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Photo by
kyokokomatsu
つい何も言わない癖がある
クラスの教室に入れない子が、出入り口で上履きを脱いであがる別室にそのまま飛び込んできた。
「あー」とわたしが眉間にしわを寄せて、履いている上履きを指さすと「だって先生、ゾ、ゾンビがきたら、靴脱いであがってる暇ないでしょう?」と言われた。
話を聞くと、廊下に出たら生徒たちがいて飛んで帰ってきたとのこと。どうやらこの子にとっては、他の生徒はゾンビらしい。そりゃ怖いよね。
前からゾンビが来たら誰だって逃げる。
まぁ確かに靴脱いでる暇はない。
「あぁまあねー」とそれ以上何も言わなかった。
なーんかでも、モヤモヤがのこってしまった。
モヤモヤしてるときは、メッセージが隠されているから向き合うようにしている。
何にモヤモヤしてるんだろう?
本当はどうしたかった?と自分にインタビューしていく。すると、必ず見えてくることがある。
・・・
ほんの些細な上履きを脱ぐというルールだが、わたしは守りたい。
「ゾンビから逃げること」と「ルールを守りたい」こと。緊急性があるのは、もちろん前者。じゃあ、後者は我慢するしかないのかな?
ううん、その場で「気持ちはわかったけど、気を付けてほしかったなー」とちょっとでもこちらの思いを伝えられれば良かったかな。そーゆー状況になったときにパッと言えるように日々訓練だなー。
人を受け入れることと、自分は我慢することはちょっと違う。
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