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ホールケーキは自分で切り分けたいのです
ども。とつぜんですけど、下の式見てくださいな。
12=6+2+3+1
6+2+3+1=12
印象ちがうかな?どうだろう?
実は、この計算の違いにものすごい差があるらしくって。式としてはもちろん全く同じだけど、その解釈の仕方が目から鱗落ちたんで、シェアしますね。シュタイナー教育の本読んでると、こんなことが書いてありました。
自分はもうすでにたくさんの恵みをもらって生きている。だから、自分以外のひとや世界とたくさんのものを分かち合いたいという心のあり方と、自分は何ももっていないから誰かからもらってどんどん増やしていかなければならないという心のあり方は、子どもの無意識の心のあり方に影響します。
うぅ・・思わず唸っちゃいます。そこまで見越してるのがすごいなと。たし算の問題ひとつとって、ここまで見越してるって感動します。シュタイナー学校の授業では、算数に限らずすべての教科で「全体から個へ」という考え方が浸透しているそうです。
30代になっても、まだまだ自分にはあれが足りないこれが足りないと思う自分からみて、こういう教育観がどんどん広がってほしいなと思います。
そもそも全体が「ある」ことがわかっていると、そのなかで最大限分かち合おうとして、現実的な行動に繋がるというか。全体が捉えられないままの状態って、不安なんですよね。
ホールケーキが1つあって、そこに6人いたら6等分しますけど、もし食べられない人がいたら5等分するし、お腹がいっぱいの人は少なめにするとか、余ったら冷蔵庫にいれて明日食べるとか・・色々起こるわけです。それはホールケーキ1つの「分かち合い方」として、とても現実的だと思うんです。
全体がわからない、いろんな大きさに切り分けられたケーキだけあったとしても戸惑うというか。「分かち合い方」がわからないよなーって。そもそも自分の現実に合ってなかったりするから、やっぱりケーキ切り分けるのは状況に応じて自分でさせてや~ってなる。
話がなんだか抽象的かもしれませんけど、今の時代にすごく大切なことなんじゃないかという気がします。
ルドルフシュタイナーって1861年から1925年 に生きてた人ですよ。なんでそんなに前から言われてることなのに「全体から個へ」の感覚が浸透していないんだろう・・。身体に染みついててもいい感覚だと思いますがね。不思議でなりません。
ということで、今日はこのへんで。ここまでのお相手はきなこでした。またー。
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