Gardenerさんのお弁当
Gardenerさんは
お料理をほとんどしなくなりました。
昔から
それほどお料理をするタイプではありませんでしたが、
今はさらにお料理をしなくなりました。
わたし達はお腹が空いたら
自分で料理をすることで
お腹を満たすことができます。
それは当たり前のことのようですが、
もの忘れが進むとその作業ができなくなります。
わたし達が料理をするときは
ワーキングメモリを自然に働かせています。
材料を買って
下ごしらえをして
調理をして
盛り付けます。
この手順の一つ一つが
もの忘れが進むことでわからなくなり
料理ができなくなるのです。
それから
失敗も多くなるので
気分も落ち込みます。
だんだんとめんどうになってきて
やる気が起きなくなります。
Gardenerさんは
思ったよりも早くこの状態に辿り着きました。
そして
団塊世代のパートナー
Engineer さんは
お料理を全然したことがないので
外で買ってくることが増えました。
うーーーーーーん
この状況、、、
もしかしたら今
日本のいろいろなところで起こっている気がしているのはわたしだけでしょうか、、。
わたしは
GardenerさんとEngineerさんには
たくさんの感謝があるので、
この2人の今の食事情に
とても心が傷むのでした。
それで思いついたのが
「お弁当作戦」です
実は
GardenerさんもEngineerさんも
日によって
気分によって
食べる量がまちまち
好き嫌いが多いというよりも
ジャストな量の食事かどうかの方が
今は2人にとって大事なテーマなのです。
なぜなら、
量が多いと残る→世代的に食品を捨てられない→冷蔵庫に入れる→鮮度の管理ができない→腐る→でも捨てられない→腐るものが増える
このような悪循環が起こるので
Gardenerさんよりも
今はGardenerさんを支えているEngineerさんの方が
食事の量に関してナーバスになっているのでした。
というわけで
最近の2人の一食の量がだいたい掴めてきたわたしは
ちょうど良いサイズと思われるお弁当箱を探し、
(そしたらそれはなんと!100均にありました!)
お弁当を作ることにしたのでした。
お弁当を持って行くと
食欲がないと言っていたGardenerさんの目が輝きはじめ、
「見て〜美味しそう!」
と言って
うれしそうに食べてくれたのでした。
Engineerさんにとっても
お弁当のサイズはちょうど良かったようで
GardenerさんもEngineerさんも
ニコニコしながらお弁当を完食。
わたしの方が
「ありがとう」の気持ちになる瞬間でした。
そしてもう一つ
Gardenerさんのお弁当を通じて
わたしが感謝したいことは
「お弁当箱は、わっぱとか、
もっと見た目が素敵なお弁当箱がいいかなぁ」
とか
ちょっと見た目や外側を気にしているわたしがいたことに気づくことができたこと。
そして
GardenerさんとEngineerさんから
見た目がどうということよりも
心がそこにあることの方が
2人は何よりうれしいのだ
ということを
教えてもらった気がしたのでした。
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