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【基礎英文法】(15)助動詞(番外編)| have to(mustとの違いを解説)

きむっちです。

英文法について解説しています。

前回、助動詞mustについて解説しました。

助動詞mustを忘れてしまったって方は
こちらの記事を参考にしてくださいね。

この記事の中で
助動詞”must”の意味合いに似ている
”have to”について解説していきます。

have to は正式には助動詞ではないので、
番外編として解説しますね。

have toの使い方

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have to~は
助動詞ではなく熟語なんですね。

意味としては
「~しなければいけない」となります。

使い方としては
次の例文のようになります。

I have to go to school.
「学校に行かなければならない」

【have toの発音】

このhave to~の発音は
「ハブトゥー」じゃないんですよ。

”have to ~”の発音を日本語ぽく表すと
ハフタ」もしくは「ハフトゥー」になります。

これは
"have"と”to”で音が変化してしまうことに
あるんですね。

ネットの英和辞典にも
このように発音するって載ってるんですよ。

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主語が3人称単数のときのhave to

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”have to”は助動詞ではないから
主語が3人称単数のときには”has to~”になります。

He has to go to school.
「彼は学校に行かなければならない」

【has toの発音】

この”has to~”の場合も
発音が変化します。

日本語ぽく表すと
ハストゥー」になります。

ネットの英英辞典には
発音記号が載ってなさそうです。

このような発音になるのは
have to~と同じ理屈ですよ。

過去形でのhave to

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過去形でもhave to~を
使うことができます。

過去形のときには
had to~”を使うことになります。

had to~を使った例文だと
次のようになります。

I had to go to school today.
「今日は学校に行かないといけなかった」

【has toの発音】

この”had to~”の場合も
発音が変化します。

日本語ぽく表すと
ハットゥー」になります。

このような発音になるのは
have to~と同じ理屈ですよ。

have toの疑問文の作り方

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ここまで
"have to"は助動詞ではないって
解説してきましたよね。

なので、
疑問文の作り方は
一般動詞と同じなんですよ。

主語が3人称単数以外のときには
つぎのようになります。

Do you have to go to school today ?
「今日学校に行かないといけないんですか?」

主語が3人称単数のときには
つぎのようになります。

Does he have to go to school today ?
「彼は今日学校に行かないといけないんですか?」

過去形のときにも
同じようになるんですよ。

Did he have to go to school today ?
「彼は今日学校に行かないといけなかったんですか?」

ここで、
現在形での
一般動詞の疑問文の作り方を振り返りたいって方は
こちらの記事をご覧ください。

過去形での
一般動詞の疑問文の作り方を振り返りたいって方は
こちらの記事をご覧くださいね。

have toと助動詞mustとの違い

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ここからは
have toと助動詞”must”の違いを
解説していきますね。

① 助動詞mustには過去形がない

まず、助動詞mustは
過去形がありません。

mustは
現在形(現在時制)で
使われることになります。

一方のhave to ~は
先ほど解説したように
"had to~"の形で過去形にできるんですね。

なので、
「~しなければならなかった」と言いたいときには
”had to~”になります。

I had to go to school today.
「今日学校に行かなければならなかった」

過去のことなので、
現在の義務感としては弱くなるんですね。

② have to と must では少し意味合いが変わる

まず、
have to ~だと
誰かからの拘束に伴う義務感になります。

I have to finish my homework by tomorrow.
「明日までに宿題を終わらせないといけない」

一方で、
助動詞mustだと
話し手の命令・意思などが含まれることになります。

You must submit your homework tomorrow.
「明日までに宿題を提出しないといけませんよ」

【手順書や規則だとmustが使われる】

ここで、助動詞mustの方が命令の意味合いが強いことから
手順書や規則などに含まれることもあるんですよ。

次のようなときに
使われることが多いですね。

All members must wear protective cloth in this area.
「このエリアでは、全員が補語服を着ないといけません」

③ 否定形の意味合いが変わる

have to~とmustでは
否定形の意味合いが変わります。

have toだと
「~しなくてもよい」って
意味になります。

下の例文だと、
普段はスーツが必要そうな場面でも、
スーツを着てきてもよいってことを
提案していることになります。

You don't have to wear a suit on next Monday.
「来週月曜日はスーツを着なくてもよいです」

一方で、
mustの場合には
「~してはいけない」と
禁止の意味合いで使うことになります。

You must not enter this room.
「この部屋に入ってはいけません」

まとめ

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ここまで

have toでは
「~してはならない」という
意味合いになることを解説してきました。

I have to go to school.
「学校に行かなければならない」

have toは助動詞ではないんですね。

なので、
現在形で3人称単数のときにはhas to~
過去形だとhad to~の形で
使うことになりますよ。

また、
have to を否定形で使うと
~しなくてもよい」という意味で
使われるようになるんでしたね。

You don't have to wear a suit on next Monday.
「来週月曜日はスーツを着なくてもよいです」

次回のお知らせ


次回は
動名詞について解説していきます。

進行形(現在進行形、過去進行形)と
少しややこしくなることもあるから、
進行形のところも振り返っておいてくださいね。

できる限り丁寧に解説していきますので、
次回まで楽しみにしていてください(^▽^)/

See you again!

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きむっち|継続で電子書籍3冊を出版した人
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