【基礎英文法】(6)代名詞
きむっちです。
今回は代名詞のことを
解説していきます。
今回は
英文法特有の言葉が
多く出てきますが、
言葉は覚えなくても大丈夫ですよ。
ただ、
英語の中での役割は
理解していくことが大事です。
それでは始めていきますね。
代名詞とは
代名詞というのは
「私」、「あなた」のように
人が特定されないものになります。
「彼」、「彼女」、「それ」も
そうですよね。
その他に「あれ」、「これ」も
代名詞にあたります。
実はここまでの英文法の中でも
いっぱい代名詞が出てきてるんですよ。
【① 主格】
【主格】というのは
主語のことです。
日本語でも主語と動詞があって
文章ができますよね。
英語でも同じなんですよ。
代名詞の主語のことは
be動詞のところでも説明していますよ。
「be動詞のことをもう忘れた」って方は
こちらの記事で思い出していただければと
思います。
主語(主格)とbe動詞の対応を
まとめた内容がこちらです。
ここで、
太郎(Taro)などの固有名詞は
そのまま使うことになります。
同じ会話の中で
2回目以降にTaroのことを伝えるときには
Taro を”he”で置き換えて使うことも
できるんですよ。
代用できるから、代名詞なんですね。
「これは」、「あれは」って表現は
this、thatになりますよ。
複数形のときには
these、thoseになります。
【② 所有格】
所有格でわかりやすいものとして、
”my” nameがあります。
この”my”が
"I(私は)"の所有格なんですね。
「私の名前」ってことで
「私の」を意味します。
この場合には
私が名前(name)を所有しているってことです。
そういうニュアンスから
【所有格】と名付けられています。
youの場合も同じように
所有格があります。
youの場合には
所有格が”your”となります。
「あなたの名前」だと
”your name” ってなります。
”you”が複数人のときも
同じ所有格を使うんですよ。
また、
他の主語(主格)に対しても
同じように所有格がありますよ。
he → his
she → her
it → its
we → our
they → their
ここで、
「itsや複数形のtheirは
何かを所有することあるの?」って
疑問に感じたかもしれませんね。
itsを使った場合だと
製品の名前や特徴を伝えるときに
使えます。
例文で見ていきましょう。
一般動詞を使った例もあげてますよ。
its name is Poke.
「その名前はPokeです」
I like their design.
「それらのデザインが好きです」
「そもそも一般動詞ってなんだっけ?」
という方はこちらの記事で
復習してみてくださいね。
ここで、
太郎(Taro)などの固有名詞は
”Taro's”の形にして所有格で使います。
固有名詞が複数の場合には
”Taro and Hanako's”の形で
所有格として使えるんですよ。
使い方としては
次のようになります。
● Taro's pen
「太郎のペン」
● Taro and Hanako's tool
「太郎と花子の道具」
複数の場合には
こんな使い方をすることもあります。
a boys' school
「男子校」(男子たちの学校)
さっき出てきた
this, that, these, thoseは
そのままの形で所有格として使えます。
使い方としては
次のようになります。
● this pen
● these pencils
【③ 目的格】
【目的格】というのは
目的語のことですね。
目的語になるときには
主語の形が変わることがあるんですよ。
例えば、
太郎のことが話題になっていたと
しましょう。
そんなときに
太郎が好きなら
太郎の代わりに代名詞を使うことが
できるんですね。
英文だと次のようになります。
一般動詞を使った例ですね。
I like him.
「私は彼(太郎)を好きです」
この”him”が
”he(彼が)”の目的格になります。
ここでは「彼を」って意味になります。
他の使い方でも見てみましょう。
My mother gives me strawberry.
「母は私にストロベリーを与える」
(意訳:私は母からストロベリーをもらう)
この”me”が”I”の目的格になります。
ここでは「彼を」って意味になります。
ここまでをまとめると、
目的格では
「~を」、「~に」の意味で
使うことになるですね。
youの場合も同じように
目的格があります。
youの場合には
目的格が”you”となります。
I live you. からもわかりやすいですね。
youの場合は
単数・複数とも同じですよ。
また、
他の主語(主格)に対しても
同じように目的格がありますよ。
she → her
it → it
we → us
they → their
ここで、
太郎(Taro)などの固有名詞は
”Taro”の形のままで目的格で使います。
固有名詞が複数の場合にも同じように
”Taro and Hanako”のままで目的格で使います。
さっき出てきた
this, that, these, thoseは
そのままの形で目的格として使います。
使い方としては
次のようになります。
● I like this.
● He likes those.
ここでいったんブレイクしますね。
さっきの例文で出てきたイチゴは
果物として美味しいですよね。
そんなイチゴについて
雑学を盛り込みながら記事にしています。
ブレイクってことで
イチゴの記事も読んでいただければ嬉しいです。
【④ 所有代名詞】
ちょっと言葉がややこしいから、
日本語で考えてみましょう。
「これ誰のペン?」
→「私のペンです」
このような場面の中で、
「私のペンです」っていうことは
あまりないのではないでしょうか。
ふつうは「私のペン」って言うのが面倒だから
「私のもの」や「私の」って伝えますよね。
この「私のもの」ってのが
所有代名詞にあたることになるんですよ。
英語にすると、次のようになります。
It's mine.
「それは私のものです」
ここでは、”mine”が
”I(私が)”の所有格になっています。
【所有代名詞の特徴】
所有代名詞の場合には
主語として使うこともできます。
例文で見ていきましょう。
Mine is this.
「わたしのはこれです」
ただし、
所有代名詞を主語として使うことは
あまりありません。
なので、目的語として使う方が
自然と伝わりやすいですね。
【注意点】
ここで注意点があります。
it(それ)もしくは
they(それら)の場合には
所有代名詞がありません。
[もの]に対して
「それらのもの」ってことに
なることはないですよね。
さっき出てきた
this, that, these, thoseでも同じで、
所有代名詞として使うことはできません。
もちろん、
[人]の場合にはあてはまります。
[人]の場合には
次のような所有代名詞になります。
you → yours
he → his
she → hers
we → our
they → theirs*
*「彼ら」、「彼女ら」の場合だけ
ここで、
太郎(Taro)などの固有名詞は
”Taro's”の形にして所有代名詞で使います。
固有名詞が複数の場合には
”Taro and Hanako's”の形で
所有代名詞として使えるんですよ。
使い方としては
次のようになります。
● It's Taro's.
「太郎のものです」
● It's Taro and Hanako's.
「太郎と花子のものです」
複数の場合には
こんな使い方をすることもあります。
these boys'
「あの男子たちのもの」
まとめ
ここまで出てきた
代名詞についてまとめていきますね。
まずは単数のときです。
複数のときです。
「それら」のときには
所有代名詞があてはまらないんですよ。
this, that, these, thoseについても
まとめてみました。
変形することはないんですが、
いろんな英文で使われますよ。
次回のお知らせ
次回はwh疑問文の中の「誰の」
を説明していきます。
ここで”wh”とは以下の内容含むですよ。
●「なぜ」
●「何」
●「誰」
●「誰の」
●「どこ」
●「いつ」
● 「どうやって」
●「どっち」
今回の記事の中で解説した
代名詞のことも出てきますよ。
できる限り丁寧に解説していくので、
次回のアップを楽しみに
お待ちくださいね。
See you again!
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