【子育てあるある】乳児に薬を飲ませる困難から我が子の性格を理解した
娘が生まれて初めて風邪をひいた。
娘は咳をするたび、
「なんだこの生理現象は!?」
という強張った顔をする。
普段は2時間程まとまって昼寝するが、今日は咳が止まらないため1時間で起きてしまった。
眠気はあるが、咳で起きてしまったため、まだ少し眠そうな顔をしている。
近所の耳鼻科に連れていき、診察してもらう。
「喉が赤くなっていますね~。風邪でしょう」と先生は診断する。
生後6か月ということもあり、調剤には十分に気を付けて処方してくれた。
え?乳児の薬ってどうやって飲ませるっけ?
なんだか服薬に手こずりそうだったので、薬剤師さんに確認する。
(以下、僕と薬剤師さんの会話)
僕「どうやって薬って飲ませるんですか?」
薬「シロップはそのまま、粉は水に溶かして飲ませてください」
僕「(それは知ってるよ!当たり前だろ!)」
僕「生後6か月ですが、飲みますかね?」
薬「一度与えてみてください」
僕「(お前、子育てしたことないだろ?)」
僕「ミルクに混ぜちゃだめですよね?(確認)」
薬「成分によっては沈殿するんで、混ぜないでください」
僕「わかりました。やってみます」
薬局を出る瞬間に、入り口でちらっと見えた「おくすり飲めたね」を使おうかと一瞬思ったけれど、もうスルーして帰宅した。
理由はこうだ。
幼児が服薬するときに、ゼリーで紛らわすことが有用なのはわかるけど、娘は現在離乳初期。
いきなりゼリーを飲ませるのも少し気になる。
問い合わせ欄にもあったが、やはり離乳食をパクパク食べられる頃であれば使用しても問題ないらしい。
しかたない。初めての服薬を、装備なしで臨んでやろう。
作戦1 スプーン
口を開けない。開けたとしてもこぼしやすい。(×失敗)
作戦2 哺乳瓶
飲む気ない。哺乳瓶の乳首をぺろぺろ舐めて遊んでやがる。(×失敗)
作戦3 スポイト
口を開けた瞬間にちょっとずつ飲ませることはできた。(△成功?)
しかし時間がかかってしまう。シロップ1種と粉2種で15分くらい。
「ミルクに混ぜないでください」と薬剤師さんに言われたが、ここまでか。
風邪を治すためだ、背に腹は代えられない。
そのとき、ひらめいた!
ひょっとすると、飲まない問題は、液体の温度じゃないのか?
ミルクっぽい温度にして飲ませてみよう!
哺乳瓶の中に、粉薬を微量の白湯で溶き、シロップを混ぜて準備完了。
体感40度くらいの混合薬ができあがり。
さぁどうだ?
・・・!?
お!ぐびぐび薬を飲みだした!
あっという間に薬を飲み切ったぞ!
作戦4 哺乳瓶 ※40度程度
すぐに飲み干す(◎成功)
飲んでくれた達成感と同時に、1つ思い出した。
以前空腹にもかかわらず、ミルクを全く飲まないことがあった。
そのときは、既に調乳して30分くらい時間が経過したぬるいミルクだった。
我々大人にとっては飲みやすいはずの温度でも、乳児にとっては初経験。
何事も最初は苦手なのが、子どもなのだ。
あわせて我が娘の場合は、授乳や離乳食の際に温度管理を徹底すると上手くいくことがわかった。
熱めが好きな我が娘。
大きくなったら、ゲレンデが溶けるほど恋をしてくれ。