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読書感想文22(世界を変える100の技術)
日経BP(2024) 株式会社日経BP発行
日経テクノロジー展望2025 世界を変える100の技術
https://amzn.asia/d/e0sKA1h
要約
『未来を変える100の技術』(日経BP)は、今後社会や産業を大きく変革する可能性を秘めた技術を100個厳選して解説した一冊です。AI、量子コンピュータ、バイオテクノロジーなどの革新的分野から、エネルギーや環境技術、次世代の交通システムまで、幅広いテーマをカバーしています。それぞれの技術の背景や現状、将来の可能性を具体的な事例と共に紹介し、私たちの生活やビジネスに与える影響を示唆します。また、各技術が解決する課題や倫理的側面も考察し、読者に次世代への期待と責任を問いかけます。技術がもたらす新しい価値と課題に触れながら、未来社会を構想するための指針を提供する一冊です。
感想
最近の技術はどこら辺まで行ってるのかなぁと、自分でいちいち探しにいくの面倒と思ってた矢先に見つけた本です。
この本のアンケートによれば、2024年以降に期待する技術は介護ロボット、2030年に期待するロボットは完全自動運転となったそう。確かに今の少子高齢化と高スキルの人材不足を解決してくれるのは、その2つだと思います。
この本では、日本国内の100の技術が紹介されています。その中で、私の目を引いた技術を説明したいと思います。
1.マルチモーダル生成AI
Turingという日本のベンチャーが開発中の自動運転技術、カメラとAIのみで、自動運転を可能にしようとするもの。現在の自動運転はセンサー頼みなところが大半なので、カメラとAIのみというのに心が惹かれました。
2.ゼロUI
ユーザーインダースフェイス(UI)を生成AIで作るため、ユーザーに合ったUIを自動的に表示させてくれる。既存のUIがいらなくなる。WEBデザイナー泣かせの技術
3.ソブリンクラウド
政府や企業がデータ主権を維持するクラウド。データの主権が開発会社に依存しなくなるとのこと。
日本政府がガバナンスクラウドの候補として挙げたのはAmazon Web Service, Google Cloud Microsoft Azure,Oracle Cloud Infrastructure,さくらのクラウドの5つと本出版時点となっている。ほぼアメリカ企業ですが、大丈夫でしょうか?
おそらく今の戦闘機のように、メンテナンス料などを高く払いや詳細な部分は企業秘密だと言われて、お金を持ってかれるだけ持ってかれる上、現場使用する頻度があまりないので、買った損になりそうな気がします笑
上記の他にも、培養肉や、核融合など先端技術の紹介があったのですが、中でも私が面白かったのは、最後に紹介されていた立ち寝できるボックスです。
広葉樹合板が開発した立ったままの姿勢で仮眠が取れる「ジラフナップ」を開発したそうです。
これは多分、日本ならではの開発ですね!立ったままの寝る必要性を考えたことなどなかったです。立つ姿勢のまま寝るなんて、海外だと頭おかしいんじゃないと思われそうですね。
最初は宇宙飛行士か座った姿勢が辛い人の需要かと思いましたが、よくよく考えると、寝る暇も惜しんで仕事してる人とか、急な仕事が入って帰れなくなった可哀想なサラリーマン、眠気に抗えなかったテスト後の学生とか日本には結構必要としてる人がいそうですね。新幹線の中とか駅の中、大学の中とかにあると使う人結構いるんじゃないでしょうか?上記はほぼ実体験と周りの経験談なので笑笑
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう。