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学生35名がアプリ開発で社会課題解決に挑む!ハッカソン『ガバイソン2024夏』開催レポート
2024年9月上旬、佐賀を中心に活動するITコミュニティのガバイテックと、木村情報技術、カラビナテクノロジー、そして佐賀が誇るプロサッカーチーム「サガン鳥栖」を運営するサガン・ドリームスが協力して、ハッカソンイベント「ガバイソン2024夏」を開催しました。
その開催レポートをお届けします。
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1.「ガバイソン」開催の背景
デジタル人材の育成が急務とされる中、学生たちが革新的なアイデアを育む場として、佐賀で行うハッカソンイベント「ガバイソン」を継続して開催しています。
今回で5回目となる「ガバイソン2024夏」には、株式会社サガン・ドリームスが初参加。サガン・ドリームスは開発テーマの設定と、審査員を務めました。
イベントには佐賀県内外の大学生や高専生など35名が参加。7つのチームに分かれ、テーマに基づいたアプリケーション開発に1泊2日の合宿形式で取り組みました。
2.Jリーグとの連携、そして社会課題解決へ
今回の「ガバイソン」は、初めての「Jリーグシャレン!アウォーズ(※1)」への応募を見越した取り組みでした。学生にアイデアを育む場を提供するだけでなく、Jリーグとも連動して社会貢献や地域貢献を目指し、学生・企業・Jリーグが連携する珍しい取り組みとなりました。
今回のガバイソンでは、サガン・ドリームスが提示した開発テーマ「試合後の佐賀の滞留時間を長くしたい」を基に、各チームがアプリ開発を進めました。
「サガン鳥栖」のスタジアムは博多まで電車で約30分とアクセスが良好で、空港へも移動しやすい立地です。そのため、試合観戦後にすぐ帰路に就く人や、隣接する福岡に移動する人が多い傾向にあります。
佐賀には、ブランド牛やイカの活き作りなどのグルメや温泉といった、様々な魅力があるのにもったいない!
この課題に対して、どうすれば来場者がもっと佐賀に滞在して、佐賀の魅力を楽しんでもらえるのか?学生たちのアイデアに期待が集まりました。
(※1) Jリーグが主催する表彰制度です。「シャレン!」は「社会連携」の略で、Jリーグに所属するクラブが行う社会貢献活動や地域貢献活動を評価し、優れた取り組みを行ったクラブを表彰するものです。
3.緊張の発表!そして審査結果発表
ハッカソン当日だけでなく、事前に各チームで相談し、ある程度の開発が進められていました。関連企業の担当者が審査員として並ぶ中、各チームが登壇し、開発したアプリの詳細についてプレゼンテーションを行いました。どのチームも柔軟なアイデアから魅力的なアプリを開発しました。
【最優秀賞】佐賀大チーム5「推しメンビンゴ」
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最優秀賞に選ばれたのは、佐賀大学のグループが作成した「推しメンビンゴ」!
このアプリは、スタジアムに訪れたサポーターが推しの選手を登録し、サポーター同士で相手のQRコードを読み込みビンゴを楽しむ仕組みです。ビンゴになると県内飲食店で使用できる割引クーポンが発行され、滞在時間の延長が期待できます。短期間でシステムがよく作りこまれていた点が評価されました。
続いて、その他のチームの受賞内容をご紹介します。
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【木村情報技術賞】佐賀大チーム1「がばうま」
マップ上で店舗を選択すると、店舗情報が表示されるアプリ。ChatGPTを活用し、グルメサイトのAPIを組み込むことで、高い精度の情報提供が可能な点が、Googleマップとの差別化ポイント。
☆評価ポイント☆
・技術的な工夫と試行錯誤が見られた
・調査した以上の工夫がなされていた
【カラビナテクノロジー賞】混合チーム「Jリーグ選手コレクションカード」
提携店舗での商品購入や駐車料金の支払いで、ポイントが獲得できるアプリ。通称「Jリーグガチャ」。貯めたポイントでガチャが引け、サガン鳥栖選手のカードがランダムで獲得できる。
☆評価ポイント☆
・ビジネス面をよく考えたシステム
・混合ながら素晴らしいチームワーク
【木村情報技術特別賞】TECHC「sagaナビ」
選手おすすめの飲食店やお土産、駐車場に関する情報を提供するアプリ。スタンプラリーが楽しめ、駐車場不足の解消も狙う。
☆評価ポイント☆
・テーマと開発成果物の親和性が高い
・アプリ画面や資料のクオリティが高い
【たなかきむら賞】佐賀大4チーム「佐賀観光誘致Webアプリ『SAGANもん』」
佐賀の観光地を訪れることでスタンプを集め、一定数のスタンプで割引が受けられるアプリ。
☆評価ポイント☆
・ログイン画面の設計をはじめ、完成度が高い
・セキュリティ対策も考えられていた
その他、惜しくも入賞を逃したものの素晴らしいアプリをご紹介します。
●佐賀大2チーム「ワイワイ会食アプリ『Cheers』」
遠征で佐賀に訪れたサポーター同士の打ち上げコミュニティ作りアプリ。
●佐賀大チーム3「鍵探しゲーム」
陣とり合戦形式のゲームアプリ。ゲームの報酬として、佐賀県内で使えるクーポンが発行される。
4.担当者メッセージ
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半年に一回のペースで開催している「ガバイソン」。毎回、学生たちの意欲の高さには驚かされます。今回は、学生・企業・Jリーグが連携する珍しい取り組みが実現できました。ハッカソンが初めてという学生からも、「大変だったけど、楽しかった!」「チーム開発の経験ができた」「短い期間で、アイデア出しから開発まで実行したので成長を実感できた」など、嬉しいコメントをいただけました。
また、作成したアプリについては、学生から「商品化に向けた動きをしたい」という相談も受け、若い力で地域や社会課題に貢献できると確信しました。また、こういった熱いメッセージをぶつけてくれることが大変嬉しかったです。
ハッカソンは都市部で開催されることが多いですが、木村情報技術の本社がある佐賀県でも、IT人材を目指す学生が知識や技術を活かし成長できる場として、これからもガバイソンを開催していきたいと考えています。
開催前には勉強会があり、ハッカソン当日は現役エンジニアのメンターがサポートしますので、初心者でも安心です。
次回は来春に開催予定ですので、IT業界に興味がある方はぜひ気軽にご参加ください!
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「ガバイソン」へのお問合せ先
ガバイテック運営(担当:木村情報技術 人事総務部 田中勝憲)
電話 0952-97-9491(平日10:00~17:00)
Mail recruit@k-idea.jp
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