見出し画像

10月からは新シフトで働くということで、引き継ぎや確認作業が山積みです。
私は投げちゃうだけなんで、なんか申し訳ない気持ちの9月です。
田中弥三郎です。鍼灸マッサージ師をしています。

noteを書くのは週1、読むのは週5くらいです。それでも考えが深まったりして面白いですね。
今後はもう少し、読むのを増やしたいと思っています。

今さらながら、『空気読め』とは

『空気読め』の呪縛を解いて

読ませていただいたnote記事で、
『空気読め』
というフレーズに引っ掛かりました。

その記事のなかでは、
「空気読めと思われるのは怖いけど、自分のままであり続ける」
といったような形で括られていました。
素晴らしいことです。
決意を持って宣言なさったことで、迷いを断ち切って。
お会いしたことはありませんが、きっと素敵な方なんでしょう。
そしてきっと、お優しい方なんでしょう。
これからも記事を読ませてもらいますね。

『空気読め』って、いつからだっけ

ユーキャンの新語・流行語に、
『KY(空気読めない)』がノミネートされたのは2007年だそうです。ずいぶん前のことですね。
それまでは、『空気読め』って言ってなかったように思うんですが、言ってたんでしょうか?

『自己中』とか『周りのことも考えろ』とかは言ってたと思うし、そこまで違和感はないんですが
『空気読め』は、初めて聞いたときから嫌な気持ちになったのを覚えています。
直接言われた覚えはないんですがね。

人に言われたら、どうだろうか

もしも自分が『空気読め』と言われたら

いざ自分が『空気読め』と言われたら、どう感じてどう返事するんだろうか。

そもそも、『空気読め』って命令ですよね。
命令するくらいの上下関係なら『空気読め』なんてぼんやり言わずに、『〇〇しろ』とハッキリ具体的に言って欲しいです。ぼんやりした指示しか出来ないリーダーなど論外です。

対等の立場なら、

対等の立場で考えてみます。関西弁になりますが、私は大阪人なのでご容赦ください。
敵『お前、何してるねん。空気読めや。』
私『なんやねん。空気読め言うんやったら、お前かて俺の出してる空気読めや』

うん、こんなとこでしょうか。不毛ですね。
同じことになりますが、『空気読め』だと何が言いたいのかぼんやりするのが私は嫌です。

なぜ『空気読め』なのか。断言しない理由は

『空気読め』は、便利??

何かを指摘するときに、全て『空気読め』で片付けることが出来るのかも知れないと考えました。 

  • いちいち細かく指摘することもなく、一言で済ませられる。

  • ぼんやりとしか指示しないから、指示の下手さ加減ををごまかす事ができる

  • 『空気読め』がわの気分次第でなんとでも正解をコントロールできてしまう。

  • 不機嫌にしていれば、想定以上に相手が動いてくれるかも知れない。

『空気読め』がわのメリットしかないですね。書いててビックリしました。
言われたことのない私は、周りの人に恵まれてたんですね。感謝せねば。
しかし、『空気読め』が、『便利』という表現はよくないですね。
『空気読め』と言うがわにとって、都合がいいだけです。
『ズルい』『セコい』としたほうが良さそうです。

『空気読め』の何が気に入らないのか

書いて考えてて、分かってきたことがあります。
『空気読め』のニュアンスに、

  • 分かって当然でしょ

  • 言わなくても普通分かるでしょ

  • そんなことも分からないの?バカね

みたいな『空気』を感じるんです。気に入らない。

  • それだけよくお分かりなら、私のようなアホにでも分かるように説明しておくんなはれ。

  • ホンマに賢い人は、ちゃんとアホにでも分かりやすく説明してくれるもんでっせ。

  • 機嫌悪いのを伝えるだけなら、犬猫にもできまっせ。

  • もしかして『くうきよめ』って空気入れて膨らませるヨメさん(笑)のことでっか???

なんて言い返したくなります。
もしも『空気読め』って言われたら使ってください。責任は取れませんが。

『空気読め』はズルい、セコい

文章にしてみたことで、やっぱり『空気読め』という言葉のイヤなところが浮き彫りになりました。

『和を以て貴しとなす』
のと、
『空気読め』
は違います。
そもそも人は違うからこそ、『和を以て貴しとなす』わけです。
みんなが『空気を読め』って監視し合ってたら、殺伐としてやってられません。
そんな世の中で良いですか?
私はイヤです。

さて、一首浮かびましたので。

『空気読め』それしか言えぬ ダサい人

『くうきよめ』 それしかいえぬ ださいひと

ふう、スッキリした。
お付き合いいただき、感謝申し上げます。


いいなと思ったら応援しよう!