クスリ【注射剤】の英単語・雑学|注射のあれこれを紹介
きむっちです。
注射するときに空気を打つのはよくないと言われますが、真相はどうなのか知りたくないですか。
注射剤の英単語ではいろいろな表現があります。
どんな英単語があるのか、知りたくないですか。
注射の歴史は意外なものから始まりました。
どんな始まりなのか、知りたくないですか。
注射の痛みを紛らす方法を知りたくないですか。
この記事では
クスリの注射剤の英単語・雑学を紹介していきます。
この記事を読むことで
注射に関する雑学や英単語のことを
楽しく知ることができますよ。
注射の痛みを紛らす方法がわかり、
明日からの注射が少し楽になれるはずです。
注射剤とは
まず簡単に注射剤について説明しますね。
注射剤とは
注射針を使って皮内もしくは皮下の組織や血管内などに
直接投与する液状もしくは液状にしてから使う医薬品の製剤を指しています。
点滴も注射剤になるんですよ。
注射剤の種類
注射剤として次のようなものがあります。
● 水性注射剤
水を溶媒(ようばい)にしたもの
● 非水性注射剤
植物油などを溶媒にしたもの
● 懸濁性注射剤
溶媒に溶解しない成分(粉状)を使って使用する
● 固形注射剤
使うときに粉を溶解または懸濁させるもの
注射剤にもいろいろな種類があって
面白いもんです。
注射剤の歴史
【意外な歴史から始まった注射】
注射剤は1656年に始まったとされています。
当時は豚の膀胱(ぼうこう)にワインなどを入れ、ガチョウの羽軸を使って、犬に静脈注射したことが始まりとされています。
当時は動物の身体の一部を使って注射していたと思うと血の気がひきますね。
17世紀になるとヨーロッパでの戦争で輸血が行われることに。
しかし、この頃はまだ血液型というものがはっきりしていませんでした。
そのため、結果は悲惨なものとなって、輸血が禁止されたのです。
1830年頃フランスで今の注射器に近いものが作られました。
そして、1853年にスコットランドの医師ウッドが、ガラスの注射器に鉄鋼製の針を付けて皮下注射の臨床応用に成功しています。
【日本での注射の歴史】
この10年後の1865年にはオランダの医師が日本にガラス注射剤を持ち込んだと言われています。
海外から輸入されるまでわずか12年って言われるとすごく短く感じるところです。
今僕たちが服用している薬も、基本的には10年間かけて試行錯誤や安全性を考えて作られるって考えるとわずかな期間だと感じますね。
1900年には国産注射器が作られるようになりました。
現在のようなディスポ・プラスチック注射器(使い捨て用)は1955年発売。
そして、今のように注射が広がることに至っています。
注射剤の英単語
注射剤は
英語で”injection"です。
日本語ぽく表すと
「インジェクション」です。
ここで、
”injection"は
動詞”inject"の名詞形なんですね。
【injectの語源】
ここからは
”inject"の語源について解説します。
”inject"は
ラテン語の”in(中に)"と
"ject → iacere(投げる)"になります。
つまり、
”inject"は「中に投げる」という意味を指しています。
注射も、液体を血管の中などに投げるって捉えるとわかりやすくなりますよ。
【injectの使い方】
”inject"を使う英文では
前置詞として”into”もしくは”with"を使います。
例文としては
次のような使い方になります。
● inject ... into ~
The doctor injected antibiotics into him.
「医者は抗生物質を彼に注射した」
● inject ... with ~
He has to inject myself with insulin.
「彼はインスリンの注射をしなくちゃいけないんだ」
ここで、2つ目の例文で出てきている
”have to"は助動詞なんですよ。
”have to"のことを振り返りたい方は
こちらの記事を参考にいただけたら嬉しいです。
【injectionの英英の意味】
ネットの英英辞典では、
”injection”は次のように表されています。
an act of putting a drug into someone’s body using a special needle
「クスリを特別な針で誰かに投入するときの行動」
引用元:injection(ロングマン英英辞典)
【注射剤の他の英単語】
注射剤を表す英語として
”injection"以外を紹介します。
● inoculate
(イノキュレイト)
● vaccinate
(ヴァクシネイト)
日本語では
「予防接種をする」という意味です。
インフルエンザの予防接種を浮かべてみるとわかりやすくなります。
ワクチンなどを打って「病気を防ぐ」というときに使う英単語です。
注射の雑学
ここからは
注射の雑学について紹介していきますね。
【空気を注射すると死んでしまうの?】
よく「空気を注射すると死ぬの?」ということを聞いたことがありませんか。
空気を注射するとどうなるのか。
結論としては死んでしまいます。
ここで、誤解が生じないところで補足しますね。
1度に空気20ml以上を注射してしまうと症状が出ると言われています。
そして、空気として100ml以上を超えるとショック症状を起こしてしまう可能性があります。
実際には点滴の液などにもわずかな空気が含まれていますが、点滴にはほとんど空気は溶けないので問題なしです。
参考元:こちら
【注射が苦手なときの対処法】
注射が苦手な方いませんか。
実は、僕もめちゃ苦手です(汗)
注射で痛みを感じるときに
何か対処法があれば知りたいですよね。
次のような対処をすることで
注射の痛みを少し抑えることができるみたいです。
● 深呼吸をして筋肉を緩める
● 別の部位をつねる
● 看護師さんと雑談を続ける
リラックスすることと気張らないことが大事なんだなぁ。
参考元:こちら
最後に
豚の膀胱(ぼうこう)から始まったと言われる注射。
今でも豚の膀胱を使って注射を続けていたとしたらどうなっていたのだろうと不安になってしまいますよね。
点滴では注射針が曲がっても大丈夫なように設計されているから、大昔と比べたらかなり安全性が高まっていると思うところです。
安全性が高まっているんだから、
注射を打つ看護師さんと雑談して心を落ち着かせると案外楽になるのかもしれません。
僕はそれでも、注射では苦手意識が働きます(汗)
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