衝撃の実話🔪映画『冷たい熱帯魚』
こんばんは。きなこもちです。
世の中いろんな実話があり、どれも衝撃といえば衝撃なのですが、やはり日本で起こった事件を題材にしたものは海外のものより身近に感じる分、背筋が凍る思いです。
今日は埼玉県愛犬家連続殺人事件を題材にした『冷たい熱帯魚』を紹介します。
あらすじ
死別した妻の娘と年若い今の妻との間に挟まれながら社本は小さな熱帯魚ショップを経営していた。気の小さい社本は事なかれで過ごしてきていたが、家族の確執に向き合わない態度からついに娘がスーパーで万引きをしてしまう。窮地に陥った社本だったが、スーパーの店長と仲がよかった村田が間に入り、娘はなんとか助かった。しかも大型熱帯魚ショップを営む村田が社本の娘をバイトとして雇うという。社本は村田の人当たりの良さにひかれて、村田夫妻との交流がはじまる。
しかし、それが地獄への道だった。
恐ろしい実話
実際の事件は埼玉県の熊谷市にあったアフリカケンネルというペットショップの経営者2人がおこなった連続殺人事件が題材です。熱帯魚ショップは映画オリジナルの設定です。
ですが、「ボディを透明にする」というセリフは主犯2人のうちの1人が実際に言ったと、もう1人の共犯者だった人がのちの著作に書いていたことです。
こんなサイコパスがいて、本当に殺人事件を起こしてしまうことが恐ろしくて仕方ないです。
人間が一番怖い
本物のサイコパスというのが私はよくわかりません。たぶん殺人を犯す人のほうが少ないので、サイコパス自体は周りにたくさんいて私が気づいてないだけなんでしょう。でも、人当たりのよい人が出会ったその時点でサイコパスと気づくのは無理だと思うんですよね…。まぁまず村田夫妻は殺人鬼である前に詐欺師ですけどね。
社本がだんだんと殺人に慣れていってしまうのも怖いです。村田たちが怖すぎて刃向かえないのもわかりますが、自分の行為そのものに恐れがなくなっていくもの恐ろしい話です。
社本の娘と嫁は確か映画オリジナルですし、ラストの娘の高笑いは個人的にはちょっとやりすぎだと思ってますが、あまりにもひどい状態にさらされ続けると普通の人も狂ってしまうことを表してるのかもしれません。
おわりに
これが実話だということが本当に本当に恐ろしいです。しかし、最近は映画『ジョーカー』を真似したなんて人もいますし、昔から映画『コレクター』を模倣する人もいたわけなので、実話から作品、作品から事件へ、人はどうしても影響を受けるのでしょうね。