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本屋大賞受賞『黄色い家』読んでみた
本屋大賞を受賞した『黄色い家』をさっそく読んでみました!
この本は小説として楽しむのもいいですが、一つの経験として読んでいただけたらいいなと思いました。
どの本にするか悩んだ時の参考になればと思います。
ここでは本の詳細や私の読んでみた感想などを紹介します!
本の詳細
著者:川上未映子
出版日:2023年2月20日
出版社:中央公論新社
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あらすじ
十七歳の夏、親もとを出て「黄色い家」に集った少女たちは、生きていくためにカード犯罪の出し子というシノギに手を染める。危ういバランスで成り立っていた共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解し……。人はなぜ罪を犯すのか。世界が注目する作家が初めて挑む、圧巻のクライム・サスペンス。
目次
再開
金運
祝回転
予感
青春
試金石
一家団欒
着手
千客万来
境界線
前後深く
御破算
黄落
感想
読んでみて思ったことは二つあります。まず一つ目は、お金ってなんだか怖いなってこと。。二つつめは幸せって何だろうということです。
第一に、お金は怖いものだと感じました。
お金はただの紙切れですが、生活していくために必要なもので、執着してしまうとどんな人でも変わっていきます。
花はまっとうに働いてお金貯めていましたが、ある日お金が盗まれたことをきっかけにお金への執着が強くなっていきます。
風俗や夜の仕事で多額の収入を得られるかもしれませんが、それは正当な手段によるものではありません。そのため、福祉の支援を受けられないこともあります。一方で、普通の仕事をしても収入は限られ、高収入の仕事に手を染めてしまうと、もとの生活に戻ることは難しくなり、どんどん稼げるやばい仕事に手をだしてします。
第二に、「幸せ」とは何かを問いかけられました。
お金があれば幸せになれるわけではなく、お金がなくても不幸とは限りません。
私にとって幸せとは、家族や友人など大切な人に囲まれ、屋根の下で安心して暮らせることです。
お金も稼ぐことも大切ですが、もっと大切なことがあるのではないでしょうか?