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痛みによって気づかされる

最近、季節の変わり目のせいか体調を崩していました。
身体の節々の痛みや頭痛に悩まされましたが、その痛みによって気づかせてもらえたことがあります。

それはとてもシンプルなことですが、
痛みなく普段の生活や仕事ができるありがたさでした。

若い頃仕事人間だった自分は、仕事に夢中になって体調が悪いことも忘れ、一仕事終わり幾日かの連休になると、気が抜けたように体調を崩し、仕事が始まると元気になるような体質でした。
具合が悪いながら仕事している同僚や、頭痛持ちの家人からすると、いつも体調よくてうらやましいと言われるほどでした。

時が経ち、どこかしらに痛みを感じなから仕事や生活をするシーンも増えてきて、自分がいかに身体の痛み、具合の悪さ縁遠いくらしをしてきたかと振り返り、ありがたいことだと感じています。

もうひとつ痛みによって気づいたことがあります。

それは、痛みと自分を同一化しない大切さです。

耐えられないような痛みの時には、痛みだけに意識が向かい、自分が痛いのか痛いのが自分なのか分からないくらいになることがあります。
でも今回は耐えられないほどではなかったこともあり、自分の中に痛みがあり、痛みを感じている自分を見ている自分を意識することで、痛みをすこし冷静に感じることができました。痛みにすべてもっていかれそうな時にこそ、呼吸に集中してみることで痛みと自分が一体ではないと感じることができました。
これまで座禅やマインドフルネス瞑想を続けて、自己観察ができるようになったお陰でしょう。

今回は身体の痛みから気づきをもらった話でしたが、心の痛みや苦しみから気づくこともありそうです。
またの機会に痛みからの気づき=ギフトを考えてみたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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