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【USJ初心者必見】0歳娘のお陰で、小1の息子が遊び尽くせた話

※このnoteは、0~1歳の小さなお子さんがいて、なおかつその兄弟姉妹に小中学生のお子さんがいる方に読んでほしい。


ユニバーサルスタジオジャパンの思い出

先日、子どもができて初めてユニバーサルスタジオジャパン(以下USJ)へ行ってきた。

遡る事20年以上前。
僕が小学生のころ、大阪に大規模テーマ―パーク「USJ」が突如現れた。
中学3年生の遠足や、大学の卒業旅行などを含めて、合計6回ほど行ったことはあるものの、いまだに子どもを連れて家族でUSJへ行ったことはない。
最後に行ったのは8年前、妻と結婚した直後で、まだ子どもがいなかったころに2人で一度だけ遊び行った。
その時は、「フライング・ダイナソー」が出来立てほやほやだったから、絶叫マシーンが大好きな僕は、妻に「どうしても乗りたい!」とお願いしたことを今でも覚えている。

ちなみに後から病院で分かったことだけど、逆算すると既にそのとき第一子を妊娠していたそうだ。(初期症状がなかったから本人も気づいていない)
今だからネタになるけど、よく考えたらリアルに危険だったな…。
それが笑い話になり、現時点での一番の思い出だった。

しかし、僕はUSJに対して、それほどいい印象をもっていない。

今は鬼畜テーマパーク

実を言うと、超個人的な印象だが、今のUSJはあまり好きではない。
めっちゃ混むし、入園料も駐車代も高いし、コンセプトもよくわからんし。
あと最近できたマリオのエリアへ行くためには、早朝に入場して整理券をもらわないといけないし。
一番理解できないのは、ユニバーサル・エクスプレス・パス※の価格。
(※アトラクションに乗るとき、列に並ばず専用の短い列から並ぶ入場券)
4種のアトラクションだけに有効な最もリーズナブルなエクスプレス・パスでさえ、1人につき24,000円の別途料金が発生する。(我々の入場予定日)
もう一度言うぞ。家族4人の価格ではない。1人で24,000円もする。
いやいや、この価格はマジで頭おかしいだろ。もう目ん玉が飛び出ちゃう。

どう考えても、一般庶民が家族で楽しめるテーマパークでない。
僕は子どもができても、連れて行ってあげたいとは1ミリも思ったことはなく、実際に行った日までその存在を遠ざけていた。
僕にとってユニバーサルスタジオジャパンは、"鬼畜テーマパーク"なのだ。

息子の夢を叶えよう

しかし、ある時息子が言い出した。

「ユニバへ行きたい!」

あぁ。ついに来てしまった。
テレビをつけるとUSJのCMが流れまくり、大好きなピカチュウが菅田将暉と楽しくにぎやかに踊っている。
また息子は、現在スーパーマリオにドはまり中。
映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を観たのが始まりで、キャラクターのセリフを覚えるくらい何度もDVDを視聴していた。
あまりのハマりっぷりは、毎日の夕食時にスーパーマリオやキャラクターの特性に関するクイズの出題を息子に強いられている。

こりゃもう逃れられないな。行くしかない。
なら、せめて人混みを少しでも避けられる平日に行こう。
学校が休みになる平日、それは運動会の振替休日だ。
我々夫婦は育休中、娘はもちろん予定なし。よし、行ける。
そして、その日はなんと奇しくも、息子の誕生日!
7歳になる息子の夢を叶えてあげるには、絶好のタイミング。

割引バースデーチケットを購入し、みんなでUSJを遊び尽くそう!

チャイルドスイッチが神過ぎた

結論、家族4人でUSJに行って、マジでよかった。ホンマに。

小1の息子は、この日に計10回もアトラクションに乗り、USJを大満喫した。
それには理由があり、「チャイルドスイッチ」という小さな子どもがいる家族向けの便利な仕組みを駆使できたからだ。
似たようなシステムは、他のテーマパークにもあるそうだが、実際に利用したのは今回が初めてだった。これはすごいぞ!

簡単に説明すると、アトラクションに小さい子が乗れない場合、家族全員が一緒に並んでおいて、家族の誰かがアトラクションに乗っている間、家族のうちの1人はその子どもと一緒に待つことができる。
そして、乗り終わったら交代して、待っていた人がすぐにアトラクションに乗れるようになる。

この仕組みを使うことで、両親などの大人が交代で楽しめて、無駄に列に並び直す必要がないのだ。
しかも、息子は2回も同じアトラクションに乗れるという、超贅沢っぷり。

イメージはこんな形。

1回目 妻と息子で乗る(僕と娘は待機) / 2回目 僕と息子で乗る(妻と娘は待機)

チャイルドスイッチの利用は、とても簡単。
アトラクションの入場ゲートには必ずスタッフがいるので、
「チャイルドスイッチをお願いします」と声をかけるだけでOK。
するとスタッフも慣れた感じで、手書きの証明書を切って渡してくれる。
あとは列に並んで、アトラクションに搭乗する直前に、再度スタッフに申告して証明書を渡すと、搭乗と待機の誘導の指示を同時にしてくれる。
1回目が終了した後、息子はすぐに列の最前に戻って2回目に待機できた。
もちろん無料で、ライド・アトラクションには一度も課金していない。

お陰でこの日に、息子は計10回ものライド・アトラクションと、2種類のイベントショーを楽しむことができた。

【ライド・アトラクション】
フライング・スヌーピー 2回※
エルモのバブル・バブル 1回
モッピーのバルーン・トリップ 2回※
ジョーズ 1回
ミニオン・ハチャメチャ・アイス 2回※
マリオカート ~クッパの挑戦状~ 2回※
(※はチャイルドスイッチ利用)

【イベント】
ポケモン・ジャンピン・ハロウィーン・パーティ 20分
ハロウィーン・ホラー・ナイト 帰路で少しだけ

マリオカートに至っては、整理券がないとマリオエリアに入場できない上、最大待ち時間が常時120分程度だったため、2度も体験できたのは本当に幸運である。

夜マリオはかなりエモいよ!

苦行を覚悟して来た甲斐があった。
鬼畜とか揶揄して、関係の皆さま、本当にごめんなさい。
チャイルドスイッチは、子連れファミリーに優しい素晴らしい仕組みです。
これからはユニバLOVEで、生きていきます。

これも娘のお陰だ

息子が何度もライド・アトラクションを体験できたのは、間違いなく娘が一緒に来てくれたお陰だ。
娘にとってみれば、テーマパークなんて未体験ゾーンだから「これはいったいなのだ?」という意味不明の連続だっただろう。
家族全員で乗れた「ジョーズ」にいたっては、ホオジロザメと水しぶきで完全に目が点になって震えていた。
情報量が多すぎて、0歳児には酷だったかもしれない、御免よ。

でも娘がいなければ、こんなに楽しそうな息子は見れなかった。

僕と妻は、この日のすべてを子どもに捧げる覚悟でいた。
しかし結果的に、僕たち以上に頑張ってくれたのは、間違いなく娘だ。
娘を祖父母に預けて3人で行こうとも考えたことがあったが、一緒に来てくれたお陰で息子に最高の誕生日をプレゼントすることができた。
娘よ、よく頑張ってくれた。本当に感謝しているぞ。
息子よ、ハッピーバースデー。これからもよろしく。
そしてチャイルドスイッチよ。僕の価値観を変えてくれた。

あまりの楽しさに、記念に撮った家族写真をコンビニでプリントアウトして、Amazonでアクリルフレームを購入し、写真をリビング飾るくらい、この日は思い出に残った。

こうして僕にとってUSJの思い出は、よりよいものに更新された。

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