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【#125】飲食店のステルス値上げについて抱く複雑な気持ち
こんにちは。昨夕、家族で某中華ファミレスチェーンに行って来ました。自宅から車で10分くらいのところにあり、子供達もラーメンに炒飯と大好きなのでよく行くのですが、なんか明らかに違和感が。
今回はその違和感のもとと、その戦略の是非について考えてみた内容を書こうと思います。
○海老が少ない
子供達は毎度ラーメンと炒飯を頼むのですが、私は海老チリ、妻はあんかけ焼きそばと、我が家は結構メニューが固定されております。
今回も毎度同じく注文して、ネコさんロボが料理を運んできてくれたのですが、机に料理を移す時に何やら量が少なくなっている気が。
気のせいかなぁと思いつつ、まあ良いやと思い食べていると、妻から「あれ、焼きそばってこんなに少なかったっけ?」と。長男が毎回ちょっと食べたいってなるから、気がつくんですよね。あ、それ俺も思ってた、と言う事で話題はステルス値上げに。
○ステルス値上げの狙いとは
狙いは売上を落とさないことかなぁと思います。客数×客単価の、客数を維持したいために量を減らしているのかなぁと。
と言うのも、今回行ったファミレスはロードサイドの出店が多く、メインターゲットはおそらくファミリー層。ポジショニング的には、比較的安価に中華が楽しめる敷居の低い飲食店という感じ。ロイホよりは安くサイゼよりは高い、王将よりは家族で入りやすい店作りという感じなので、まず集客の段階で、高いからやめようという感じになるのは避けたいんだろうなぁと思います。
一方で客単価を上げるための取組も見て取れて、ママ会とかおひとり様向けに、ビール&小皿を複数というちょい飲み需要に向けたメニューもあります。チャネル的にちょっとアンマッチな気もしますが。
従って、苦肉の策という感じでしょうかね。
○個人的に思うこと
個人的には、はっきりと「原材料高騰してるから値上げします!」と言ってくれた方が、がっかり感なくて良いじゃんと思った一方で、海老チリが700円だったのが1,000円て言われたら、他のお店で別のもの食べるかもとか思ってしまう自分もいるので、ちょっと複雑な気分です。
この辺は5force分析で言うところの代替品が多く選択肢の多い業態である以上、なかなか難しいところですよね。ここでしか食べられません!みたいなのがあると良いと思うんですけどね。
とはいえうちの子供たちがここのラーメンと炒飯が大好きなので、これからも月2回くらいは行きそうですが笑
価格別に量の調整してくれる大戸屋みたいな選択肢を用意してくれると嬉しいんですが、オペレーションがというのもあるんでしょうね。昨日も、ホールはネコさんとパートさんが1人、少し混んでくると厨房から人が出て来ていましたし。
ステルス値上げは悪というイメージを持っていたのですが、企業側の事情に思いを巡らせるうちに、まあ仕方ないのかなぁと思った体験でした。それでは!