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「人は財産」という考え方について

「人は資産、財産」という考え方について
よく世間では「人は資産」「人は財産」とよくいう。
人は、会社の大切な資産である。
と、多くの解釈では「会社は人を大切にするべきだ」とか「人は使い捨てじゃない。大事にしているよ」みたいな人を擁護する意味合いで、人の心を救っているような意味合いになっていると思う。
でも、会計を勉強していると思うのは、会社という財務上、会計上では、人の事は財産ではないし、消耗品くらいにしか考えていないのだろうということ。


会計では、
資産=個人や事業主が所有する財産全体
対象となるもの
・建物、構造物
・機械
・土地
・器具、備品
・生物     などなど
、、、生物も資産扱いになっているのです。

生物というのは、牛や豚などのことを指していて、畜産業や動物園などでは、動物は資産(固定資産)で扱われているということ。
そして生物にも減価償却がされている。会計上。

生物には会計上勝手に値段を付けられて、そのものの消費期限を勝手に決められている。
人は、計上されないけど、感覚的には同じように扱われてもおかしくない。


もう1つ、「資産」には大きく2つある。

流動資産と固定資産

簡単に言うと
流動資産=1年以内ですぐに流動するもの(お金とか)
固定資産=1年以上長く所有しているもの

会計上では、上記のように扱っている。

どちらにせよ、将来的価値は下がっていくが、短期的に消耗するのか、長期的に消耗するのかによって、変わってくる。
長期的であれば、その分ケアするし、できるだけモノの価値をキープする努力をする。


さらにもう1つ、これは持論だけど、会社はある購入したモノを資産とするか、費用とするかと考えることがある。たとえば、レストランが調理器具を会社で購入したら、それが、費用か、資産か。お茶碗とか、スプーンとかは、資産として扱わず、費用にすることが多い。

なので、私の認識だと下記のように分けられると思う
費用=超短期的
流動資産=短期的(モノはここには基本入らないが)
固定資産=長期的

資本主義下の人間のマインド(会社)では、いつ無くなるかわからないから、多くの資産は「流動資産」としてほとんどものを扱いがちになる。
そうなると、いつ無くなるかわからないから、会社に在るうちに価値をできるだけ生んでもらおうという意識に向きすぎて、短期的思考になり、長期的にケアすることを怠ってしまう。


つまり、会社のいう「人は財産」という意味は、
「従業員は所属しているうちに使い倒す」という「搾取する」意味合いで、
消耗品だ、という本意になっていると思う。


9割の企業の中に、少なからず1割はこういうマインドの人がいる。


資本主義の闇。


最近、日本でのペットショップなどの動物を販売する人たちに対して、動物の数値規制に物申している人たちがいる。
動物を出産マシーンのように扱う人たちがいて、愛護団体に指摘されている。動物は、消耗品で、長期的な資産として大事に扱わない。


人間も同じ。人間が人間を粗末に扱っている。
自分達の利益のために、自分のもとに在るうちに搾取する。


今までは、使い倒すみたいに、やればやるだけ認められ、給与がもらえ、昇給できたのでしょう。

けれど、今はもう新しい時代だ。

「人は財産」なんて公然に申す人たちをすぐに信用してはならない。

表と裏は違うかもしれない。
私たちは、情報過多の世界で生きていて、ニュースなどの報道機関は視聴率ばかり気にして肝心なことを説明しないおかげで、表面の情報に踊らされてしまいがちになっている。

そして日本は、表面では100%本意を伝えない言語を持つ国だ。
言葉の持つ意味は多種多様。

ちゃんと見てみよう。搾取されていると思ったら、逃げてもいい。
自分の価値を上げていこう!

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