【養老の滝のせせらぎ こだまする】千葉県 奥房総 養老渓谷 秘湯の宿・滝見苑宿泊記【おひとり様女子旅記録】
千葉県のほぼ中央に位置する養老渓谷温泉郷。
今回は、自宅から直線距離で40㎞に満たない
近場旅行ですが
山深い秘湯で
大量のマイナスイオンを浴びて
心も体も元気になれる濃い旅になりました。
………
正午ごろ自宅を出るというのんびりスタート。
JR内房線の五井駅から小湊鐵道に乗り換えます。
小湊鐵道は本数が少なくて
次の電車の時間までまだだいぶありました。
わくわくと写真を撮りつつホームへ。
目的地の養老渓谷駅までは1時間ちょっと。
のどかな田園風景を楽しみます。
車掌さんがめちゃくちゃサービス良くて
撮影スポットを通過するたびに
わざわざ教えに来てくれてたんです!
到着!
今日のお宿は「秘湯の宿滝見苑」
電車の到着時間に合わせて
車で駅まで迎えに来てくれています。
お宿に到着。
滝見苑は養老渓谷沿いに建っています。
まさに秘湯!という感じの
山深い濃い空気…これぞマイナスイオン!!
チェックイン時間の15時よりだいぶ前ですが
お部屋は準備できているとのありがたいお言葉。
フロントと食事処がある東館から
客室がある南館・別館までは少し歩きます。
案内されたお部屋は南館4階の408号室。
南館の3階から4階へはエレベーターがないので階段利用になります。
お部屋の窓からは養老渓谷が見えます。
露天風呂付きのお部屋や、
掘り炬燵のある和風のお部屋など
お部屋のタイプは色々あるようです。
大浴場は3階、階段を下りればすぐです。
それぞれに内湯と露天風呂2つがあります。
内湯は化石風呂と名付けられています。
ここの温泉は昭和57年改築工事時に
地下400mから湧き出たとのこと。
成分は炭酸水素ナトリウムとメタケイ酸で、
表示されている分析表によると
「温泉法第二条に該当する温泉」とのことで
泉質分類には該当しないとのことですが
それはともかく、とろみのあるお湯で
肌がすべすべになり温まりのよい泉質でした。
外に出るとふたつの露天風呂があります。
露天風呂の開放感は素晴らしいし、
養老渓谷のせせらぎと虫の声が
最高に気持ちのいいBGMになっています。
温度管理がまた見事なんです。
内風呂は42℃、
願いの湯は40℃
長寿の湯は38℃といった
3種類の温度設定がされています。
湯上がり所も
景色を眺めながら寛げるつくりになっています。
温泉浸かって悲観的にならなくなった…⁈
他のコメントもなかなか面白いです。
滝見苑の醍醐味はその名の通り「滝見」。
養老渓谷の名勝、粟又の滝がすぐ目の前なのです。
お宿からも滝の迫力は十分感じられるのですが、滝見散策で更に滝に接近できます。
下ってきたなら、帰りは登らねばならぬ…
息を切らせて汗だくになって戻ってきました。
宿から歩いて15分、車で3分ほどの場所に
滝見苑の姉妹館である
日帰り温泉『ごりやくの湯』があります。
滝見苑の宿泊者は、宿泊日・宿泊翌日の両日
無料(タオルセット付)で利用できるのです。
しかも、送迎してくれる。
行かない手はない!
夕食は1階食事処で18時または18時半開始。18時でお願いしました。
前菜の彩りの鮮やかさと味の確かさ。
どれも見た目の美しさとともに
ひとつひとつの素材の味が活きています。
繊細で美しい献立の数々は
山川の幸と勝浦港から直送される海の幸、
両方を楽しめる里山料理です。
スタッフのサービスも見事で
着席時に豚鍋と釜飯出来上がるまでの時間(15分と30分)を説明した後、
火をつけるタイミングをどうしますかと
尋ねてくれました。
私は今回はお酒なしだったので、
最初に火を着けてもらいました。
おかげでちょうどいいタイミングで
お鍋もご飯も出来上がり。
お釜で一人分ずつ炊き上げたご飯は
素晴らしい出来映え!
お吸い物もお漬け物も感動的な美味しさ。
お腹いっぱい胸いっぱい。
男女入れ替えが済んだ夜の温泉で腹ごなしです。
お部屋に戻って思う存分ゴロゴロして
この日はいつの間にか就寝。
朝のお風呂は5時からです。
朝食は7時半または8時。
同じ会場、同じ席です。
お品書きによると、会長が酵素畑で
丹精込めて育てた野菜を使用しているとか。
紅葉を集めて発酵させた土を使ってるんですって。
牛乳、生卵は希望制で
お願いすれば持って来ていただけます。
一番感動したのはアジの干物とご飯です。
勝浦産というアジの干物は
小ぶりながら脂のりが良くて、
頭からバリバリと
骨と尻尾も残さず食べてしまいました。
あとは
チェックアウトまで温泉満喫します。
便利な事のもうひとつは
大浴場内にバスタオルが用意されているんです。
ミニタオルだけ持っていけば良いので
大浴場へ行くまでの荷物も少なくて済みます。
お盆が終わると夏の終わりが見える気がして
その年の近所のお祭りの思い出が増えると
夏の終わりが近づく気がして
毎年少しさみしくなります。
暑い暑いと文句言いながら
夏の終わりの気配を寂しがる私。
人生半世紀も過ぎますと
たくさんたくさん
ありがたい夏の思い出がたくさんあるもんで。
今の夏を重ねて、また思い出が増えます。
滝見苑の目の前にはジェラートの専門店「YAMANEKO Cafe」があります。
果物や野菜そのままの味を活かした
濃厚な本格的ジェラートがいただけます。
帰りは上総中野駅まで送ってもらいました。
いすみ鉄道と小湊鐵道の乗り換え駅
無人駅にもかかわらずたくさんの人が写真を撮っていました。
おしまい!
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