【妙にそそるB級要素。全く温泉っぽくないロケーションだけどすごい温泉がある】栃木県 西那須野駅周辺トロトロ温泉を巡る弾丸旅【おひとり様女子旅記録】
今のお仕事がしっかりひと段落したら…と
思っていると
いつまでもいつまでもひと段落せず
流れていってしまう日々に
気持ちも流されてしまいそうで
こういう時にこそ、半ば無理矢理旅に出る!
西那須野駅を旅のスタートにしました。
まずは、バスに乗って
初めて行く「大田原温泉」を目指します。
すぐ温泉に行こうかと思いましたが
先にお昼ごはん!
バス停から歩いて5分ほどのところにあります。
昔ながらの家庭料理が味わえる和食店です。
高齢の女性スタッフがボランティアで
接客や料理を担当し
週替わりメニューにすることで
フードロス削減、低価格を実現しているとのこと。
メニューは「週替わりおばんざいセット」
(1000円)のみ。
煮物、揚げ物、肉・魚料理、お新香、小鉢2品、ご飯、みそ汁、デザート、ドリンク付き。
少しずつたくさんのお総菜が楽しめるのが
大きな魅力!
素材の味を生かした優しい味付けです。
小鉢の柿の白和え、美味しかったなぁ。
金時草って知らなかったけど、
塩をかけて食べるパリパリの天ぷらは絶品でした。
デザートまで付いちゃう。
これで1,000円はすごい。
トマトのゼリーと、栗のシャーベット。
コーヒーは目の前で丁寧にドリップしてくれました。
「お母さんたち」の野菜たっぷりお料理と
「人生の先輩たち」の温かな笑顔の接客。
幸せなお昼ごはんをいただきました。
お店を出て、温泉に行きます。
この「大田原温泉 太陽の湯」は
「大田原温泉ホテル 龍城苑」に併設された
日帰り温泉施設です。
ホテルと日帰り温泉施設が内部で連結しており
ホテル宿泊客は日帰り温泉施設も利用可能となっています。
入館料700円をお支払いして中へ。
右側手前には売店とレストランがあり、
右側はマッサージブースとなっていました。
奥に進むと飲泉場があり、
右手に男湯、左手に女湯とホテル棟が続きます。
ここから先は撮影禁止。
お風呂は内風呂に
電気風呂、ジェットバス、サウナ、水風呂があり、
屋外には
大きな露天風呂と源泉かけ流しの檜湯、
塩サウナがありました。
小さめの源泉風呂は素晴らしいお湯でした。
トロトロヌルヌル感、甘い石油のような香り。
周りは囲われてるけれど閉塞感もなく、
静かな環境でとろっとろの良い湯を堪能しました。
またバスで西那須野駅に戻ります。
西那須野駅に戻って、今度は反対側の西口方面へ。
国道4号線に向かって15分くらい歩きます。
今回の宿泊は、穴場中の穴場。
掛け流しの天然温泉に入れるビジネスホテルです。
宇都宮方面でお仕事がある際は
ほとんど必ず西那須野まで来てこちらに宿泊。
湯力の強い温泉が大好きなのです。
しかし清々しいほどに
ガチ温泉感のない建物の外観。
妙にそそるB級要素がそこはかとなく満載。
全く温泉っぽくないロケーションだけど
すごい温泉なんです。
到着。
今回の目的地②。
那須パレスホテルです。
チェックイン時間の16時より前でしたが
案内してもらえました。
昭和のまま時が止まったような仕様で
従業員の方達が出来る限りの誠実な仕事をしておられるこのホテル。
スタッフさんは
テキパキと必要最低限の対応をしてくれる方々が多い印象です。
わからないことはどんどん聞いた方がいいです。
親切に教えてくれます。
国道4号沿いなので周りには飲食店が多いです。
スーパーやコンビニもすぐ近くです。
常連のファンの方も多いようで
駐車場は、夜にはほぼ満車になっていました。
温泉は一階にあります。
湯花舞うツルツルトロトロ系の透明なお湯は
近くの乃木温泉、大田原温泉と似ているようで
トロミも匂いも全く違います。
黄色っぽい香ばしい香りのする熱めの湯が
ドバドバ投入されてオーバーフローのみの
完全掛け流し。
肌に気泡が付きヌルヌル、湯面には泡が浮遊しています。
身体も心も癒してくれるお湯です。
しかし優しい浴感でありながら
長湯をするとフラフラになるような
湯力も併せ持つので要注意です。
本当にこの温泉だけが取り柄の
なんにも無いホテルですが
何かを満たしてくれる全てがある、と
生きてるって事を教えてくれる、と感じます。
だから温泉の旅はやめられないのです。
国道4号沿いなので周りには飲食店が多いです。
スーパーやコンビニもすぐ近くです。
以前は「お母さんの手料理」の朝食付きプランが
あったのですが、最近見当たらず。
芋の蔓が入った素朴なお味噌汁がとても美味しかったのが忘れられません。
というわけで、夜の宴は
スーパーで調達したもので。
無理矢理ねじ込んだ弾丸旅なので
翌朝はまだ暗いうちにチェックアウト。
始発でお仕事に戻ります。
朝風呂を諦めなければならなかったけど
仕方ない。
天然温泉が魅力のビジネスホテル。
お宿としては山奥の一軒宿とは対照的な
隠れ家的湯治宿という解釈もできるなぁ、と思います。