飲食店はお味噌汁離れなの?
みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡
過日。
「よ~し。お昼休みだ。今日はカツ丼だ!」
なんて張り切りながら僕は事務所を出た。
尻を左右に振りながら、5分歩いてお店に到着。初めて行くお店だったけど、暖簾をくぐって自動ドアを通過し、店員さんに1名ですと言って、カウンター席に座る前に、「カツ丼を下さい!」と言った。
凄いでしょ? 僕ちゃんはメニューを見ないのです。見ずにその時々で食べたい物を注文しているのです。分かりますぅ、僕のキ・モ・チ。
勿論、「当店ではカツ丼を取り扱っておりません」って言われれば、「ぢゃあ、豚カツ定食で!」と、これまた瞬時に対応するのです。まあ一応僕も江戸っ子気質なので、せっかちと言うのもございますが、なんせ貧民の僕に与えられたお昼休みは45分しかないのです。えーん。わーん。
だからネ、どのお店に行っても今のような注文をするので、殆どの店員さんが驚いて案山子みたいな表情になってしまいます。これはこれで申し訳ないと思いながらも、心の中で僕はガッツポーズをしているのです。
腹黒くて相すみません。
「お待たせしました。カツ丼です。ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」
出ました。今日も出ちゃいました。「よろしかったでしょうか」問題。
これ、いつになったら「よろしいでしょうか」に直るのでしょうか。マジで社会化問題として取り上げても良いのではという気分に、僕は襲われました。もう~かれこれ10年以上聞き続けていますョ。
全く。しっかりせぇ!
でも、僕の機嫌は瞬時に直りました。
だって、目の前にカツ丼があるのですから。
丼の王様はカツ丼。うな重は二番。
これ、マジです。これ、ガチです。
だけど今論戦をしていてはせっかくのカツ丼が冷めてしまうので、早速ですが頂きたいと思います。
しかし、僕は目の前の光景を見て、愕然としたのであります。まさかと思いきや、僕は小声で店員さんを呼びました。
「す、すみません。お味噌汁は別途料金がかかるのですか?」
カツ丼を注文したのにですョ、何と、お味噌汁がついていないのです。
考えられますぅ?
お味噌汁は世界三大スープに認定されても良いくらい、僕は美味しいと思うし、何より和食にお味噌汁がつかないなんて、世も末ですョ!
「はい。別料金です!」
なんとまあ、店員さんに高圧的な態度で言われてしまいました。
嘘でしょ?
僕はメニュー表を見ました。すると確かにお味噌汁は別料金。小で150円。大で250円。しかも、しかもですョ、両方とも豚汁と記載されております。
まさか、まさかですよネ?
高圧的な物言いをする店員さんに、僕は再度お尋ねしました。
「あ、あのぅ~普通のお味噌汁はございませんか?」
店員さんがお持ち帰り用のパックを整理しながら答えてくれました。
「ございません。豚汁のみです」
はい、終了!
終了でございます!
大いに失望した僕は、このあとカツ丼を一気食い。そして会計時に「890円になります」って、またまた誤った接客用語を聞いた僕は、ついに堪忍袋の緒が切れた。
店員さんに1000円札を渡すと、「お釣りはけっこう。サービス券もけっこう。しからば!」と言って店内を後にしました。
丼専門店で、お味噌汁が別料金なんて考えられません。
二度と行きません。接客用語も態度も3流だしネ。
車離れが進む若人同様に、お味噌汁離れも進んでいるのでしょうか。
嗚呼…非常に由々しきことでございます。アーメン!
本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
この夜、僕は〆のお茶漬けの代わりに、ワカメ、お豆腐、油揚げ、葱のお味噌汁を拵え食しました。
それは大変おいしゅうございましたとサ!
【了】
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