憧れ続けたラジオ局に僕が内定した!?Vol.1
これは僕が憧れのラジオマンになるまでの物語だ
初投稿からかなり時間が経ってしまいました、お久しぶりです!
ラジアカの中の人ことおタケです。
さて、前回は僕がラジオ局を目指すまでに至る経緯を語ってきました。今回はラジオ局に入るために、僕が大学でやってきたこと(いわゆるガクチカ作りですね)を話したいと思います。
皆さんは「ガクチカ」という言葉をご存じでしょうか?ガクチカとは「学生時代頑張ったこと」の略で、就職活動の面接時に頻出で聞かれる項目の一つです。これがいかに光っているかが、厳しい就職活動を乗り切る上ですごくカギを握ります。
自分の経験をアピールするのは難しい
かく言う僕も就職活動で一つでも有利になるため、大学生活でこの「ガクチカ」の刃を磨き続けていました。というのも既に僕はこの「○○生活で頑張っったこと」で失敗した経験があったからです。高校時代、僕は早稲田大学を目指していたという話(Vol.0参照)をしましたが、一つでもその可能性を高めるために、一般入試に加えてAO入試にも挑戦していました。このAO入試では自分を売り込むことが大切だったのですが、その時の僕は陸上一筋でそれ以外にアピールできることがなく、書類審査の段階であえなく落とされました。この時、自分を表現するための武器は一つでは足らない。マンガ【暗殺教室】での殺せんせーの言葉を借りると「第2の刃をもつこと」の重要性を学びました。
この失敗があったので、大学の最初はラジオ局で何をアピールしたいかを念頭に置きながら生活をしました。
その中で、私の頭に浮かんできたのが、「マスコミ関係の部活」でした。放送局に入りたいなら、それに近い環境に身を置けることをした方がいいというのがまずありました。また、サークルよりも部活の方が、企業側からしても見栄えがいいよなと考えていたのを覚えています。ただ、だからといって安直に放送部に入るという選択をしたくないという思いがありました。というのも風の噂で「放送局は変に知識がある放送部の子を採用したがらない」というのを聞いたことがあったからです。どこまで本当なのかはわかりませんが、確かにそれも一理あるなと思い、あえて私は「新聞部」に入部することを決意しました。
新聞部に入部して
新聞部での活動は非常に刺激的で、今振り返ると入って正解だったなと思います。大学内のイベントを取材したり、学生やOB・OGの方に話を聞く機会がたくさんありました。その特権を使って、自分の会ってみたい有名人とコンタクトを取ったこともありました(笑)。
とにかく、どの人から聞く話も自分にはない経験があるので、とても楽しかったです。この時、改めて自分が人の話を聞くことがラジオ含めて心底好きなんだなぁと思いました。
数多く私が取材した人の中で忘れられない人がいます。人気ラジオ番組のプロデューサーであるKさんです。現存するラジオ番組の中で、僕が一番好きな番組の中の人が自分の大学の先輩だと知り、めちゃくちゃ興奮してアポをとったのを覚えています。本社まで行き、たくさんの話を聞かせてもらいました。その時にKさんが「芸人さんの名刺代わりになる番組を作りたい」と話していたのが印象的でした。この出会いがあり、より一層ラジオ局で仕事をしたいという気持ちが高まりました。
第2の刃を磨け!!ガイドランナーへの道
そして、この新聞部の活動と共に、僕が磨いていた【第2の刃】があります。
それが「ガイドランナー」の活動になります。
(ガイドランナーとは目の見えないランナーを補助して走る活動のことを言います。)
新聞部の活動を始めて、半年ほどしてからふと考えました。
はたしてこれで就職活動や採用枠の少ないラジオ局の選考を勝ち抜いていけるのだろうか。
確かに新聞部の活動は一つアピールにはなるけど、差別化できるほど独自のものではない。そう思って、新しい活動を探し始めました。
自分の経験を活かしつつ、できることは・・・・・陸上競技
これを派生させられないかと思っていた時に、テレビで東京パラリンピックがやっていました。
これだーー!!!と思いました。
ランナーを伴走して走るガイドランナーなら自分の培ってきた陸上競技の知識を使える。しかも、視覚障がいの方とならラジオの話とかでも盛り上がれそう!
それを閃いてからは早かったです。高校時代の陸上部の恩師がガイドランナーとして走っているのを知っていたので、連絡して視覚障がいをもつTさんと繋げてもらいました。
最初につなげてもらえたのが、Tさんでよかったと本当に思います。Tさんは目が見えないものの、そこらへんにいる健常者よりも断然活動的な人でした。
ガイドランナーとして必要なことを教えてくれるのはもちろん、いろんな場所や人に出会わせてくれました。
大会や練習会に参加するのはもちろん、ラジオ収録でとあるラジオ局に潜入したこともありました。
ラジオの話題でもたびたび盛り上がり、お互いのおすすめ番組を今もよく紹介しあってます(笑)
この出会いはラジオ局に入っても続けていきたいです!!
こんな感じで、僕は新聞部とガイドランナーの活動を中心に大学生活を送ってきました。もちろん、これだけでなく第3、第4の刃としてアルバイトや資格取得もやってましたよ。
採用がブラックボックスな就職活動では手札の数が勝負を分けることもあります。「こいつ、他とは違う」と思わせることを意識し続けたことが、僕のラジオの夢を手繰り寄せた部分はあると思います。これからも第2の刃を持ち続けることを僕は意識したいです!
さて、次回はようやく就職活動編に移ります。このようなガクチカをもって、どんな就職活動をおタケがしていたかを見て頂ければと思います!
ラジアカを今後とも楽しく読んでもらえると嬉しいです。ありがとうございました!!