スタイリッシュハッカーアクション💻映画『ソードフィッシュ』
こんばんは。きなこもちです。
私は普段プログラマーの仕事をしておりまして、映画やドラマでキーボードに打ち込んでる様子や画面に書かれた文字を見るとだいたい何してるかわかります。なので、凄腕エンジニアって名前で出てくる人を見たときについつい「で、どれほどのことをしてるんですかね?」と見てしまう癖があるので、その手の映画やドラマを純粋に楽しめないようになってしまいました😅
今日はそんな私がプログラマーになる前に見て純粋にカッコいい!と思ったハッカーの出る映画『ソードフィッシュ』を紹介します。
あらすじ
かつてハッカーの帝王と呼ばれたスタンリー。過去の罪で服役した後、現在は釈放されたものの、その時のことが原因で離婚した妻に一人娘の親権を取られてしまい、勝てない裁判を何度も起こして経済的に困窮していた。
そんな彼のもとにジンジャーという謎めいた女性が現れる。彼女はなぜか自分の過去や娘のことを知っており「協力すれば大金が手に入り娘を取り戻せる」と甘い言葉を投げかける。いぶかしみつつも、娘をなんとか取り戻したい一心でジンジャーについていくとガブリエルという男を紹介される。そしてガブリエルはその場でスタンリーの頭に銃を突きつけながら暗号を解かせるのだった。
そのころ、かつてスタンリーを逮捕したロバートFBI捜査官は別件でハッカーを捜査中にスタンリーが行動を起こしていることに気づく。目的まではわからないが、きな臭さを感じスタンリーを追いかけ始める。
スタイリッシュハッカーアクション
めーーーっちゃカッコいいアクション映画です!登場人物がことごとくカッコいいし、アクションもカッコいいし、そして何よりヒュー・ジャックマンがハチャメチャにカッコいいです✨✨
主人公スタンリーをヒュー・ジャックマン、ジンジャーをハル・ベリー、ガブリエルをジョン・トラボルタ、ロバートをドン・チードルが演じてます。どの人もすごい大物ですが、当時のヒュー・ジャックマンは前年度にX-メンのウルヴァリンでブレイクしたばかりなので、まだルーキー扱いでした。
スタンリーが娘のホリーのために必死になるけどうまくいかなくて泣いちゃうシーン…。マジでこの人が私のパパになってくんねーかな?と思ったのはいい思い出です。当時の友だちにもその話をして「よし!じゃあヴァン・ヘルシング見に行こうな!」と約束して見に行ったのもいい思い出です。
ツッコミどころの多いウイルス作成シーン
もうこれは職業柄素直に見られなくなってるんですが、…まぁヒュー・ジャックマンがカッコいいからいっか!見てね!…じゃなくて、やっぱりウイルス作成シーンはいやそりゃないぜって感じのシーンですw『ドラゴン・タトゥーの女』でも「ん?」と思うところがありますが、あっちの方がまだありそうなハッカー像です。
この映画が上映された年は2001年でGoogleやAmazonはもうありましたけどYahooの方が有名でしたし、TwitterもFacebookもなくて、iPodは上映年の冬に発売でした。MicrosoftとAppleがWindowsとMacで戦ってるのは上映時の約10年前でしたから、ハッカーというものがいまいちわかってなかったんだと思います。
それでもヒュー・ジャックマンがとにかくカッコいいので見る価値はあります。ただしヒュー・ジャックマンがカッコいい!と思うだけで、これでハッカーになりたい!と思う人は…いるのかな?いる…かもしれないですが、これでハッカー目指すと実際とのギャップに苦しみそうです💦
ストーリープロットはおもしろい
これはあんまり騙される系映画として名前はあがらないですけど、割と騙される映画だと思います。ストーリー内でも思いこみ=ミスディレクションという言葉が頻繁に用いられているので騙す気満々なんですが、最後まで本当にミスディレクションでいくのできれいな騙し方で、おもしろいです。シンプルに思い込みを上手に使っているので、騙されていても気持ちがいいところが不思議です。
おわりに
ハッカーというものが特別視された映画ですが、実際にはハッカーにもいろいろですし、実は人海戦術のほうが検知が難しかったりするので、この映画みたいに職人芸でどうにかするみたいなことは少ないです。それでも、その映画含めパソコンを使える人の仕事がカッコよく映っていた時代の映画なのでなんか主人公もカッコよくなっちゃって、でもいっか!映画だし!と思える人なら楽しめると思います。
興味ありましたらぜひ!