古漬けと浅漬(一夜漬け)。
昨日は漬物の熟成発酵について書きました。
うちは沢庵を作っているのでそれを例にしましたが、長期熟成発酵させる漬物は一般的に「古漬け」と呼ばれています。熟成度合いによって野菜そのものの色合いも自然に変化します。
例えば、
だいこん:白色→黄色
(このたくあんも無着色)
高菜:緑色→黄緑色
になります。
古漬けのいいところは、野菜そのものの旨味がまして美味しい漬物となることです。
また、しっかり重石を効かせることで歯切れも良くなります。水分が少ないため、油炒めやチャーハンの具など食材としても使えます。
それに対して、皆さんご存知の浅漬と呼ばれる漬物があります。別名一夜漬けとも呼ばれ、その文字の通り、一晩でできる漬物です。
なので、できたての時は熟成発酵はあまり(ほぼ)していません。
古漬けが褐変するのに対して、浅漬けは野菜そのものの色合いを保ちます。
(それでも時間が経過すると徐々に褐変していきます。)
浅漬けの良いところは、誰でも簡単に少量から作ることができ、野菜そのものをサラダ感覚で食べられることです。
最近ではカラフルな野菜がたくさん出回っていますので、食卓に彩りを添えることができます。
それぞれ良さがありますので、お好みや用途に応じてお楽しみください。
では、また明日!