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【基礎英文法】(5)wh疑問文⑧which
きむっちです。
wh疑問文について解説していきます。
今回で最後になります。
ここで、wh疑問文ってのは
以下のことを含む疑問文ですよ。
●「なぜ」
●「何」
●「誰」
●「誰の」
●「どこ」
●「いつ」
● 「どうやって」
●「どっち」
これらのことを疑問詞って呼びますよ。
今回は
この中の「どっち」にあたる
”which”を解説していきます。
その前に
疑問文のことが大事になるんですよ。
「疑問文って何?」って方は
先にこちらの記事から復習してくださいね。
whichの意味
whichは次のような
意味合いで使いますよ。
● 「どれ?」
● 「どちら」
● 「どちらの人」
● 「どの人」
つまり、
[選択(選ぶこと)]を
指しています。
この[選択]って言葉は
選択疑問文でもでてきましたよね。
選択疑問文を理解しておくことも
大事なんですよ。
「そもそも選択疑問文って何?」って方は
こちらの記事で振り返ってみてくださいね。
whichを使った疑問文
ここからは
whichを使った疑問文を
見ていきますね。
① whichを主語として使う
まずはwhichを主語にしたことを
考えてみましょう。
その場合には
次のような使い方をします。
まずはbe動詞の場合です。
Which is easier, English or Japanese ?
「英語と日本語のどっちが簡単ですか?」
*easier:より簡単な
一般動詞の場合には次のような
使い方になりますよ。
Which of the boy runs fastest ?
「どの少年が一番速く走りますか?」
*fastest:もっとも速く
このときに動詞は3人称単数の形で使いますよ。
② whichを目的語として使う
ここでは水族館に行ったときの場面で
例文を考えてみましょう。
まずは次のような例文から
考えましょう。
Do you like penguin or dolphin ?
「ペンギンが好きですか、それともイルカが好きですか?」
この疑問文でも選択することは伝わりますね。
しかし、
はっきり[選択する]って
ニュアンスを出すために、
文頭にwhichをつけて使うんですよ。
Which do you like better, penguin or dolphin ?
「ペンギンとイルカのどちらが好きですか?」
*better :より良く
”best”は
[選択]の意味合いを強めるために
使っていますよ。
ここで、
イントネーションとしては、
whichを使わない選択疑問文と同じで、
penguin は上げ調子で、
dolphin は下げ調子で読みますよ。
つまり、次のようなイントネーションになります。
Which do you like better, penguin⤴ or dolphin⤵ ?
また、水族館には
他にも生き物がいっぱいいますよね。
このようなことから、
whichを使うことで
選択の幅を広げられるんです。
例文にすると、
次のようになります。
Which of sea animal do you like best in this aquarium ?
「この水族館にいる海の動物で一番好きなものはなんですか?」
*best:もっとも良く
”best”は”better”と同じく、
[選択]の意味合いを強めるために
使っていますよ。
ーーーーーーーーーーーーーー
ここでいったんブレイクしますね。
イルカやペンギンは
意外と面白い特徴があるんですよ。
水族館での生活とは違う様子も
わかると思います。
イルカの記事はこちら
ペンギンの記事はこちら
ーーーーーーーーーーーーーー
ここから
英文法の話に戻していきますね。
whichと名詞を組み合わせて
次のような疑問文も作れます。
Which color do you like ?
「どの色が好きですか?」
この例文については、
次のところでもう少し詳しく説明しますね。
whichとwhatの違い
疑問詞whatのところでも
次のような英文を紹介しましたよね。
What color do you like ?
「そんなのあったっけ?」、
「whatってなんだっけ?」って
思い出せない方は
こちらの記事で振り返ってくださいね。
もう一度戻って、
whichとwhatの違いを
解説していきますね。
① which
whichの場合には
次のような英文になります。
Which color do you like ?
このときには
洋服店内にある洋服の色の中から
[選択する]ってことになりますよ。
なので、
〈青色(blue)〉の洋服が好きだとしても
〈青色〉がなかったら選ぶことはできません。
もちろん、
他の店舗で〈青色〉があったら、
他の店舗で選べばいいわけです。
② what
whatの場合には
次のような英文になります。
What color do you like ?
whatを使った場合には
[選択]の意味合いはありません。
なので、
イメージで伝えることだって
できます。
例えば、
こんな伝え方もできます。
● light color
「明るい色合い」
● a little dark color
「少し暗めの色合い」
もちろん、
そのまま〈青色〉と
伝えても大丈夫ですよ。
まとめ
ここまで書いてきたことを
まとめていきますね。
whichは次のような
意味合いで使いますよ。
● 「どれ?」
● 「どちら」
● 「どちらの人」
● 「どの人」
whichはこんなときに
使うのでした。
● 選択
whichを使った疑問文の作り方です。
まずはwhichを主語にする場合です。
このときに動詞は3人称単数の形で使いますよ。
次にwhichを目的語にするときの
使い方です。
まずは1つ目の例です。
2つ目の例はこちら
この場合は
whichと名詞がセットになりますよ。
次回のお知らせ
次回は
命令文について解説しますね。
英語で命令文にするときは
日本語と違う特徴があるんですよ。
できる限り丁寧に解説しますので、
それまでお待ちくださいね。
それでは次回まで
楽しみにしていてください(^▽^)/
See you again!
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