考える力の育成に最適!たし算パズルの世界
1年生から学習するたし算。
はじめの頃は誰もが意欲的に取り組んでいきます。
しかし、学年が上がるにつれて、だんだんその意欲も減退していきます。
なぜか?
たのしくないからです。
面倒だからです。
意欲が減退する前に、計算する楽しさをパズルで実感させてみたらどうでしょうか?
暗算ができるようになるには、
①5の合成分解
※合成とは→1と4で5
※分解とは→5は1と4
②10の合成分解
が自動化されていないとできません。
このパズルは、計算問題をやらなくても、数の合成・分解を知らず知らずのうちに、たくさんやってしまいます。
1つ例題を紹介します。
ルール
①🔲のマスの中に1~9の数字を入れます。
②横の列の合計は、左に書いてある数字と同じになるようにします。
③縦マスの合計は、上に書いてある数字と同じになるようにします。
④ひと続きのマスの中に同じ数字を入れてはいけません。
(例えば4の横の列に2、2としたらダメ)
では、解き方を説明します。
どこからでもできますが、左上のマス(黄色マス①)に注目します。
横の列から見ていきます。
合計が4になる組み合わせは、(1,3)(3,1)の2つ。
(2,2)はダメ
黄色①にもし3を入れたらどうなるか?
縦の列に3があるので、この時点で3は絶対に入りません。
ということは、ここで、黄色①は1に決まり、右が3になります。
これが分かってしまえば、のこりの組み合わせは自動的に決まります。
3は1と2なので、1の下は2。
7は3と4なので、3の下は4となります。
これで完成。
楽しみながらできる画期的な計算パズルです。
宮本先生すごい!
子どものころ、こんなパズルをやりたかったです。
1年担任になる機会があれば、ぜひ取り入れたいです。
1年生からできます。
学校で教わることはまずないので、ご家庭でぜひ取り組んでほしいです。
そうすれば、九九暗唱脳に毒されずにすみます。
算数脳が育つこと間違いなし。
参考になる方がいたら幸いです。