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イミダゾールジペプチドは効果あるのか

こんにちは、ちょらです。

鶏胸肉に多く含まれることで知られているイミダゾールジペプチド。
ヒトの体にも存在しますが、加齢とともに減少するため、食事からの摂取が必要となる成分です。

今回はそんなイミダゾールジペプチドについて紹介していきます。

イミダゾールジペプチドとは

イミダゾールジペプチドとはアミノ酸が2つ結合したペプチドで、構造にイミダゾール環を持っています。

一般的にタンパク質はアミノ酸が50個以上結合したもので、ペプチドは50個未満のものをいいます。

ジペプチドはアミノ酸が2つ結合したものですから、イミダゾールジペプチドはタンパク質の赤ちゃんみたいなものですね。


イミダゾールジペプチドの効果

イミダゾールジペプチドは活性酸素を除去する抗酸化作用があり、これにより疲労回復や認知機能の向上などの多くの効果があります。

疲労回復効果

イミダゾールジペプチドは吸収されたら一度分解され、血液によって運ばれ、必要としている箇所で再合成されて活性酸素を除去します。
そのため、疲れの原因である活性酸素をピンポイントで退治しますから、疲労回復効果が高いです。

自律神経を整え、睡眠の質を高める効果

イミダゾールジペプチドは肉体的疲労だけではなく、精神的疲労にも期待大です。
ビタミンCやEなど抗酸化ビタミンは脳へ届かない(血液脳関門を通過できない)とされていますが、イミダゾールジペプチドは脳へ届く数少ない抗酸化物質です。

これによって自律神経を整えたり、精神を安定させ、睡眠の質を高めてくれる働きがあります。

記憶力低下や認知症など脳老化を防ぐ効果

イミダゾールジペプチドは脳へ届く物質ですから、これにより記憶力の低下を防いだり、認知症を予防するなど脳老化を遅らせる働きがあります。

実際2014年にイミダゾールジペプチドを摂取し続けることで脳萎縮を抑制し、認知症を予防し、症状を遅らせることが研究結果として報告されています。


イミダゾールジペプチドの臨床実験結果

イミダゾールジペプチドは様々な研究がされており、これらによると継続的な摂取が疲労軽減につながることが明らかになっています。

そして疲労軽減効果が期待できるまで2週間程度は取り続けた方が良いとされています。


イミダゾールジペプチドの摂取量

イミダゾールジペプチドが疲労軽減効果を発揮するためには、毎日200~400mg程度の摂取が目安です。

鶏もも肉100g当たり460mg、鶏むね肉には1200mg程度含まれていますから、それほど意識しなくても摂取できそうな量です。

参照:イミダゾールジペプチド

ちなみに過剰摂取や長期摂取に関しても安全性が認められています。


イミダゾールジペプチドまとめ

  • ピンポイントで活性酸素を除去することで、高い疲労軽減効果がある

  • 肉体疲労のほかに精神疲労の軽減や睡眠の質の向上にも働く

  • 記憶力低下や認知症予防など脳の老化を遅らせる

  • 継続的摂取で高い効果が認められている

  • 鶏むね肉やささみ、カツオなどに多く含まれる

それではありがとうございました。
健康生活をお過ごしくださいっ!

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