
育休中のふるさと納税は"限度額"に気を付けろ!
僕は5年前から「ふるさと納税」を利用している。
毎年、全国各地の返礼品ををとても楽しみにしているのだ。
ふるさと納税を利用しよう
5年前の12月30日、僕は高校の同級生2人と一緒に飲んでいた。
2人とも節約家で、1人は節税の鬼、もう1人は自炊の魔術師。
トレンドについて話しているとき、僕は2人に…
「ふるさと納税ってやってる?」と聞くと、
「当たり前だろ。明日までだから今すぐやれ」と2発同時にボディーブローを食らった。
期限である年末が近づいてきた。
今年も利用するぞ!返礼品は何にしようかな?
特設サイトのトップページには、美味そうな食べ物が掲載されている。
ホタテ、牛タン、ハンバーグ、カニ、マスカット、イクラ、もつ鍋、など。
観てるだけで涎がじゅるじゅる出てくる。
育休中って、年収はいくら?
しかし、ここでなんとトラブル発生!
それは"限度額"が分からないのだった。
ここで少し、ふるさと納税のしくみについて簡単に触れておく。
ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付し、寄付額に応じた返礼品受け取ることができる。ただし、寄付の限度額は"年収"に影響する。
(※住民税や得られる税の控除額が報酬や家族構成によって変わるため)
働いていた時は、ある程度明らかになっていた年収。
しかし、現在は育休中のため年収が全く分からない。
そもそも育休中って、年収はいくらなの?
給与は発生しないが手当は発生する。この場合、"手当金"って年収に含まれるの?
すべての詳細は「源泉徴収票」を見ればわかるのだが、新年の1月に発行されるため、納税期限である今年の12月までに確認することができない。
(※今年の1月にもらった源泉徴収票は昨年度のものなので効果なし)
数年前からある程度の限度額が分かってから、購入する上限を決めているが、今年に関しては全く読めないぞ…。
どうしよう。
ホタテも、牛タンも、もつ鍋も、諦めないといけないの…?
そんなのいやだ。家族でパーティしたかった。悲しい(´;ω;`)…。
育休中でもふるさと納税はできる!
調べに調べた結果、育休中でもふるさと納税の恩恵を受けられる!
僕の場合、今年はこうすることにした。
「今年の年収を、昨年度の"12分の5"とし、再度シミュレーションして限度額を計算する」
その理由を説明する。
僕の勤務期間および育休期間は以下の通り。
1/1~5/30 通常勤務扱い(この間に年休や特休が含)
5/31~12/31 育児休業
つまり、5か月は勤務している扱いとなるので、年収も「12分の5」程度になっていると予想する。
また育休手当金は「非課税」という記載も厚生労働省に発見したので、この金額は年収には反映(加算)されないということも理解した。

年収が昨年の12分の5程度になっていると分かればこっちのもんだ!
あとは今年度の年収(予想)と、家族構成と、扶養家族の状況を入力すると、今回の限度額が計算される。
その金額、なんと「20,282円」だ!
つまり約20,000円分の寄付に対する返礼品を受け取れる!
やったー!これでホタテも、牛タンも、諦めなくて済む。
※一点だけ注意!
昨年度の限度額は「55,000円」だったが、この金額の12分の5を限度額としてはいけない!
なぜなら限度額シミュレーションは、単なる掛け算ではないからだ。
限度額を決める主な要素は、年収と、家族構成と、扶養家族によるが、これらが複雑な計算式に埋め込まれ、限度額が段階的に調整されている。
活用しないなんてあり得ない!
5年前のあの日から、ふるさと納税の魅力にハマり、毎年年末には返礼品を楽しみにしている。
今年は年収が下がったため、例年よりも恩恵を受けることができないが、それでも利用できることがわかってホッとしている。
ちなみに去年の2023年は、ふるさと納税を利用した人は1000万人らしい。
割合にして6人に1人が利用している。
え!?少なくない?
あらゆる自治体を応援でき、節税にもなるし、マジでメリットしかない。
なにより最大のメリットは、美味しい返礼品を楽しめることだ。
地域の特産品を味わいながら、地方創生に貢献できる素晴らしい制度。
もう活用しないなんてあり得ない!
ぜひこの機会に新たな地域とのつながりと共に、贅沢な食体験を楽しもう。
(補足)今回のふるさと納税、本当にお得なの?
ふるさと納税を利用する際、自己負担2,000円がかかる。
そのため限度額以前に、返礼品に2,000円よりも高い価値がないと利用するメリットがないと言ってもいいだろう。
(※もちろん自治体に寄付という観点では有効なのだが)
今回限度額が20,000円と少なくなっているので、それでもふるさと納税を利用することは本当にお得なのか、改めて調べてみた。
さまざまな返礼品を見てみたところ、一つ参考になるものを見つけた。
それがこちらの「アサヒスーパードライ缶 350ml×24本」だ。
上が「さとふる」の返礼品。寄付金額14,500円。
下が「価格.com」の商品比較。価格4,614円(最安値 10月17日現在)
つまり、寄付金額14,500円で、価格4,614円の商品を受け取ることができる。
その際に自己負担2,000円を差し引いても、その差2,614円の節約になる。
育休中で限度額が低くなったと言え、やっぱりお得でした。