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「桜なんて咲かなければいいのに」 なんて言わないよ絶対

桜が咲くと気持ちが焦るのです。

見ておきたい桜がある、一緒に見たい人がいる、咲き始めから散り終わりまでちゃんと見届けたい。そんな強迫観念にも近い気持ち。でも、その全てを叶えることはできない。そのもどかしさ。

桜の季節はいつも「やり残した気持ち」を置いて過ぎてゆきます。

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今週は用事があって山口にきています。

昨日の朝の嵐で桜が一気に散りました。
桜は3割くらい散った頃がいちばんきれいです。

とくに嵐のあとはきれいです。

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桜は声を発します。

自分に必要な桜、自分を必要としている桜は、桜が呼ぶのです(呼ばれた経験がある人、きっといますよね)。その声が聞こえたら、歩いていても、車で走っていても引き返すようにしています。

「桜の呼ぶ声には応えるべきだ」
これまでの人生で学んだ大切なことのひとつです。

昨日も桜の声がして、運命的な桜と出会うことができました。
3割くらいの花が散った、今年いちばんきれいな姿をしていました。

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金曜日には茨城の桜はまだほとんど咲いていませんでした。でも、週末には咲いたらしいので、今週中に散ってしまうでしょう。今年は茨城の桜の満開を見ることができそうにありません。

「見られなかったこと」それも桜との思い出。

そう思えるようになれたら。


「科学」と「写真」を中心にいろんなことを考えています。