【基礎英文法】(17)不定詞②|形容詞的用法
きむっちです。
英文法について解説しています。
不定詞というのは
to + 動詞の原形 の形になります。
toを使うことから
to不定詞と言われることもあります。
第2回目は
形容詞的用法について説明していきます。
前回の名詞的用法を振り返りたいって方は
こちらの記事をご覧くださいね。
不定詞の名詞的用法の意味
不定詞の形容詞的用法では
「~するための・・・」もしくは
「~するべき・・・」って意味で使います。
形としては
名詞 + to do になりますよ。
形容詞だから、
名詞を修飾する使い方になります。
使い方として
次のようになります。
まずは
「~するための・・・」で
使った場合の例です。
a method to learn English quickly
「英語をは速く習得するための方法」
「~するべき・・・」で
使った場合の例はこちらです。
● a book to read「読むべき本」
● a letter to show you「あなたに見せるべき手紙」
-thingを含む名詞のときには注意!
ここで、-thingを含む名詞のときには
注意が必要になります。
「-thingを含む名詞」というのは
次のようなものになります。
● something
● anything
● nothing
① somethingを使った場合
somethingを使う場合、
先ほどまでと同じような使い方もできます。
I want something to drink.
「何か飲むもの(飲むための何か)がほしい」
しかし、
「何か温かい飲み物」と使いたいときには
少し語順に注意が必要になります。
このようなときには
次の語順になります。
something 形容詞 to do
英語を使った語句で表すと
次のようになります。
● something hot to drink
「何か温かい飲み物」
● something interest to read
「何か興味深い読みもの」
この表現を使った例文だと
次のようになります。
I want something hot to drink.
「何か温かい飲み物がほしいです」
I will buy something interesting to read next week.
「来週に何か興味深い読み物を買う予定です」
ここで出てきた
助動詞willについて振り返りたいって方は
こちらの記事をご覧くださいね。
② anythingを使った場合
anythingは
否定形・疑問文で使うことになります。
否定形で使う場合は
次のようになります。
I don't have anything to drink.
「私は飲み物(飲むための何か)を持っていません」
疑問文で使う場合だと
こちらのようになります。
Do you have anything to eat ?
「何か食べ物(食べるための何か)がありますか?」
③ nothingを使った場合
nothingの場合、
nothing自体が否定の意味を持っているんですね。
命令文で解説した
neverと同じように、
否定の意味を含みます。
なので、
nothingを使った場合には
次のようになります。
I have nothing to read today.
「今日は読むもの(読むための何か)を持っていません」
命令文のことを振り返りたいって方は
こちらの記事をご覧くださいね。
形容詞的用法では人の場合も使える
ここまではモノ(物)や手段の名詞を
多く取り上げてきました。
形容詞的用法では
人の場合も使うことができるんですよ。
さっき解説した
-thingと同じように
人の場合には次の単語で表します。
● someone
● anyone
● no one/nobody
① someone
someoneを使った場合には
次のような例文になります。
He is looking for someone to play with.
「彼は一緒に遊ぶ誰かを探している」
② anyone
anyoneはanytingと同じように
否定文もしくは疑問文で使います。
例文だと
次のようになりますよ。
He wasn't able to look for anyone to play with.
「彼は一緒に遊ぶ誰かを探すことができませんでした」
③ no one
no oneの場合、
この言葉自体に否定の意味が
含まれていることになります。
なので、
次のような使い方になりますよ。
発展編:形容詞的用法のややこしい使い方
ここからは発展編として
形容詞的用法でのややこしい使い方について
解説していきますね。
まず、
この英文だと間違いになります。
I want something to write.
この場合、
書くために必要なものをちゃんと
説明しないといけないんですね。
英文にすると
この意味がわかりやすくなりますよ。
I wrote it with a pencil.
「私はそれを鉛筆で書いた」
I write it on paper.
「私はそれを紙の上に書いた」
つまり、
この形容詞的用法の場合には
”write”ではうまく伝えられません。
筆記用具(ペン、鉛筆)などの場合は
”write with”、
紙やノートなどの
書きたい土台のことを伝えたい場合は
”write on”で伝えることになります。
まとめ
今回は
to不定詞の形容詞的用法について
解説しました。
形容詞的用法では
次の意味で使われるんでしたよね。
● 「~するための・・・」
● 「~するべき・・・」
名詞を説明するための不定詞ってことで
形容詞的用法になるんですね。
ここまで解説してきた内容を
深めていただければ嬉しいです。
次回のお知らせ
次回は
不定詞の第3回目として
副詞的用法について解説していきます。
副詞的用法で
不定詞の文法事項は最後になります。
できる限り丁寧に解説していきますので、
次回まで楽しみにしていてください(^▽^)/
See you again!
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