土曜の夜は羽田に来るの┃#青ブラ文学部
山根あきら。さんの企画
「港」に参加させていただきます。
1970年、おいらは中野の
会社に入社した。
近くにお洒落な喫茶店があり、女子高校生や若い女性のたまり場であった。
おじさんも仲間に加わって
一緒に大貧民ゲームで遊んだ。
ママは、ハイ・ファイ・セットがお気に入り。
店内では、何時も
「土曜の夜は羽田に来るの」
のレコードが流されていた。
おいらの飛行機好きに火がついた。
土曜日は半ドンである。
土曜日の午後、飛行機を眺めに、羽田空港まで出かけた。
今では遠き青春の思ひで。