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乳児を連れての買い物が、ムリゲーじゃなくなった!

スーパーで買い物するとき、人類史上最も無駄だったことを二つ挙げる。
一つはレジ打ちの待ち時間、もう一つは購入したものを袋に詰めて持ち帰ることだ。

この膨大な無駄を解消してくれた歴史的神アプリ「Shop&Go」を、僕は死ぬまで愛すると決心した。


乳児を連れての買い物はストレスフル

育休中の楽しみは外出である。
家の中にいては息が詰まるので、用事をつくっては娘を連れ出している。
しかし、スーパーマーケットでの買い物を除いては。

献立を考えることや、地域の買い物客や店員と話をすることは確かに楽しいんだが、買い物終盤に待ち構えている関門が親子にとって悪感なのだ。

それは、レジ打ちと袋詰め。

何が嫌かって、両方ともとにかく時間がかかるのだ。
時間がかかるということは、待つということ。
つまり待っている間は娘にとって"退屈"であり、泣き出してしまう"隙"なのだ。
僕の娘は、ベビーカーに乗って歩き回っている間は泣かないが、立ち止まっていると泣き出すことが多い。
もちろん赤ちゃんが泣くこと自体が悪いわけではないが、他のお客さんもいるのでできる限り泣かないように工夫するのが親としてのマナーだ。

また「スーパーで商品を購入して、家へ運ぶまでの行程」に沢山の無駄がある。実際どれだけの行程があるのか確認する。

① カートを押しながら購入する商品を買い物カゴに入れていく
② レジに並びバーコードスキャンのためにカゴの食品を一度出す
③ スキャン後は商品を別のカゴに移して袋詰めコーナーにカゴを運ぶ
④ もう一度カゴから商品を出して袋詰めをする
⑤ 買い物袋を家まで持ち運ぶ
⑥ また袋から出して冷蔵庫やパントリーに詰める
(※この番号は記事の後編でも登場します)

書いて思ったけど、何回カゴとか袋に入れて出してを繰り返すんだよ!笑
絶対どこか省くことができるでしょ!

そして袋詰めが終了すると、最後は娘を連れながら購入商品を運ばなければならない。
パンパンになった袋を持ちながら娘を運ぶのは、なかなかの体力がいる。
一人で子を連れて買い物するのは、物理的に手が足りないのだ。
カイリキーでも少し足ず、釜爺になるとようやく必要十分くらいになる。

買い物終了後の自分(イメージ)

できる限り日用品はAmazonと楽天でまとめ買いするように心がけているが、それでも生鮮食品はなるべく実物を確認してい買いたい。

乳児を連れて一人で買い物なんて、絶対にムリゲーだ。
もっと今の買い物を、スマートにできないか…。
そんな時、近所のスーパーでは面白い取り組みが始まった。
それが「Shop&Go」の導入だった。

Shop&Goがスゴイ

Shop&Goは、商品のスキャンから会計までを買い物客が行うスマホレジアプリである。

仕組みはこうだ。
買い物客はスマホでアプリを起動する。
購入する商品をスマホでスキャンし、買い物カゴへ商品を入れる。
買い物が完了したら、レジでスマホをかざして会計する。

一言でいうと、神だった。
具体的に利用時のメリットを、アプリを使った体験をもとに書いていく。

レジ打ちで待っている時間が無くなる

商品を手に取った瞬間スキャンをするので、レジ打ちする必要がなくなる。
つまり待ち時間が無くなったのだ。
買い物客が商品をカゴへ入れるとき、スマホで商品のスキャンも同時に行うのだ。
買い物が終了すると、会計機にスマホをかざして、支払い終了。
会計は20秒で終了し、レジで長時間待つことがなくなった。

かつては人件費を削減するためにセルフレジが導入されるスーパーも増えていたが、これは人件費だけではなくお客さんの買い物時間も削減して、回転数も増加する。

これで娘が泣き出すことはないぞ!
と思ったが、次の関門が待っていた。袋詰めだ。
早く袋詰めをしないと娘が泣き出す。結局僕たちにとって意味がない。
しかし、ある工夫をすることで袋詰めの時間を0にすることができる。
それが"マイ買い物カゴ"の持参だ。

マイ買い物カゴの持参で、袋詰めする必要がなくなる

Shop&Goの導入に伴い推奨しているのが、"マイ買い物カゴ"である。
マイバッグは既に時代遅れなのだ。
マイ買い物カゴを使うことで、Shop&Goの利点が際立つ。

マイ買い物カゴは、一般的なスーパーにあるカゴを使うのではなく、自宅からあらかじめ用意したカゴを使う。
ただしカゴの大きさはスーパーと同じ規格のものを使用しなければならない(※たぶんカート使用時の落下事故防止や盗難対策のためだろう)。

↑(左) 店の買い物カゴ     マイ買い物カゴ (右)↑

Shop&Goとマイ買い物カゴを併用する。
すると商品をスキャンしてカゴに入れたら、商品が入っているカゴごと"持って帰ってもいい状態"にできる。(※もちろん最後に会計処理は必要)
そうすると、袋詰めする必要が一切なくなってしまう。
これはすごいぞ!まるでAmazonGOだ!
最後はスマホを専用レジにスキャンすることで支払いに移る。

購入商品はそのままカートで押して自家用車へ積めば、袋を詰める作業なんて要らない。
あとカゴって頑丈だから、家に到着してキッチンにまで運んでも卵がつぶれたりネギが折れたりポテトチップスがバキバキに割れたりすることが起こりにくい。
これも地味に、レジ袋やマイバックよりも優れている点だ。
(※ただし車内で容積を取ってしまう点は弱点である)

マイ買い物カゴをカートに設置し、Shop&Goを利用すると、行程の②③④を省くことができる!すごいぞ!こりゃ買い物革命だ。

このまま車へ移動しカゴを乗せて買い物終了

ただし、これは居住地域の交通事情にかなり依存する。
マイ買い物カゴの利用は、そもそも「自家用車でスーパーに来ている」という前提がある。
流石にマイ買い物カゴをもって電車やバスに乗るのは難しい。

Shop&Goの弱点

とはいえ改善点もまだあり、完璧な快適性をもっているわけではない。
これも僕の経験から少しお伝えする。

商品のスキャンを忘れる

これまで30年近く買い物してきたけれど、自分でバーコードを読み取る習慣が全くなかったため、よくスキャンを忘れてしまう。
すると未会計の商品を持って帰ってしまいそうになる。
これでは立派な万引きになってしまうので、気を引き締めてShop&Goを利用している。

アプリの改善が必要

多くの人が利用していないアプリのため、予期しないエラーが発生する。
よく起こるのはバーコードのミスリードだが、一番弱ったのは、読み取った商品がすべて削除されていたことだ。

以前僕は自分のスマホからShop&Goを利用していたが、ちょうどLINEの通知が来て簡単に返事を送った後に、もう一度立ち上げたが既に初期状態になっていた…。もう一度やり直しだ。
カゴの商品を移し替える必要がないことがメリットだったのに、僕は無駄に商品を移し替えながら再びバーコードをスキャンした。
それ以降僕は、スーパーに備え付けられた買い物客用の専用スマホを使うようにしている。

それでも時短できるメリットの方がはるかに大きいので、僕はこれからもShop&Goを使い続けます。

買い物することは未来をつくること

買い物のストレスがなくなると、人生が豊かになると思う。
これは言い過ぎではなく、本気でそう思ってる。
だってスーパーで買い物してるときって、純粋に楽しくないですか?

「豚バラが安いから今日の晩御飯にしよう!」
「いよいよサンマが旬な季節が始まるな」
「外国産なのに松茸めっちゃ高けぇ!」
「この冷凍パスタ、普通においしそうだな」
「ソーセージの試食、嬉しいな~」
「おばあちゃん娘に話しかけてくれて優しいわ」

食を通じて、生活を考える。
食品や日用品を買うことは、未来の生活を買うことである。
スーパーだけじゃなく、それはショッピングモールも百貨店も同じ。
化粧品も衣料品も雑貨も、家電も家具も雑貨も、すべて未来をつくる。

そう、未来は希望なのです。
そんな希望の集合体で、スーパーにはコミュニティができている。

こんなに素敵なことを、未来を感じるワクワクすることを、「子どもを連れているから」という理由だけで、楽しめないなんて勿体なさすぎる。
だから、娘との買い物で感じていたストレスを激減させてくれたShop&Goというテクノロジーには、もう圧倒的感謝です。

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