週刊「我がヂレンマ」<5月20日号>
梅雨が目前まで迫る昨今、選挙妨害の輩が逮捕されたり、大谷翔平がサヨナラヒットを決めていますが、私は特に変化はありません。
未だに「今日は何を書こう」と頭を絞って破裂寸前になり、進歩があるように見えない。悪い意味で不変。これはマズイ。迷路で迷子。アリアドネの糸は見当たりません。私は蜘蛛男ではないので、進歩の糸口を吐き出すこともできない。
雰囲気(ムード)が悪くなってきた。マイナス思考、自己嫌悪は無駄な感情です。悪感情です。掃除が必要だ。この記事をしっかりと書き上げることで、悪いムードを振り払おう。
「がんばれっ、がんばれっ、総括しろ!」
単なる自己批判や反省に意味などない。
自分史を掘り下げ失敗の根本原因をつきとめ、
克服する方法まで見出すのが「総括」だ。
なんだかきな臭くなってきたところで、今週のコンテンツ。
<メモについての解説と分析>
<購入した書籍とおススメの紹介>
<女子中学生と弓矢>
前置きは犬も喰わないので、もう書きます。
<メモについての解説と分析>
「氷河甌穴(ひょうがおうけつ)」
とは、氷河から溶けだしたものが水になり、この水が氷河に浸透すると侵食が始まり、氷河と地表が接するところまで到達すると穴が出来上がる。
この氷河甌穴が出来上がると、溶けながら移動していくので、氷河に亀裂が入ることもある。そして氷床から溶けだした水はその亀裂に流れこみ、滝のようになる。
グリーンランドの氷河は温暖化により、氷河の融解が進んでおり、それによって溶け出た水が氷河甌穴を形成し、氷河融解のスピードを早めていると言われている。氷河がある場所ならどこでも形成される。
なぜメモしたのだろう。字面が格好いいから! 理由が安易! グエッ。
「ただ排泄しているだけの肉塊」
長年引きこもりをしていた女性が、こう自称していたような。そんな動画があったような。記憶は定かではない。これは勿論、比喩表現だが、文章をそのまま実写化したら、かなりグロテスクでシュール。乾燥した牛脂のような物体から、茶色で粘土質の物体が、、、、
ご想像にお任せいたします。
「軽トラ飛ばして野犬はねる畦道」
これはおそらく、『電気グルーヴ』の某曲の歌詞の一部と思われる。
あれだ。『電気グルーヴ32周年の歌』だ! 間違いなく! ボサノバ調の、不気味な子供が画面の奥でほくそ笑んでる、アレだ。
牧歌的かつ、無常な日常の姿がそこにはあります。
「ステファニア・フォリーニ、131日間地下洞窟」
1969年にアメリカで行われた興味深い実験の一環として知られています。この実験では、光も音もない150mの巨大な洞窟で人々を隔離し、時間の感覚を奪うことで、人間の生態時計の影響を調査しました。
ステファニアが、洞窟内での生活において、時間を知る手段がない状態で過ごしました。
最初は普通に過ごしていた彼女も、数日後から次第に異変が現れ始めました。洞窟内では朝や夜がなく、時間を知らせてくれるものが特になかったため、彼女の体感時間は徐々に変化していきました。
起きている時間が16時間から24時間、28時間、そして30時間とだんだんと長くなり、体重も減少していったと言われています。
この実験は、人間が時間の感覚を失った場合、体や精神にどのような影響が出るのかを探るものであり、興味深い結果をもたらしました。
ステファニアの体験は、時間が私たちの生活に与える重要性を考えさせるものです。
また、最近でも似たような実験が行われており、フランスのロンブリーブ洞窟で15人のボランティアが40日間を過ごす実験が行われました。
「奸計(かんけい)」
とは、他人を陥れるための悪い計画や、良くない企みのことです。「姦計」と表記されることもあります。
「奸」には、よこしま・わるい・みだら・してはいけないことをする・またはそうのようなことをする人、という意味があります。
他人の権利などを「おかす」・姦淫の罪を「おかす」・悪いことをして状況を「みだす」などの非道徳的な行為や人のことです。
「計」は、数を数える、数量をはかる器具の「はかり」を指すなどさまざまな意味があります。「奸計」の「計」は、くわだてる、はかりごとをすることを指しています。
したがって、「奸計」とは、非常に悪い事を行って邪魔をし、人を陥れようとする計画する、という意味になる。
「カテゴリーをベースに、ステレオタイプを押し付けるのは差別」
誰の発言だろう。
思い出せませんな。ま、その通りとしか言えませんが。しかし、物事には必ず根本的原因があるので、何事も差別と断じて思考停止するのは危険です。何事も多面的、多層的に分析するべきで、さらに、俯瞰的に冷静にみる。要は、論理的思考を活用しよう! ということです。
「酸鼻(さんび)」
惨たらしく痛ましいこと。また、そのさま。
「――をきわめる」
「――な事件」
ここでモジり、「――歌」。
くだらない。聞きたくない。大して巧くも面白くない。合掌。
<購入した書籍とおススメの紹介>
「劇光仮面 5」
山口貴由
『既刊大重版!!』
『麒麟 川島明氏、劇賞!!! 川島・山内のマンガ沼大賞2023・第4位』
『現代に特撮のリアルを組み込んだ傑作。日常に徐々に怪人が入り込んでくる展開に衝撃!! 今、めちゃくちゃアツい漫画です。』
激闘! 「本物」の怪人VS特撮オタク。
「今 僕が見ているのは特撮じゃない・・・」
イブの夜、実相寺の前に現れたのは「本物」の怪人”人龍”。
「本物」と対峙する為には「本物」のヒーローになるしかない!
ヒーローとしての覚悟を問う”劇戦”の行方は⁉
「”万に一つ”を願うやつは、九千九百九十九を殺すやつだ。」
「鬼才 伝説の編集人 斎藤十一」
森功
「週刊新潮」を創った男。
『稀代の天才編集者は、なぜ自らを”俗物”と称したのか。』
日本の出版史に君臨する「新潮社の天皇」斎藤十一。小林秀雄らの薫陶を受け頭角を現し、「週刊新潮」を創刊。”俗物”を自称する教養人は、事件の背後の「女、カネ、権力」を嗅ぎ分け、数多のスクープ記事やベストセラー小説を仕掛けていく。生涯黒子に徹した天才編集者の仕事と、日本の雑誌ジャーナリズムの変遷を描いた傑作ノンフィクション。
「絶海 英国船ウェイジャー号の地獄」
デイヴィッド・グラン
倉田真木 訳
『乗組員250名、生還者33名。難破、叛逆、殺人、そして人肉食――300年前の人間の血と汗、飢餓、絶望を体感させる圧倒的筆致が、歴史の狭間の真実を暴く。』
「これが、ノンフィクションの最前線」
【あらすじ】
1740年9月18日、軍艦5隻を中心とした小艦隊ポーツマスを出港した。そこには、かつての商船から大砲28門を備えた六党艦へと生まれ変わった「ウェイジャー号」と250人の乗組員の姿もあった。
財宝を積んだスペイン船を追う密命を帯び、意気揚々と出発した艦隊だったが、航海は凄絶を極め、謎の伝染病で多くが死に至り、南米大陸南端を航行中ついに嵐に飲み込まれてしまう。隊からはぐれ無人島へと流れ着いたウェイジャー号の乗組員たち。
そこで繰り広げられたのは、悲惨な飢えとの戦いだった。食料や武器を奪い合い、殺人や人肉食に及ぶ者が現れ、極限状態を生き延びた者たちはやがて対立する二組に分かれて島を脱出する。
骨と皮になり果てながら母国へ帰還した33人を待ち受けていたのは、非常なる裁判だった。絶海の孤島に隠された真実とは?
彼らが犯した真の罪とは?
スコセッシ監督×ディカプリオ主演で映画化され全米で300万部を突破したベストセラー『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の著者が、生存者の日誌や証言をもとに、ウェイジャー号の辿った運命を克明に描き出す、サバイバルノンフィクション。
「時計仕掛けのオレンジ[完全版]」
アントニイ・バージェス
乾信一郎=訳
『独特の世界観とシニカルなテイストが強烈な、
スタンリー・キューブリックの名作SFドラマ(映画原作)』
近未来の高度管理社会。15歳の少年アレックスは、平凡で機械的な毎日にうんざりしていた。そこで彼が見つけた唯一の気晴らしは超暴力。仲間とともに夜の街をさまよい、盗み、破壊、暴行、殺人をけたたましく笑いながら繰りかえす。だがやがて、国家の手が少年に迫る――スタンリー・キューブリック監督映画原作にして、英国の二十世紀文学を代表するベスト・クラシック。幻の最終章を付加した完全版。
解説/柳下毅一郎
著者について
1917年、マンチェスター生まれ。1993年没。作家。小説の執筆以外でも、評論、作曲、脚本、詩、翻訳、エッセイ、言語学など様々な分野で活躍した才人。長期の外国暮らしを経験しており、処女長篇の Time for a Tiger は自身が教師として派遣されていたマレー半島を舞台にしている。
他にアメリカや地中海地方にも滞在していた。作風の特徴としては、ブラックユーモア、風刺、クリエイティブな言語感覚が挙げられる。
1962年発表の本書は、スタンリー・キューブリック監督が映画化したことから、著者のもっとも有名な作品となった。《タイム》誌による20世紀のベストノヴェルの一冊にも選ばれており、現在でもクラシックとして世界中で読み継がれている。
「ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望」
↑おススメ! トーマス・ラッポルト
赤坂桃子 訳
フェイスブックを最初期から支える超大物投資家。
テスラ、ユーチューブ、リンクトインなどの名だたる企業家を輩出したペイパルの伝説的共同創業者。
ドナルド・トランプを意のままに操り、「影の米大統領」(ポリティコ誌)とささやかれるテクノロジー政策顧問。
スタンフォード大学を震撼させた自由至上主義哲学者。そして、シリコンバレーの頂点を極めながら、誰よりもシリコンバレーに絶望している男――。
ジョブズ、ザッカーバーグを超える無敵の男、その全戦略と破壊的思考にせまる初の本!
・なぜ彼は革命的決済サービス「ペイパル」を成功させることができたのか?
・なぜ「ユーチューブ」「テスラ」「リンクトイン」などの名だたる創業者を輩出できたのか?
・なぜ「フェイスブック」の可能性をいち早く見抜けたのか?
・CIAやFBIを顧客にもつ謎のデータ企業「パランティア」を創業した理由とは?
・トランプを支持し、テクノロジー政策顧問を引き受けた真の狙いは?
・なぜ「自由」と「テクノロジー」が必要なのか?
・なぜシリコンバレーの頂点を極めながら、シリコンバレーにイラ立ちつづけるのか?
「ピーター・ティールほど常識にとらわれない思考ができる人間はめったにいない」
――イーロン・マスク
(テスラモーターズ、スペースX共同創業者。ニューヨーカー誌より)
「彼のそばにいると、『自分ももっと賢くならなきゃ』と誰もが思う」
――マーク・アンドリーセン
(ネットスケープ共同創業者、投資家。フォーブス誌より)
「ピーター・ティールは逆張り屋です。で、逆張り屋は大抵まちがっています」
――ジェフ・ベゾス
(アマゾン共同創業者。トランプ支持を表明したティールを批判して)
「僕たちの取締役ピーター・ティールは、トランプ政権の顧問でもあります。そのことでご批判をいただいていますが、フェイスブックが多様性をモットーとする企業であろうとするなら、多様な政治観をも許容すべきなのです。それが僕の信念です」
――マーク・ザッカーバーグ
(フェイスブック共同創業者)
<女子中学生と弓矢>
ジャージ姿の女子中学生の少女が、緑濃い森林で、自作の弓で弓矢を射っている。ポニーテールで、素朴な可愛らしさがあり、どこか凛とした雰囲気がある彼女は、ひとしきり矢を射ると、数本の矢をすべて回収し背中の矢筒にもどす。秘密の練習場をあとにする。
これは単なるイメージです。
女子中学生なのに、弓矢を自作する時点でかなり変わった子ですが、何か、信念を感じます。屹度、クラスでは一匹狼。比較的成績もよく、どのグループにも属さないわりに、イジメられることもない。
小説家の父親と優しい祖母、小学四年生の弟の四人家族。二年前、少女が小学六年生のとき、両親は離婚。それを期に父親の地元に引っ越してきた。
長閑な田舎町は淡々と、日々が流れていた。
しかし、ある事件がそれを一変させる。
猟友会のメンバーがイノシシ狩りの最中に、何者かに殺害されたのだ。その遺体は不信な点が多かった。銃創でも、猛獣の爪でもなく、直径8センチの風穴が胸部にあいていた。
警察の捜査は難航し、町に不穏な空気が流れるなか、第二の事件が発生。
今度は、駐在の警官が殺害されたのだ。それでも犯人はみつからず、捜査は混迷を極める。
そんな中、少女の弟が失踪する。最悪の事態が予想されるが、警察や親族、地元の有志での捜索で、今は使われていない山小屋で震えているの弟が発見される。
警察の質問に、弟が答える。
「変な人が僕を追ってきたんだ。隠れてたら、いなくなったみたい」
ま、こんな妄想を日々している私ですよ。
それはもう、妄想ばっかりです。現実が見えていません。この妄想、または、他の妄想が見事に具現化し、地に足つき、幸せになることを祈ってもう終わりたいです。
終わりたいですが、明日から三日連続で投稿するショートショートの質をあげるため、気合を入れたいと思います。
「がんばれっ、がんばれっ、総括しろ!」
なんとなく入った気がします。屹度、明日からは良い作品が書けそうです。そう思い込んで、筆を走らせてやりますよ。ええ、全力で。
そう言いながら「行き当たりばったり」になる。
そんな不毛な三日間を過ごすわけにはいかない。しっかりと考え尽くして書ききってやりたいです。
具体的にどうするべきか、書き記したいですが、もう文字数稼ぎの蛇足はもう限界なので、終了です。また明日。