カフェや喫茶店が舞台となる小説は、読書をしながら癒しや冒険を楽しむのにぴったりのジャンルです今回は、そんな心温まる作品から15冊を厳選してご紹介します。
異文化を感じる旅の気分、懐かしい喫茶店の雰囲気、心を癒す一杯のコーヒーなど、魅力的な本がいっぱい!次に読む本を見つけてみてくださいね♪
ときどき旅に出るカフェは、カフェ・ルーズという自由な雰囲気の喫茶店が舞台。店内では、海外の珍しいレシピが楽しめ、訪れる人々の人生が交差します。
読者は旅の気分を味わいながら、コージーミステリーを楽しめますよ。『それでも旅に出るカフェ』が続編です。
時間を巻き戻せる喫茶店「フニクリフニクラ」が舞台。もともと戯曲だったものを小説化しています。2017年(第14回)本屋大賞で第10位になりました。2019年には有村架純さん主演で映画化されています。
涙を誘う感動的なストーリーが詰まった1冊です。現在、シリーズで4巻まで刊行されています。
創業50年の純喫茶パオーンでは、おじいちゃんの特製ミルクセーキやおばあちゃんのナポリタンが大人気。ほっこりした日常、ちょっとした事件を通して、主人公の成長を見守れます。
モデルになったといわれている小田原の喫茶店にも行ってみたい気持ちになりますよ。
おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」では、癒やしの空間が広がります。忙しい毎日の暮らしに疲れたら、ちょっとひといき、自分で自分を労わってあげるのもいいものですよ。
深夜営業の夜食カフェ「マカン・マラン」でいただけるのは体に優しい美味しい料理。こんなカフェが身近にあったら…と思わずにはいられません。
マカン・マランシリーズは全4巻で、こちらは第1巻です。
2012年にラジオドラマ化、2014年には『ふしぎな岬の物語』というタイトルにて、吉永小百合さん主演で映画化されました。千葉県鋸南町の明鐘岬に実在する喫茶店をモチーフに執筆された作品です。
『京都寺町三条のホームズ』の作者として有名な望月麻衣さんのカフェをテーマにした作品。満月の日にだけ営業する不思議な喫茶店。お話が少しずつつながっている連作短編集です。
2024年12月に、第6巻が発売されました。
第1回未来屋小説大賞入賞した本作。青山美智子さんのデビュー作です。『リカバリー・カバヒコ』でも有名な作家さん。2021年には風間杜夫さんと熊谷真実さんによる朗読劇化されました。2025年1月に舞台化の予定もあります。
マーブル・カフェで繰り広げられる小さな人間ドラマ。ココアの香りとともに、人と人の繋がりを大切に描いた1冊です。
営業は週1回という変わった喫茶店が舞台。日常の謎を解くミステリー要素がプラスされたカフェ空間を堪能できます。
朝ごはんをテーマにした連作短編集。「カフェどんぐり」に訪れるさまざまな人に朝ごはんを提供し、みんなを元気にしていきます。ほっこりしたい時におすすめの1冊です。
第1回京都本大賞受賞作の本作。8冊あるシリーズ累計250万部を超える大人気作です。2015年に漫画化、2023年に朗読劇が配信されました。
病院内のカフェに集う人々の人間模様を描いた作品。普通のカフェとはちょっと違う事情を抱えた人たちを支えるカフェの様子に心打たれます。
訪れる人々と店主との交流が心をほっとさせてくれる連作短編。それぞれの章で主人公が変わり、ゆるくつながっていきます。谷中のレトロな喫茶店の雰囲気が良くて、自分もふっと一息つけそうな気持ちになりますよ。
それぞれ主人公が異なる5編の連作短編集。辛いことがあっても、前を向いて日々を営んでいこうとする人々に心が温かくなります。
アスタウンディング新人賞を受賞した本作。トラヴィス・バルドリーさんのデビュー作です。引退した傭兵の店主が、カフェを開くというユニークなファンタジー。さらっと気軽に読みたい時におすすめの1冊です。
まとめ|カフェ・喫茶店が舞台のおすすめ小説15選|癒しとドキドキに満ちた世界へ
カフェや喫茶店を舞台にした小説は、その温かい雰囲気が読者の心を癒してくれます。
今回ご紹介した15冊には、異文化体験ができる作品や感動を誘う物語、ミステリー要素を含むものまで、さまざまな魅力が詰まっています。それぞれの作品に描かれたカフェの空間や人々の物語は、現実を忘れて一息つける時間を提供してくれるはずです。
ぜひ、お気に入りの一冊を見つけてみてくださいね。