史を持つ立花邸。
400年以上ということですね。
現在も残っている建物のほとんどが明治時代に伯爵家となってから整備されたものとのこと。
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宿泊者でなくとも、松濤園・大広間・西洋館・立花家史料館の4つを見学することができます。
園時間:10:00~16:00
入園料:一般 1,000円 / 高校生 500円 / 小中学生 400円
歴史ある重厚な建築、静かに見学しないと、と思いながら受付でチケットを購入すると「飲み物はどうしますか〜?」とニコニコ聞かれました。
中にカフェか何かあってそこで受け取るのかな?と思い、とりあえず受付のお姉さんのおすすめオレンジジュース、抹茶ラテを注文し入園しました。
廊下を進み、庭を臨む100畳の大広間へ
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大広間の向こうには国の名勝に指定された「松濤園」が見られます。
想像以上に広い庭園には大きな池があり、飛び石というのか岩というのか、美しく配置されています。
池の周りの松は280本もあるそうです。
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一体どれだけの費用をかけて作られたのか、メンテナンス費用はどうなっているのか、まずお金のことを考えてしまいました。
それくらい本当に立派で風情があり、美しかったです。
庭を眺めていると
「お待たせしました〜〜!!!」
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受付の方が飲み物を持って来てくれました。
「えっ、ここで飲んでいいんですか?」
「はい!ごゆっくりどうぞ〜♪」
こういった歴史的建造物の見学ルートで普通に飲み物を飲んでいいとは。
他のお客さんも「え、飲み物持ったまま入っていいの?」と聞いていました。
受付の方もスタッフの皆さんもすごくニコニコしていて、気さくな方ばかりでした。建物と良い意味でのギャップが。
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おかげで田舎に帰ってきたかのようにのんびりさせていただきました。
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この後、迎賓館として建てられた鹿鳴館様式の「西洋館」へ移動しました。
(移動といっても廊下伝いなので、雨でも大丈夫です。)
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明治43年に建てられた迎賓館の内部を見学。
当時すでに自家発電所を設けていたそうで、思ったよりずっと近代的な内装と家具に驚きました。
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と、思ったけど読んだことがなかったのであらすじを調べたら止まらなくなってしまった。
もっと明るい話なんだと思い込んでいました。
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全体的に天井が低く感じて、この時代の平均身長が今よりも低かったとかなのかなとも思いましたがどうなのでしょう?
現在も、結婚式場、パーティー会場として利用されているそうです。
西洋館を出ると立派な雛人形がたくさん飾ってありました。
周りに飾られているのは「さげもん」
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柳川では女の子が生まれると、初節句のお祝いとして着物の残り布で小物を作り飾ったそうです。
1列に7個の小物が付いていて、それが7列。7×7=49個
人生50年と言われていた時代に一年でも長生きしてもらいたいという親の願いから中央に鞠を2個付けて全部で51個。
素敵な風習ですね。
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柳川市内では様々な場所でこのさげもんを見ることができます。
可愛らしく華やかでいいですよね。都心のマンションは狭くて大きな雛人形飾りは難しいので、このさげもん文化が東京で流行ったらいいのにと思いました。
400年に渡り受け継がれてきた立花家の歴史や文化を感じられる御花
街散策の休憩にもおすすめです。
鶴味噌醸造
柳川の資料を見ていると、この川沿いの赤い並蔵を目にします。
こちらは明治3年(1871年)から続く鶴味噌醸造の味噌蔵です。
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創業明治3年。今年2023年なので、152年!の歴史を持つ味噌屋さんです。
この記事を書きながら電卓で計算をしているのですが、柳川は歴史あるお店が多く、不思議な感覚になってきました。
鶴味噌さんの味噌蔵はもちろん現役で、国の有形文化財にも登録されています。車で伺いましたが、この蔵は見えるのに入口を見つけられず、周囲をぐるぐる探し回りました。ぜひGoogleマップや街の人を頼ってください。
※入口向かいに駐車場あり
入口には紫の「ツルみそ」の暖簾が!
中が見えないけど入っていいのか・・・と迷いながらガラガラ「お邪魔しま~す」
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左側に事務所(店舗)、奥に工場があります。
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事務所に入ってみると数名の社員さんがいらっしゃって、にこやかに迎え入れてくれました。
ずらっと商品が並んでいます。
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たくさんあり過ぎて選べず・・・たくさん質問させていただきました。
普通のお味噌以外にもユニークな商品が多く、私たちはたくさん購入しました。おすすめいただいた商品からいくつかご紹介します。
まずはお味噌とだしをブレンドしたMISO TUBE。
熱湯と混ぜるとお味噌汁に!ここに乾燥ネギや乾燥ワカメを入れるだけで立派なおかずになります。チューブ式だと、スプーンなど使わなくてよいので洗い物も少なくて便利です。
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次にリピート率No.1という相撲味噌という味噌ダレ。こちらもチューブに入っています。野菜につけたり、炒め物の調味料としておすすめとのこと。
帰宅してすぐに味見しましたが、一瞬、「あれ?甘いな」
からの、「辛っっっ!!!!!!」
私は辛いものが物凄く苦手なのでストレート(というのか)では厳しかったのですが、お料理に使うとコクが出てすごく美味しいです。
これだと辛さが足りないという方には激辛相撲味噌もあります。
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最後にこちら、個人的にNo.1の甘酒 ツルノホウセキ
プレーンを試飲させていただいたのですが、サッパリしていて飲みやすい。実は甘酒の独特の風味があまり得意ではないのですが、これなら美味しい!と驚きました。
さらにプレーン以外にもストロベリー、ブルーベリー、マンゴーなど様々な種類があります。すべて砂糖不使用、使用されているフルーツはすべて九州産とのこと。こだわりを感じます。
私はストロベリーも購入したのですが、甘酒とは思えない・・・
本当に美味しくて、一気に飲んでしまいました。(300gも入っているのに)
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紅白セットというのもあったので、何かお祝いの際に利用したいと思いました。ノンアルコールなので、子供から大人まで安心して飲めると思います。
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通信販売もあるので、気になる方はぜひご利用ください!
筒井時正玩具花火製造所
友人「昔、花火を買いに行ったからもう一度行きたい!」
花火といえばスーパーやコンビニ、ホームセンターでしか買ったことがなかったので、花火製造所なんて未知の世界。柳川の旅の最後に行くことにしました。
事前にお電話差し上げたところ、すごく優しく「お待ちしてますね~」とおっしゃっていただけたので楽しみに伺いました。
マップを見ながら進んだものの、なかなか到着できず行ったり来たり、広大な葡萄畑の中をグルグル。
と、急に赤い可愛らしい建物が現れました!
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想像とまったく違ったモダンでとてもお洒落な建物。
扉を開けると
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なんて可愛い・・・・!!!
カラフルな花火が駄菓子屋さんのように並んでいました。
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子供の頃に戻ったような、すごく懐かしい気持ちになりました。(亡くなった祖父を思い出してちょっと泣きそうになりました)
見慣れた種類の花火だけでなく、インテリアになるような美しい花火もたくさんあります。
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![](https://assets.st-note.com/img/1697682120420-QAOinwmkdV.png?width=1200)
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友人はこちらのお花の花火をお祖母ちゃんのお誕生日お祝いに買っていました。一緒に線香花火したらすごく喜んでくれたようです。思い出にもなっていいですね。
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お店では色々なお話を聞くことができました。
「花火はその年に使い切らないと湿気て使えなくなってしまう」と思いこんでいたのですが、(私の地元だけでしょうか)実は丁寧に作られた花火の場合、ワインのように熟成して火花が変化するそうです。花火が必要な水分は吸い込んで、不要な水分は排出してくれると聞いて驚きました。
また、こちらの線香花火。違いをご存知ですか?
![](https://assets.st-note.com/img/1700477688376-yD2G2URMc2.png?width=1200)
左は、東の線香花火 長手牡丹(ながてぼたん)
→火先を斜め下に向けて遊びます。
右は、西の線香花火 スボ手牡丹
→火先を上向きにして遊びます。
※国内でスボ手牡丹を製造しているのは筒井時正玩具花火製造所のみ
線香花火の火花は4段階に分かれて形を変えていくのですが、東と西でその形も異なるそうです。面白いですね。
2023年現在、国内で線香花火を製造しているのはたった2社だそう。安価な外国産の花火が出回って、どんどん廃業してしまったのだとか。
![](https://assets.st-note.com/img/1697682201008-jtPmT5KIAt.png?width=1200)
普段、何も考えずに安価なものを選びがちになってしまいますが、それがこういった美しい伝統文化を衰退させてしまうのだなと改めて気づかされました。
飛行機に乗るため購入できなかったのですが、オンラインでも購入できるとのこと。次の夏はこだわりの花火を取り寄せて、楽しみたいと思います!
どこに行っても「おいでめせ」を感じる街
「おいでめせ」とは柳川の方言で「いらっしゃい、ようこそ」
柳川の街の皆さんは明るくて気さくで、どこに行ってもホッとして「おいでめせ」を感じました。
現地の方との楽しい会話は旅の醍醐味!
また季節を変えて、柳川を訪れたいと思います。