#51 親子で楽しむ算数!おすすめの手遊び歌と遊び方
みなさん、算数障害という言葉を聞いたことがありますか?
計算障害と言われることもあります。
これは学習障害の1つで、その中の計算する、推論することを苦手とする子を指して使用しています。
算数障害には、次の4つの領域があると言われています。
①数処理(数字・数詞・具体物の対応)
②数概念(基数性と序数性)
③計算(暗算・筆算)
④推論(文章題)
算数障害といえば、この4つのうちのどれかの理解に著しい困難を示します。
この数処理、数概念の基礎は、主に1年生の1学期に学習する内容にあたります。
算数の学習積み上げ教科なので、ここで躓くと、これからずっと躓くことになるので、早めに気づいてあげないといけません。
知らないでできないのと、習ったのにやっぱりできないのでは大きく支援の方法は異なります。
1,2年生のうちは面倒であっても、家庭で宿題を困難なくできているのかチェックをし、必要に応じて支援をしていくことは大切です。
「1年生だから、まだいっか!」
では手遅れになります。
今回は、算数が苦手になる前に、取り組むとよい実践の紹介です。
家庭でも気軽にできます。
算数手遊び歌 「いくつといくつ」
1年生の1学期の算数では、
「なかまづくりとかず(いくつといくつ)」
という学習単元があります。
この単元では、数の合成概念を、具体的操作活動を通して身に付けていきます。
実際の授業では、算数ブロックなどの具体物を活用しながら、数とブロックを対応させながら数の概念を理解させます。
そして、ブロック操作ができたら、今度は指をブロックに見立てて、出した指の本数と数の対応を理解させます。
それが理解できれば、以下のような手遊びができます。
ご家庭でも簡単にできる遊びです。
もし学校でやっていなくても、保護者が理解すれば、子ども達はきっと喜んでやると思いますよ。
♪ごまだんご♪
子ども「♪ゴマだんご、ゴマだんご♪」
先生 「1と」
子ども「4で」
子ども「♪ゴマだんご」「ゴマだんご♪」
ベテランの先生なら誰もが知ってる、5の合成で使われる、ゴマだんごの歌。
「♪ごまだんご、ごまだんご♪」
と歌いながら、両手でお団子をつくるジェスチャーをします。
そして
「♪1と4で♪」
と歌いながら、左指を1本、右指を4本だします。
「♪ごまだんご♪」この時両手をパーにして5をあらわします。そして次の
「♪ごまだんご♪」のときは、またお団子つくるジェスチャー。
この動きを子どもたちも声出しながらまねていきます。
これを2と3、3と2、4と1でもやります。
慣れるまでは先生がはじめにやり、あとから子どもがついていきます。
慣れてきたら先生役は子どもでもできるので、やってみたい子どもを募りやらせてみます。
継続すると定着はかれるので、朝の会や帰りの会などで日直の仕事のひとつにいれていくとよいです。
工夫次第で、係活動に発展することもできます。
ところで、
6以降も同じような歌はあるかと低学年のベテラン先生に聞くと、
「特にない」
という返事がかえってきました。
そこで、
6以降も考えてみました。
♪ろくろくび♪
子ども「♪ ろくろくび、ろくろくび♪」
先生 「1と」
子ども「5で」
子ども「♪ろくろくび、ろくろくび♪」
この時、うでをくねくねへびみたいに動かしながら歌います。
テンションあげながらやると目の前までちかづいてやると、子供たちはみな喜び ます。
まだ入学していないから理解できないよと思ってる方。
安心してください。
入学前からできる手遊び歌はたくさんあります。
最後に、
保育園や幼稚園でやっている(はず?)手遊び歌の紹介をします。
たくさんありますが、中でも「ぐーてょきぱーでなにつくろう」はおススメです。
ぜひ家でも「ぐーちょきぱーでなにつくろう」を流してみたらいかがでしょうか?
これは、先ほど紹介した算数手遊び歌を楽しむためのベースとなります。
曲に合わせて手を動かして歌って遊ぶため、小さい子にとっては高等テクニックと言えます。
入学前に自分の子どもができるかどうか一緒にやってみれば、入学してから支援が必要かどうかも、一目で簡単に確かめることができます。
その「ぐーちょきぱーでなにつくろう」に関する2曲がこちら。
1曲目は、
「うるさい子供が静かになる音楽ベスト うたすた」の中に収録されている「ぐーちょきぱーでなにつくろう」
静かになるかどうか?は定かではありませんが…
2曲目は、
東京パフォーマンスドールの神ぐー沙紀(神宮沙紀)、櫻井ちょ季(櫻井紗季)、飯田ぱくら子(飯田桜子)の三人組ユニットのアルバム内にある「ぐーちょきぱーでなにつくろう」というアップテンポな曲。
興味ある方はぜひお試しください。
ぜひやってみた方がいたらコメントいただけると嬉しいです!
参考になる方がいたら幸いです。